BMW承認ランフラットタイヤはピレリが気になる。

まだまだタイヤ交換時期は先ですが、もう次のタイヤは何がいいか、考え出しております。現在は新車装着されていたPOTENZA S001。特に不満はなくいいタイヤなのですが、次期タイヤ候補としてピレリが私の中で急浮上しています。

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BMW3シリーズのOEMタイヤ

OEMとはタイヤメーカーが自動車メーカーに直接卸しているタイヤ、すなわち新車装着時タイヤのことをいいます。

F30系のOEMタイヤに何があるのかすべては把握しておりませんが、日本においてはブリジストンとピレリが主流のようです。もちろん、購入した方でタイヤが選べるわけではありません。

もちろん日本仕様のBMWは、3シリーズに限らず、全車ランフラットタイヤが標準装備です。

実はドイツではランフラットタイヤはオプションだったりするんですよ。だからと言って、非ランフラットにするのは私はオススメしません。

非ランフラットとランフラットでは当然バネ下重量や特性が全く違うのでサスペンションのチューニングも違っているはず。ということは日本仕様はすべてランフラットタイヤを履くようにチューニングされているんですよね。ここに非ランフラットタイヤを履くとバランスが悪くなるので、サスペンションキットから導入して変えなければいけなくなります。

あとは、過去記事でもお話しした、旅行先でのパンク経験があるからです。

ランフラットタイヤのススメ

ブリジストンはランフラットタイヤに力を入れているようで、ここ5-10年くらいで目覚ましい進化を遂げました。特にPOTENZA S001は、非ランフラットタイヤとほぼかわらない乗り心地を実現したことを謳っています。

ランフラットタイヤってどこのメーカーが出しているの?

日本のメーカー

日本の有名メーカーは大抵ランフラットタイヤをラインナップしています。

ランフラットタイヤというと、どうも先駆的に全面採用したBMWのイメージが強いのですが、レクサスや日産GTRといった国産車にも装着されていますので、日本のタイヤメーカーも開発にはそれなりに力を入れているようです。

有名なのはブリジストンですが、ほかにもダンロップ、ヨコハマ、トーヨーといったメーカーも出しています。

混乱するのが、各メーカーによって呼び方が違うこと。

ブリジストン RFT(Run-Flat Technology)
ダンロップ DSST (Dunlop Self Support Technolgy)
ヨコハマ ZPS (Zoro Pressure System)
トーヨー TRF (Toyo Run Flat)

えー、なぜ統一してくれなかったのでしょうか?もう各タイヤメーカーのHPから調べて持ってくるだけで大変です(笑)。タイヤショップに行けば「ランフラット」で通じますけど、事前に情報収集する際にこの呼び名の不統一が結構紛らわしくて面倒なんですよね。HPのどこを見ればランフラットタイヤがあるのかわかりません。

当ブログではすべて「ランフラットタイヤ」に統一します。メーカーさんごめんなさい。

それぞれのメーカーのタイヤの性格に特徴があるように、ランフラットタイヤのラインナップもそれぞれです。一番充実しているのはやはりブリジストンですが、ランフラットタイヤが装着されているクルマは基本的にスポーティ系やラグジュアリー系が多いからでしょうか、各メーカーともランフラットタイヤの銘柄はスポーツブランドもしくはプレミアムブランドの高価格帯のものばかりです。だから益々ランフラットタイヤが高くなるのに。

裏を返していうと、各メーカーともコンフォート系およびエコ系ではランフラットタイヤのラインナップがありません。やはりバネ下重量が重くなるランフラットタイヤとは相容れないコンセプトですので納得はできますが、静粛性に定評のあるREGNOブランドなどでもラインナップして欲しいものです。

欧米のメーカー

欧米のメーカーもランフラットタイヤをラインナップしています。

日本メーカと同じくまとめてみましょう。もう、主要メーカーだけで勘弁してください(笑)。

コンチネンタル SSR (Self Spporting Runflat tyre)
ピレリ r-f (Run Flat)
ミシュラン ZP (Zero Pressure)

他にも有名どころではグッドイヤーもラインアップしていますが、省略(笑)。こうしてみると日本メーカーと略し方が似ていますね?

