40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMWのディーゼルといえども燃費も思うように伸びず、帰路は大変でした・・・。

もう楽しくて楽しくてしょうがなかった夏休み旅行も一畑電車の体験運転で終了し、山陰道に乗って帰路につきました。往路とは打って変わって渋滞が激しく、燃費も思うように伸ばせませんでしたが、まあ、一定の好燃費は確保できたといえるでしょう。

まずは山陰道宍道ICから。

いい思い出がいっぱいの島根にも別れを告げる時がやってまいりました。息子は息子で宿の仲居さんに優しくしてもらった挙句に海に電車の体験運転にと楽しい思いをいっぱいしたので名残惜しく、私は私で旅行が終わってしまうのがなんとも寂しくて、と親子揃って「もっといたいねー」と言いながらも、東京の自宅に向かって出発です。

途中のGSで半分強に減っていた燃料を給油して満タンにします。ここは104円/Lでした。相変わらず高いです。でも結果的には高速のSAよりははるかにマシでした。どこだか忘れてしまいましたが、途中の休憩場所で見た時には、軽油120円/Lの表示がありましたから。

さて、山陰道〜米子道〜中国道ときたところまでは順調でした。ですが中国道でイヤーな表示が。

「神戸三田〜中国吹田 渋滞25km 100分」

えええええ?!渋滞25kmって相当長いですよね?しかも100分もかかるの?!

渋滞の激しさの目安ですが、よく「1km5分」と言われますよね。これより時間がかかる様だと一般道を行ったほうが早い、と。

ですが長距離を走って帰る我が家の場合は高速代が高くなるので、できるだけこの選択肢はとりたくありません。まあ、今回は1kmを4分の計算になるのでギリギリ高速のほうが早いということですので、我慢するしかありませんね。

渋滞にはまる前に赤松PAで休憩です。全員トイレを済ませて渋滞に備えます。ついでにここで食べたメンチカツがすごく美味しかったですね。

さて、しばらく進むと渋滞です。どうやら渋滞の最中でも衝突事故が起こったようで、中々進みません。というか、皆さん車線変更しすぎですよ。ちょっとでも隣の車線が流れようものなら一斉にそちらへ車線変更していきます。すごいですね。車線変更大会です。

中国吹田IC通過の時点で7時すぎ!

・・・って結構絶望的です。何って、東京に着くのは確実に日を越えますし、燃費もだいぶ落ち込んでしまいました。そもそも中国道はアップダウンが多いので、どんなに大人しく一定速度で巡航しても19km/L以上良くなりません。まあ、あえてACCを入れっぱなしにして下り坂のセーリングをしなかったのもありますが。セーリングをしなかったのは、この先の長距離でいちいちそこまでやっていたら神経が持たないかも、と考えたんですよね。

さて、渋滞を脱出した時には18km/L台まで落ち込んでしまいました。しかもトラックが多くて、制限速度100km/h区間でも90km/hで走るトラックが追い越し車線を延々と塞ぐので車間が詰まって怖いです。

そんな区間を通り過ぎ、もう渋滞はないだろうと思うと、今度はこんな表示が。

「甲賀土山〜四日市 渋滞10km 50分」

来ましたよ、1km5分の渋滞。ですがこのくらいでは高速を降りれません。というわけで、また渋滞にはまる直前の土山SAでちょっと遅くなりましたが夕食とすることにしました。その間にちょっとでも渋滞が解消されることを祈りつつ・・・。

新東名はいつからこうなった?

狙い通り、土山SAで食事をし終えると、気持ち渋滞は解消されつつありました。が、まだ若干残っています。

まあいいか、と突入していくと・・・あれ?渋滞と言っても大したことなかったね、と言う間に渋滞を脱出しました。すこーし流れが悪くなって、30km/h台に落ちたくらいで済みました。が、また燃費にダメージが。ようやく19km/L台に乗せてきたのに、またも18km/L台に落ちました。

もういいや、と若干投げやりになりながら伊勢湾岸道に入ります。沿道の観覧車のライティングが非常に綺麗で目を楽しませてくれました。もう既に息子は眠いらしく、曲をリクエストしてきます。その曲とは、Kenny Gの「Songbird」。映画「カーズ」でライトニングマックイーンを運ぶトラックのマックが居眠りしそうになっていた時、ワル3人(台?)組に聞かされて完全に眠ってしまった時の音楽ですね。こんなのをリピートされた日には私がマックのように寝てしまいます・・・と思ったら2回目でもう寝てくれました(笑)。

