40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

3シリーズにもブレーキホールド機能があればいいのに。ACCが代わりになりますが・・・。

3シリーズは非常にいいクルマですが、ブレーキのホールド機能がありません。ブレーキのホールド機能というのは、ブレーキペダルを踏まなくてもずっと自動的にブレーキを踏んでいてくれる機能ですが、これが大変便利なんですよね。

坂道でのブレーキホールドはあります。

3シリーズでは、上り坂で停止してブレーキを離しても2秒間はブレーキをホールドする機能があります。

MTであればかなり便利な機能なのですが、ATだとわざわざつける必要があったのかどうか微妙です。いらないっていっているわけではないですよ。あればあったでいいんですけれど、必須ではないかもと思っています。ATであれば、ブレーキから素早くアクセルに踏み替えて発進できますからね。

もしこの機能を体感したい方は、ちょっと急な上り坂で一旦停止してみてください。その後ブレーキを離してアクセルを踏まないでいると・・・2秒後にズルズルと後ろに下がり出します。

まあ、普段はあまり意識することはないですが、私なんかはキャンプ道具を満載して新潟の無印良品津南キャンプ場に山を越えて行ったりするので、実は結構助けられているのかも知れません。

BMWで行くキャンプ 〜 津南から東京へ

私が欲しい機能というのはそれではなく。

赤信号などで停止している時にブレーキペダルを踏み続けていなくても停止し続ける機能です。

これ、メルセデスCクラスについているのは知っていまして、試乗した時に試してみました。

メルセデス・ベンツCクラス、試乗して来ちゃいました。そしてタイヤ調査にも進展が。

この記事では書いていないですが、実際に赤信号で先頭で停止した時に、同行してくださっていたセールスの方に聞いてみました。すると、

「ブレーキペダルをぐーっと強く踏んでください。あ、まだまだです。踏み込めなくなるまで・・・あ、それで今ブレーキをホールドしています。足を離してみても大丈夫ですよ。」

といった感じで試してみました。かなりブレーキペダルを踏み込まなければいけないんですね。でも、ちゃんと停止し続けてくれる安心感があります。

これ、便利ですねー。私は都内の一般道を這いずり回る機会も多いのですが、そうすると信号によく引っかかります。何度も何度も引っかかると、流石に右足が疲れてきてしまうんですよね。ですので、かねがねメルセデスのブレーキホールドは羨ましいと思っていました。

一応、代替手段はあります!

私の320dツーリングにはACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)がついています。

以前もかなり詳し目にご紹介しましたが、先頭ではない時に限りますが、ACCがブレーキホールドの代替手段になります。

BMWのACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)の便利な使い方

どういうことかというと、まずはブレーキペダルを踏んで、前走車に続いて完全に停止してからACCをスイッチオン!すると、さすが前車追従型クルーズコントロール、ちゃんと前車に続いて0km/hで追従します。つまり、ブレーキペダルを踏まなくとも停止し続けます。

ただこの方法、一見ブレーキホールドと同様の効果がありますが微妙に違いますよね。なぜかというと、メルセデスのブレーキホールド機能は、「停止し続ける」のが前提ですが、BMWのACCの停止は、走り出す準備をして待機している状態なんです。3秒間立つとアイドリングストップが働いてエンジンも切れて、クルマが勝手に発進することはなくなりますので安心ですが、逆に言うと3秒間くらいは気をつけていなければいけないんですよね。

こういうと簡単そうですが、実はそうでもなかったりします。この間に前に止まっていたバイクが動き出して車の間をすり抜けて前に出ようとしたりすると解除されてしまったりしますし。

やはり、あくまで代替手段であって専門の機能を持っている場合とは勝手が違いますね。

それでも同様に使いたい!という方にご注意。

そうはいっても、私は結構この使い方をしています。

その時に気をつけているのは、

  • ACCをセットした時に、メーターパネル内に前者を認識しているアイコンが現れていることを確認する。
  • ブレーキペダルがぐっと沈み込んでブレーキがかかっていることを確認する。
  • ブレーキペダルからはそっと足を離して、エンジンがストップするまではいつでもブレーキを踏めるように準備する。

特に前のクルマがSUVで車高が高く、しかもリアバンパー下部が黒い樹脂がむき出しになっていたりですとか、トラックなど下部が大きく開いているクルマの場合は要注意です。また逆に、トラックで時々ある、下部をキラキラ光るのれん(?)のようなもので隠している場合もです。

以前記事で話題にしたことがありますが、BMWのACCでも認識するのを苦手とする前走車のタイプがあります。それが、私が現在把握している限りでは今ここで述べた通りの車種です。

BMWのACCの弱点?!

 

ご存知の通り、ACCで使用するミリ波レーダーが前部ナンバープレートの下という低い位置についているので、その一番捉えやすい真ん前の空間にレーダー波を反射しづらいものがあると、それをうまく捉えられないのでしょうね。

ただ、それさえ気をつければ結構便利に使えます。

次の3シリーズでは装備されて欲しい!

このように代替手段でしのいでいますが、一番いいのはもちろんブレーキホールドが装備されることです。

ですがここで、

「信号待ちで先頭になったら、PかNに入れてパーキングブレーキを引けばいいじゃないか」

というご意見もあるでしょう。

でも、想像力(妄想力とも言います)が豊かな私は、例えば夜に信号待ちで自分だけが止まっている場合に、空いた道路をスピードを出してきたクルマが突っ込んできたりする可能性に備えて、いつでも動ける体制にしておきたいんですよね。

メルセデスのブレーキホールドは、そうした場合でもアクセルさえ踏めばすぐに動き出します。こうした点でも非常に優れた機能だと思います。

まずは、3シリーズのパーキングブレーキがハンドブレーキから電子式に変わらないとですね(笑)。さすがに次期型では変更されるでしょう。そうしたら是非とも装備して欲しいですね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。