BMW3シリーズのハンドリングで新たな発見!フロントが内へ内へと入り込む!

まさか足掛け5年も乗っているF30系3シリーズで今更ハンドリングに関する発見をするとは思っていませんでした。が、これもあの「M2体験」があったからかも感じられたのかもしれません。3シリーズ、ノーマルでもすごいクルマです。

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週末のお出かけの代わりに

この週末は私はすでに予定が入っていてお出かけができないことが決定しています。いやー、最近思うようにドライブできていないんですよね。もっとも、私が思うようにドライブできていたらきっと我が家は燃料代だけで破産していることでしょう(笑)。

その代わりと行ってはなんですが、ちょっとした用事を果たすために、ドライブを兼ねてちょっと、いえ、だいぶ遠回りして運転してしまいました。すると、思わず「おおっ!」と声をあげてしまうような発見があったんです。

フロントが内側に巻き込まれていくこの感覚!これは・・・

それは、目的地に向かうというか、到着した時のことです。広々とした立体駐車場ですが、平日の遅い時間帯なのに駐車スペースが埋まっているのを意外に思いながら、上の階へのスロープを上がるためにタイトな曲がり肩をした時でした。

立体駐車場上の買いに行こうとしているわけですから、曲がったその先は上り坂です。そこで、曲がりながらアクセルを少し早めに、いつもより多めに開けてしまいました。

すると、私の頭の中に思い描くラインとは違うラインを通ったんです。どういうことかというと、プッシュアンダーが出てもっとずっと外側に向かって膨らんでいくと思っていたわけですね。まあ、広い通路でしたのでそんな大胆なことができたわけですけど、意に反してフロントがぎゅーっと内側に回り込んで行って、想定よりもはるか内側のラインで曲がり切ってしまったんです。

ステアリングを握っていた私自身が少し呆然としてしまうくらいの曲がりの良さでした。そして、一瞬ですが少し混乱してしまいました。

あれ?今乗ってるの、なんだっけ?・・・M2とかM4じゃないよな・・・いやいや、間違いなく自分の320dツーリングだって!

大げさでなく本当です。それほどM2やM4の「曲がり」を彷彿とさせる感触だったんです。

これもM2をたっぷり乗ったからこそ気づけた?

もちろん、ホンモノのM2やM4の強烈に巻き込むかのような感覚には及びませんが、間違いなくあのフロントが内側へ内側へ入り込んでいく動きというか感触はMに通じるものがあります。きっと前からあったんでしょうけど、自分で気づけていなかっただけなんですね。

上で遠回りした、と申し上げましたが、これを体験してしまった帰りの道で主に遠回りしてしまったんですね。私は普段は家族を乗せて走っているのであまり無茶はしませんが、今まではクルマがほぼコーナー出口にきてからアクセルを踏んでいましたが、それよりも気持ち早めに、気持ち強めにアクセルを踏んで、ステアリングを戻してしまわないようにしっかりとその場で保持していると、カーブの曲率による程度の差こそあれ、やはりフロントを巻き込むような感覚があります。

これは痛く感動しました。今まで、クルマ雑誌で「コーナーではアクセルでクルマの姿勢をコントロールする」と聞いても、それは日常よりもはるかに速度域の高い領域の話で、サーキットで運転が上手な人でなければたどり着けない境地だろうと思っていましたが、日常的なスピードで、一般道で簡単にその感覚を味わえるというのが齢4◯才にして初めてわかったのですから。

まあ、クルマのおかげということもありますけどね。

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逆になんでBMWファンがMが好きなのかもよくわかりました。

きっと、このような運転感覚をより感じやすいようになっているM2やM4で体験していたからこそ、今回自分の愛車でもその挙動に気づけたということは疑いようもありませんが、逆にMがなぜ、私を含め、BMWファン、いえ、クルマ好きの心を鷲掴みにするのか、よくわかりました。

つまり、Mというクルマ、BMW全車種が共通して備える運転の楽しさを、よりわかりやすく、かつ濃厚に表現したクルマに他ならないんですよね。ある意味、複雑でよくわからない高級料理ではなく、もっと大衆的にわかりやすくした家庭料理と行った感じでしょうか?お値段の点では逆ですが。

そして、その「わかりやすい味付け」の向こうには、さらにプロさえも唸らせるわかりやすい美味しさがあるのだと思います。それこそ、サーキトで全開で責められるようなスキルがないとそこまでは味わえなさそうですが、日常行きでも十分「美味しい」とわかるのがMだ、といわけです。

それにしてもなぜ320dで?