この記事では日本メーカーから書き始めたのでそう思われるのも当然ですが、そもそもランフラットタイヤは欧州系のメーカーで開発が先行していたので、どちらかというと日本メーカーが後追いだと思います。例えばミシュランは、現在普及しているサイドウォールで支えるタイプではなく、ホイールリムの内側に非常に分厚いゴムを巻いて、パンクしたらそこで支えることによってリムが接地するのを防ぐというコンセプトのものも開発していたかと記憶していますが、今は作っていないようです。

私が魅かれるタイヤ

何を重視しているか?

私が一番重視しているのはタイヤとしての総合的なバランスです(笑)。

我ながらズルい答えだと思いますが、正直、グリップ・コンフォート、どちらも譲れません。ですがあえて一番重視するとしたらウェットグリップで、一番優先順位が下がるのはドライグリップです。

通常走っている限りでは、ドライグリップなんて私程度のドライバーの技量では破綻なんかしません。したがってそこまでドライグリップ寄りでなくてもいいと思っています。

でもウェットグリップは違います。雨の日の濡れた路面では、通常の速度域でもいとも簡単にタイヤはグリップを失うんです。

私が特に怖いのは、雨の日の都市高速の継ぎ目です。首都高速だけではなく、全国的に都市高速は高架で作られているので、道路と道路の境目に金属の継ぎ目があります。これがものすごく滑るんですよ。カーブの途中にあった日には、充分に速度を落としてもズリッ!と後輪が外に張り出します。金属部分で滑るのは多分どうしても防げないでしょうが、ウェットグリップの乏しいタイヤだと、そのズリッ!といった慣性でそのままアスファルト路面でも滑ってしまいそうで・・・。DSCがあるから大丈夫なんでしょうけど、DSCだって限界はありますから。

で、この範囲でできるだけコンフォートネスを犠牲にしていないタイヤを選びたいわけです。

コンフォートネスはタイヤのバネが柔らかいだけでは決まらない!

・・・と私は思っています。

昔スバルインプレッサWRXのワゴンに乗っていたとき、OEMで装着されたタイヤ(メーカーとブランドは忘れてしまいました)からミシュランのプライマシーに変えた時、あまりの違いに驚愕しました。

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それは「真円度(ユニフォーミティ)」の高さによる効果です。

タイヤって見た目はまん丸ですが細かいところまで見るとそうではありません。所詮機械で作っているものですから、微小なズレはどうしても生じます。この「微小なズレ」が乗り心地に影響を及ぼすのです。

インプレッサでOEMタイヤを履いていたころ、高速道路で一定の速度域になると振動が発生して不快な思いをしていました。しかもその速度域というのが高速道路での常用域である90-100km/h+くらいでしたからたまりません。いくらバランス取りをしてもらったりアライメント調整をしてもらったりしても症状は一向に収まりませんでした。

各クルマ雑誌を読み漁った結果、ある日、ようやくこれはタイヤのユニフォーミティの問題ではないかと気付きました。そこで、タイヤ交換に際して、クルマ雑誌上ではユニフォーミティの高さに定評があったミシュランを選んでみたのです。

交換の結果は歴然でした。その日からインプレッサは別のクルマのように滑らかな乗り心地となり、振動も発生しませんでした。それこそタイヤ交換前が嘘のように。

こうした経験があるので、私はコンフォートはタイヤのバネだけが大事なのではない!と言ったのです。つまり、私がウェットグリップの次に重視しているのはユニフォーミティということになります。

ですが正直タイヤメーカーのHPを見てもユニフォーミティがどうのこうのという記述はあまり見つかりません。いえ、書いてあるにはありますが、どのタイヤがユニフォーミティが高くなっているかとか、セールスポイントにしている記述はほとんどないです。ブリジストンの「オー・ビード」という技術が目に付くくらいですね。

ただ、これは本当に私の独断で思い込みかもしれませんが、ブリジストン以外では欧州系のタイヤがユニフォーミティが高い気がします。これはいい悪いではなく、ターゲットとしている速度域が欧州での常用域になりますので高いんですよね。といってもミシュランとコンチネンタルしか履いたことがないので確証はありませんが。

あれ?それでなんでピレリが気になるの?

