今更ながらですが、今日息子と二人で出かけた時に、ACCのレーダーに前車を捉えさせる方法というか、特性がわかりました。
ACCのレーダーって、何?
ACC(アクティブクルーズコントロール)は前車追従式のクルーズコントロールですが、ナンバープレート下のミリ波レーダーとルームミラーの根元にある単眼カメラで前にクルマがいることを認識しています。
使用された方はご経験あるかも知れませんが、前の方で止まっているクルマがあって、自分が走っているときって、中々認識しませんよね。
認識するクルマ
結論から言うと
- 同方向
- 同じ様な速度
の時はほぼ100%認識します。ですので、速度に関わらずこのような条件の場合はすかさずONに私はしています。
逆に言えば、前車が停止している状況で自車が近付いて行く場合にはこの条件に当てはまらないので、ACCを設定していても中々認識しないというわけです。こんな状況では早々にブレーキを踏んだ方が安全です。でないと今度は「衝突回避・被害軽減ブレーキのお世話になってしまいます。
この記事中でご紹介した、もしかしたらバグかも、という機能、「停止中に前車がいる場合には、前車に追従して停止する」もこれに当てはめると納得出来るんです。
つまり、「前で止まっているクルマ」は自車と「同じ速度」と認識されているというわけです。
取扱い説明書では30km/h以上でないと作動しないと書かれています。確かに前車がいない状況、例えば先頭で信号待ちして発進したときなどはそうですが、前にクルマがいて速度を大体合わせればACCが作動します。ブレーキを踏んで減速中はダメですね。停止中はブレーキを踏んでいても大丈夫ですが。
ですので、渋滞中にいつでもACCをONにして、ずぼら運転が出来るというわけです。
取扱い説明書の説明でノロノロの渋滞にハマった後ではACCが起動できないと諦めていた方にオススメしたいところですが、年式による違いなどあるかも知れませんので、あくまで自己責任でお試しください。
逆に気をつけなければいけない場合
これは一言で言うと、「前車がバイクの時」です。
BMWのACCはバイクも前車として認識します。その点は優秀だと思うのですが、さらにその前にクルマがいるときは要注意です。
例えばそのまま信号待ちや渋滞末尾に着いたとしますよね?すると大抵バイクは横に抜けて行きます。
するとACCは「ねえ前のクルマいなくなったよ!設定速度に戻すね!」とばかりに元気よく加速しようとするんです。
こういう場合は、私は予めブレーキを踏んで(この時点でACCは解除)減速して停止し、バイクが横に抜けていった後にまたACCをONにしてブレーキをホールドさせています。
これで長距離も楽々!
前方で渋滞を発見したもののACCで停止している前車を認識して停止できず、30km/h以上にならない渋滞の中でACCを起動せずにいた方もいらっしゃるでしょう。
ですが、少なくとも私は上記の様にすることで、ACCによる恩恵を最大限に受け、渋滞中に自分で操作するのはほぼハンドルのみです。
運転の疲労度が全然違って来ますし、行楽シーズンの高速渋滞がさほど苦にならなくなります。
まとめ
私自身がACCの取扱い説明書をよく読まずに使用し始めて、最初何がなんだかわからないまま使用していました。
BMWはあくまで「運転者が主役」のクルマですので、ACCはいらないだろうと思っていた時期もありました。
ですが改めて取扱い説明書を読んでみて、大分私の感覚と違っていた上に、今日になって具体的な言葉で説明できる特性を掴んだので早速ご紹介した次第です。
繰り返しになりますが、試す時は十分ご注意の上、自己責任にてお試しくださいますようお願いします。
※2016/7/24追記:ACCの弱点について記事を追加しました。ぜひ御覧ください。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。