いや、純粋になんで?と思うんですよね。だって、M2やM4にはMアクティブ・ディファレンシャルが装備されていて、強大なパワーをきちんと路面い伝えられるようになっているとともに、コーナリング時に左右の駆動輪にかかるトルクをコントロールすることによって綺麗な曲がりも実現しています。

でも、我が320dツーリングにはそんなすごい装備は付いていません。

これはなんなんでしょう?帰り道にそう考える私の頭の中に閃きました。2017/7号のCGでのアウディA5の試乗記事がありましたが、そこには、トルウベクタリング機能を歌っていないにも関わらず、素晴らしいハンドリングを実現していた、そして山道の頂上で降りた時にフロントブレーキが少し臭った、と書いてありました。さらにこれが絶妙のハンドリングを生み出しているのではないか、と。

なるほど、これのことだったんですね。私はフロントブレーキが臭っているかどうかまではわかりませんでしたが、この感覚、間違いなく私は共有できたと思っています。

ということは、私がアクセルで姿勢を制御していたわけではなく、電子制御のサポートの賜物で、ステアリングを切った方向に行けるよう、アクセルを強く踏んだ時に内輪にブレーキをかけてくれていたわけですね。こう考えると、ある程度強く踏んだ時の方がフロントを内側に巻き込んでいく感触が強いのがわかります。

つくづく面白いクルマですね。

いや、本当に驚かされます。芸が細かいというか、万能というか、運転者を楽しませる術を心得ているというか。どこまでもサプライズで人を喜ばせてくれる男前なクルマですね。

いかがですか?気付いてらっしゃいました?この挙動。運転経験が長い方ほど、以前のクルマだったら通るであろうラインよりも内側にぎゅっと巻き込んでくるので、異次元のコーナリング性能感を堪能できると思いますよ。コツは、コーナーや曲がり角ではアプローチで、いつもよりも大幅に速度を落とすことです。そして脱出の際にはちょっと早めに、かつ素早く・強くアクセルを踏んでみてください。するとこの感触を味わえます。ただ、アクセルの踏みすぎやスピードの出し過ぎにはくれぐれもご注意ですよ!だからアプローチで「いつもより大幅に」スピードを落としておくんです。

これからも新しいサプライズを求めての320dツーリングとの生活を長く楽しんでいけそうな予感を改めて感じた出来事でした。

おっと、興奮していたせいかだいぶ長くなってしまいましたね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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11 件のコメント

  • グランクーペに乗り換えた時の最初の感想にハンドリングマシンだと書いた覚えがあるんですが、まさにその感覚だったと思います。
    最近はちょっと場面によっては不自然さすら感じています。
    自然な感覚以上に制御が介入しているというか、サーキットの様な存分に走り込める所で攻め込んだ時に、スムースさを欠いてしまって次のコーナーの進入はタイミングが合わずにタイムを落としてしまう、失敗した、と思う感覚に近い不自然さです。
    まだどういう場面でそうなるか試行錯誤ですが、
    癖みたいなものをつかんだらもっと思いのままに走らせられるかなと思っています。
    Mモデルがわかりやすくなっているというのは、強大なパワーを御するためじゃないでしょうか。
    よりはっきり制御できないと存分にパワーを発揮できないからだと思います。
    どのモデルも同様な制御をするけれども介入度合いはパワーに見合う様になっているという事なのでしょう。

    • あっきろ様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      あれ、ろくむし様もコメントの中でおっしゃっている様に、CBCの効果もあると思うんですよ。トルクベクタリングという言葉を一番最初に使い出したのは、私の記憶ではポルシェだったかと思いますが、911の様にリアヘビーなクルマにより高い回答性を与えるには必要だったのでしょうね。