最近はタイヤを作る技術も向上しているので、ユニフォーミティも目くじら立てるほどの違いはメーカー間でなくなっている・・・と信じたいですが、やはりターゲットにしている常用速度域が欧州に合わせてあって高いというのはそれだけ日本の低い速度域においては余裕になります。

ですがいいことばかりではありません、ターゲット速度域が高いということはそれだけタイヤ自体の剛性も高める必要があるでしょうから、タイヤ自体は固くなって乗り心地上はマイナス面が生じるでしょう。

しかも、ピレリの特徴としてよく言われるのが、踏面、つまり道路に接地する面が固いというものです。これは乗り心地上はもちろん不利です。

ピレリと言えばF1にタイヤを供給したり、フェラーリのOEMタイヤとして選定されたりととかくスポーティイメージが強いメーカーです。こうしたメーカーとしての特徴が、あまり乗り心地は重視しないタイヤ作りになっているのかと思い、実は今まで敬遠してきました。ちょっと私には縁遠いかな、と。

ところが、時代が変われば変わるものです(大げさですね(;^_^A)。私が注目しているピレリの「Cinturato P7」、私の中のピレリのイメージを変えてくれそうなんです。

ピレリのHPではこのような評価付けとなっています。(実際はグラフで表されています。)

ドライ 4
ウェット 4
スポーツ 3
コンフォート 4.5
寿命 4.5

ちなみにピレリのイメージリーダー、P ZEROですとドライ・ウェット・スポーツが5でコンフォートも3.5。で寿命は・・・項目にすらありません(笑)。ある意味わかりやすいですね。そもそもP ZEROは19インチからになってしまうので、私としては対象外です。いくらコンフォートがちょっとP7よりよくても、インチアップの弊害で相殺されるどころかマイナスでしょう。

それはいいとして、P7とP ZEROを比較して何がいいたいのかというと、P7はこの評点を見る限り、ランフラットタイヤに珍しくプレミアム・コンフォート系のタイヤ、その中でも特にスポーツに振っていないのでコンフォート性能が期待できると思ったんですね。

実は同じようなタイヤでミシュランのPrimacy 3があります。こちらの方が商品紹介で明確にコンフォートとウェットグリップをセールスポイントにしているので私には合いそうですが・・・BMW承認タイヤではないんです。私の320dの純正サイズ、225/50R17にはBMW承認の証の★マークがついていません。その代わりに「MOE」・・・ってなんだこれ?メルセデス承認タイヤですとー?!残念すぎます。

過去記事でお話しした通り、実際にランフラットタイヤでパンクを経験して助かった経験を持っている私は、どうしてもここは気になるんですね。もしかしたら、後で承認されるのかもしれませんが・・・そんな保証はありませんし。

もうひとつ、P7を見て思うのが、タイヤの角が比較的丸められているということです。あくまで比較の問題ですが、BMWはメルセデスのように「高速道路で矢のように直進する」といえるほどの直進安定性はありません。ですが、この角が丸められていることにより、よく言えば鷹揚で直進安定性が高まる、悪く言えば曲がりの鋭さがなくなるという性格をもつと想像できます。これは私のように長距離を走ることのあるドライバーには、疲労の軽減という意味で大きなアドバンテージとなり得ます。

じゃあ買うの?

いや、まだ買いませんよ(笑)。

320dの購入時にディーラーの担当さんに聞いたのですが、最近はPOTENZA S001に加えて、Cinturato P7がOEM装着されていることも多いとのこと。評判も上々だそうです。そのディーラーの店頭でも、M Performanceホイールに組んでディスプレイされているのはピレリP ZEROだったりします。

しかも、決め手は価格。

私も気になりだして初めてネットで価格を調べてみたのですが・・・安いです。いや、語弊がありますね。絶対的には安くありませんが、POTENZA S001と比べると結構安いです。

そうは言っても、320iの時に交換して履いたPOTENZA S001のアフターマーケットのタイヤ、純正タイヤとは別物かと思うくらい静粛性・乗り心地ともよかったんですよね。Primacy 3も昔の経験から信頼できますし。

うーん、悩みは尽きません。が、タイヤ交換まではまだだいぶ時間があるので引き続き情報収集しながら悩んでいきたいと思います。それまでに新開発のタイヤが出ませんかね?