そして極めて順調に流れて新東名に入ったのちに、悪夢はやってきました。

そもそも今年の3月に開通した浜松いなさJCT〜豊田東JCT間は、往路にも感じたのですが、2車線分しか確保されていない上に、防音壁に囲まれていて圧迫感があります。

案内表示に出ていた豊田東JCT〜新城間の渋滞というのは解消されていましたが・・・。

道路を埋めつくすトラック、トラック、またトラック。大型車がすごい車間で連なって走っています。もう名神の比ではありません。

乗用車もかなりイラついているクルマが多くて危険です。追い越し車線で前をトラックに塞がれているので後ろで待っていると、ライトが見えないくらいの車間でついてきます。

危ない、危ないです。誰かがここで接触事故でも起こそうものなら凄まじい多重衝突が起こること間違いなしです。

ここで制限速度が100km/hだからと言って100km/hで走るのは、イモ洗い状態のプールに高飛び込みをするようなものですので、諦めてむしろトラックの流れに合わせようと、安住の地を探しました。

が。

ないんです。これが。走行車線は列車のようにトラックが連なっていて一分の隙もありません。かと言って追い越し車線は90km/hで走るトラックに塞がれて、こちらも乗用車が連なっています。ACCをオンにして、車間距離を2ブロックに設定していても容赦なく割り込まれるんですよ。

結局安住の地にいついて100km/h巡航でホッとできたのは、駿河湾沼津SA付近でした。

あと一息!

御殿場で東名と合流したあとは比較的クルマは多いもののばらけて流れています。順調に見えましたが、途中で案内表示が。

「東名川崎〜東京料金所 渋滞2km」

えっ?なんで?こんな深夜に?と思いましたが、はたと気づきました。一度私もこれに遭遇したことがあります。

料金所を深夜12時過ぎに通過すると割引になるので、トラックが料金所の手前で駐車して時間調整するんですね。

その先に「東京料金所 駐車違反取締り中!」と電光掲示板に書いてありましたが、空しく感じます。そもそも、その手前の海老名SAがいつも満車で十分なキャパがないのが問題なんですよね。トラックの方が料金所ではなくここで時間調整できるようにしてもらうか、料金所のすぐ手前あたりに別途PAを作るかしないと、いつまでもなくならないと思います。

いずれにせよ、この時間調整渋滞、巻き込まれるとまったく前に進まずに相当ストレスは溜まりますし、排気ガスがすごいのですかさず内気循環に手動で切り替えないと苦しみます。BMWのエアコンには外気〜内気循環を自動で切り替えるモードがあり、私も常にオートにしていますが、この時ばかりはちょっとでも外気の侵入を許すと排気ガス臭が車内に充満しますのでご注意ください。

幸い、私が東京料金所を通り過ぎたのは12時半前くらいでしたので、渋滞は綺麗さっぱり無くなっていました。ついでに割引を受けて、高速料金は10,000円強で済みました。

新東名に乗った時にトラックが多かったのは、ちょうどこのくらいの時間に東京料金所を通り過ぎる時間帯だったからなんですね。ようやく合点がいきました。

さて、燃費は?

最後の方は走行距離が長くなってきたので中々燃費が伸びませんし、悪くもなりません。

そして結果はというと、19.6km/L。約770kmの距離を無給油で走りきり、しかも燃料計で4分の1強残っています。航続可能距離は約350km。フルタンクで1,000km以上走れる計算です。

エアコン全開、人間3人、荷物はトノカバー下の範囲で満載、渋滞に巻き込まれ、アップダウンの激しい高速を走るというあまり恵まれない条件ながらもカタログ燃費を超える燃費が残せたのはまずまず満足ですが・・・せめて20km/L台は超えたかったですね。目標としては密かに22km/Lという数値があったので、これを達成できなかったのは残念ではあります。が、これでもかなりいい燃費ですね。

ちなみに最初から最後までECO PROモードでエアコンのみチェックを外した状態です。

さて、長距離旅行も終わり、オドメーターも出発時に17,500kmくらいだったのが今や19,500kmに届きそうです。

我が320dツーリング、今回もよく走ってくれました。距離的には昨年の夏の呉から一気に自宅まで走って帰ってきたのが最長(約790km)でしたが、今回も雲州平田駅から自宅までは約780kmとあまり変わりませんでしたね。

帰路は、10時間以上かかりました。まあ、食事や休憩時間も含みますので、実質的に走行していた時間は9時間くらいかと思います。渋滞した割には思いの外早かったかな?というか、渋滞でACCに任せている時は体を伸ばしたりして意外と休憩できたので、ダメージは少なかったですね。

いやー、それにしても走りごたえがありました。さて、来年はどこに行こうかな?ともう思案中です。クルマ好きのクセですね。あの、新車が納車された瞬間に「やったー納車された!さて、次は何買おうかな?」と考えるのと似たものがありますよね(笑)。

さて、長くなってしまいましたので今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。