      BMWはそこまでトルクベクタリングを謳ってはいませんが、CBCがコーナリングでより高いヨーを発生させる働きをしますし、元々回答性も高いので声高にトルクベクタリングを主張しないのは頷けることです。
      これが顔を出す場面は、「今までだったらアンダーステアが顔を出す場面」だと思います。要するに、ステアリングを切ったままアクセルを強めに踏むとか、そういう場面ですね。ですが、あえてアンダーが出るのをわかっている時などはちょっとジャマになるかもしれません。カーブでインについて、アクセルを開けながら車線の真ん中に戻ろうとする時とか。でも、私は今まではそうしたジャマをされた記憶がないんですよね。だから今頃気付いたという訳です(笑)。
      Mに関してはおっしゃる通りでしょうね。それに加えて、私のいつもどおりの踏み方だとラフすぎて、もっと早くにアンダーステアを呈するからかもしれません。ペダル操作は繊細にしないといけませんね。反省です。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • コーナーの中や滑りやすい路面などクルマが不安定な状況下でブレーキをかけたときに、クルマのスタビリティを保つために左右のブレーキを独立して制御する、いわゆるDSCが備わっているというのは知っていましたが、コーナーの中で車両の走行軌跡を安定させるために(アンダーステアを打ち消す方向で)内輪に軽くブレーキをかけるなんていう積極的なブレーキ制御まで行っているっていうのは知りませんでした(汗)BMWではこれをCBC(コーナリング・ブレーキ・コントロール)と呼んでるんですね(^^)
    これもいわばトルクベクタリングの一種と言えるのかもしれませんね。そのようにカテゴライズしているクルマ関連のサイトもありましたので。
    しかしまぁホントにイマドキのクルマというのはあの手この手でクルマの挙動を制御してるんですね。。。なんだかいいのやら悪いのやら(^_^;) たしかに安全に速く、という意味では良いのでしょうね。
    ただ、競技で速く走るとなるとまた話は別なのでしょうけども。競技だとクルマをわざと不安定な挙動に持ち込んで、それを利用して速く走ったりもしますので。
    ワタシは以前の愛車だったインプレッサではジムカーナの真似事をしていたのですが、様々な電子姿勢制御デバイスの導入されていたハッチバックのインプレッサ(GRB)だと、DSCをオンにしているとドリフトさせることもできないし、コーナーではフルスロットルを入れてもまったく吹けず、DSCを切り忘れていることに気づかないで走っていると「どこか壊れた!?」っていうぐらいに違和感バリバリの状態になってしまうんですよね(^_^;) まぁDSCがオンになってるとどんなにステアリングをこじってもコーナー途中でアクセルべた踏みしても、クルマはトロトロと安定しきったゆったりとしたペースで走るだけなので、「あらゆる状況で安全に走る」というDSCの目的としては十分に役目を果たしているということなのでしょうけども(苦笑)
    競技のことは余談ですけども、それぐらいに今のクルマの電子姿勢制御デバイスっていうのはクルマの挙動を安定させることができる、ってことなのでしょうね。
    それからもうひとつ、ワタシがシロートなりに感じているBMWのコーナリング時の巻き込むような挙動を生み出しているファクターとして考えているのは「足回りのセッティング」なんです。
    足回りのセッティングというと、とても意味する範囲が広いんですけども・・中でもサスペンションを含めた足回りのアライメント(キャスターやトー等の設定値)が一般的な安定方向でのセッティングよりも、より運動性重視の方向でセッティングされているのではないか? と思っています。
    これはあくまでワタシの勝手な推測でしかないんですけどね(^_^;)
    普通、いろんな人が運転する量産車の場合はクルマはできるだけ安全に走行できるように、ということで運動性をやや犠牲にして「弱アンダーステア」の方向でセッティングされることが多いですよね。
    これはBMWの場合、弱アンダーステアではなくて「ニュートラルステア」になるようなセッティングになっているような気がするのです。
    これもインプレッサ時代に経験したことなのですが、セッティング幅の広い社外品のサスペンションに交換して、足回りのアライメント、具体的にはキャスター角やトーなどを積極的に変更してセッティングをしていくと、「これが同じクルマなのか!?」とビックリするぐらいにクルマの挙動って変わります。
    それこそコーナーでは弱アンダーで安定はしているけれどもあんまり面白くないしタイムも出ないような足回りだったのに、トーのセッティングを変更すると(+車高の調整などもしていますが)、コーナーで巻き込むような鋭い挙動を見せるようになったりするんですよね。
    初めてBMWのオーナーとなり、ワインディングを走ったときに感じたのはこの感覚だったんですよ。クルマとしての素性がいいのはもちろんだけれども、このコーナーでの挙動(積極的にクルマが曲がろうとしていくような感覚)は、おそらくアライメントのセッティングにも秘密がありそうだ、と思ったわけです。
    もちろん、単にコーナーで曲げやすいというだけのセッティングにしてしまうと、直進時に不安定になってしまって高速巡航が不得手になってしまいますし他にもいろんなデメリットも発生しますから、それを他のファクターを調整することによってデメリットを解消しつつ、コーナーで楽しい、いわゆる「駆け抜ける悦び」を実現しているのがBMWなのかな? とか思ったりしたわけですね(^^) そしてさらに最近のBMWにはそれをいい方向に伸ばす電子制御システムも追加されている、と。
    足回りのセッティングについては完全にワタシの推論なのですが、いろいろといじって乗っていたインプレッサから乗り換えてBMWに乗り始めてからワタシなりに感じていたことなので、ちょっと書いてみました(^_^;) 