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
今回はこの辺で失礼します。

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5 件のコメント

  • 後期型のE90-320iのMSportに乗っています。
    いろいろな情報を知りたく、ネットサーフィンしていて、こちらに辿り着きました。ここ数日、過去の
    投稿から、読み漁っています。特に、今、私のE90は、次回車検までにタイヤ交換が必要なため、どのタイヤにするべきか、調べています。多くの方が、非ランフラットを勧める中、ランフラットお勧めの投稿は、大変興味深く拝見しました。しかも、私の最有力候補のPZeroについても、好意的な投稿で嬉しくなりました。#過去、私が所有する車は、ほとんどピレリです。
    今、E90は、POTENZAのRE050なので、次は、S001か、PZeroと思ってます。
    しばらく悩みながら、楽しく拝見します。

    • irmscher様

      初めまして!当ブログにお越しいただきありがとうございます!コメントまでいただけて嬉しいです!

      E90の320iの M Sportですか!私は試乗程度でしか乗ったことはありませんが、かなりソリッドな足回りの、運転して楽しいクルマですよね。

      タイヤの選択って重要ですよね。と言いつつ、ランフラットタイヤとなると途端に選択肢が少なくなるのが困りものです。私は次期タイヤはミシュランにすることに決めましたが、街中で隣に並んだ3シリーズのM SportのタイヤがP Zeroだったりするのを見ると、やっぱり羨ましくなったりします。

      RE050から変更すると、S001なんてすごく静かで乗り心地よく、それでいてグリップも確かに感じられてかなり満足度が高いと思いますよ。P Zeroももちろんです。個人的には、モデルチェンジしたP Zeroが非常に気になっているんですよね。ですがさすがにまだサイズも少ないですし・・・そもそも日本でもう売っているんでしょうかね?

      タイヤ選びで悩むのって、楽しいですよねー。当ブログでは結構タイヤ選びの記事を書いておりますので、お読みいただけると嬉しいです。ピレリP7はちょっと個人的には注目していたのに残念でしたが、ライフとハンドリングのバランスでいうと光るところがあるタイヤだと今でも思っています。

      今後もコメントを楽しみにお待ちしております。なんでもお気軽にお寄せくださいね。

  • ponta さん
    コメントありがとうございます。
    休みが続いていますので、ネットとカタログで、あらためて詳しく確認してみました。コメントいただいているように、選択肢が少ないです。
    まず、E90のMSportは、前後が異形サイズでして、リアが255/40R17(標準ホイルのままです)です。このサイズでランフラットを探しますと、S001とPZero、SportContact-2の3つしかありません。いずれも承認タイヤです。残念ながら、ミシュランやP7には該当サイズがありません。いずれも魅力的なんですが、サイズがない以上、どうしようもありません。
    S001のランフラットは、ノーマルのS001を100とすると106の乗り心地とのことです。RE050は、126とのことで、かなり期待できます。ピレリは、数値の記載はありませんが、同等の快適性と記載されています。進化しているんでしょうね。
    選択肢が少ないということは、決めやすいとも言えますが、なかなか、決めかねています。
    S001は流通しているらしく、決めたら短期間で交換できそうですが、PZeroは流通が少ないらしく、ピレリショップの親父さんの話では、過去、納期に半年かかったことがあるそうです。早めに決めて動いた方が良さそうです。なお、PZeroのランフラット新商品は、19インチまでで、17インチにはありません。いろいろ改善されているようなので、できれば新商品が良いのですが、ラインナップ拡充して欲しいものです。

  • ponta さん
    書き洩らしました。
    点検やサービスキャンペーンでディーラーに入庫した際、F30のガソリン、ディーゼル、MSport、Sportといろいろな代車に乗らせてもらってますが、いずれも、乗り心地は、E90よりも、劇的に変化(良くなって)ます。思わず、ランフラットではないのかと、降りて確認したほどです。
    E90とF30の差ですと、ディーラーのサービスの方からは説明を聞いています。F30までの変化はないと思いますが、RE050よりは、良くなってくれるものと思います。もっとも、タイヤに求める性能では、乗り心地は一番ではないので、今も、そう嫌な状態ではありません。

    • irmscher様

      これは私が320iから323iに乗り換えた経験かですが、E90→F30の乗り心地の変化より、RE050→S001の変化の方が大きいと思います。320iはRE050、323iはS001でしたが、こんなにも違うのかというくらい乗り心地・騒音・グリップレベルの全てが違いました。323iではサイズがアップしているにも関わらず、です。

      最近のランフラットタイヤは本当によくできていますよ。もしかしたらXLのタイヤと同じくらいにはなっているかもしれませんね。

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