    • ろくむし様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      競技をされていた方ならではの視点で大変参考になります。ありがとうございます。

      アライメント調整の記事でも書いた様な気がしますが、BMWは回答性を高めるために、納車時点で規定値よりもトーインに設定する事があるそうです。私は、さすがに神経質に感じて規定値に戻してもらいましたが、その時の経験と今回ろくむし様がご指摘なされている点がピタリと符合します。
      ですが、やはりBMWのニュートラル感はかなり気持ちがいいのも確かですよね。なんだか、自分の運転スキルが上がった様に勘違いしてしまいます(笑)。CBCのお陰なのに(笑)。

      だは、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • >これからも新しいサプライズを求めての320dツーリングとの生活を長く楽しんでいけそうな予感を改めて>感じた出来事でした。

    ぜんぜん、だめです!サプライズは、次期車購入からです!

    • bmwpopo様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      えー!厳しいダメ出しですねー(笑)。ですが、320dツーリングの様なクルマに乗ってしまうと、次に購入するクルマとしての候補が容易に思い浮かばないですよ。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • 旋回性を確かめるために、基本はタイヤの空気圧チェックを確実に行い、ホイールバランスが取れていて、さらにタイヤとステアリングの相性が自身に適んていたら、最高ですね。
    コン、コン、コーンとカーブや交差点がアブない刑事のカーチェイスみたいに決まりますね。
    私の場合、試乗時に直角の交差点を直角にまがるかが車選びの重要なポイントで更に直進安定性が高い車が好きで、ここも重要なポイントではあります。

    • 何かいいたいかわからないので、補足します。
      コーナーリングの爽快な車は買いですよね。
      がいいたかっただけです。

      • 蜜柑山 三郎様

        いつもコメント頂きありがとうございます!

        なるほど、そういう事でしたか。ですが、ご指摘の通り、クルマの性能を万全に発揮するためにはタイヤの状態って大切ですよね。もちろん、量産車ですから、幅をもたせてあるのでしょうけど、入念なチェックは欠かせません。
        日本の道路は殆どが曲がりくねっているので、コーナリングが爽快なクルマの方が楽しめる場面は多いですよね。

        では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • pontaさん、こんにちは。
    この記事を読んで、私の218dにも同じような感覚があると気づきました。
    通常のFF車と違って、車体の向きが変わるのが速いんですよ。FF車って駆動する前輪で引っ張って車体の向きを変えようとするので、車体が後からついてくる感じがあります。それがあまりしないんです。
    DSCが内側後輪にブレーキをかけてるとすれば合点がいきます。BMW車のDSCは、けっこう低速から効いているんじゃないでしょうか。アクティブツアラーがFF車らしくないと言われるのは、このあたりが所以かもしれません。
    妄想しまっくて、すいません。

    • ラックスBMW様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      なるほど、私も代車でアクティブツアラーに乗って日光までふらっとドライブした時に、そのFFらしからぬ挙動に驚きましたが、確かにご指摘の通り、内輪にブレーキをかけて高い回答性を確保しているのかもしれませんね。私は代車の時にはそこまで気づきませんでしたが、今回のラックスBMW様のコメントを拝読するに、かなり頷ける所があります。

      いえいえ、決して妄想などではないと思いますよ。やはり現オーナー様の生の感じ方が一番正確ですからね。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

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