40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

320dのディーゼルはやっぱり静かで快適だった!〜1年点検を終えて

長かった1年点検も終わり、Activehybrid3に乗ってディーラーに向かい、320dツーリングを引き取って来ました。あれだけActivehybrid3を気に入っていたので、さぞやうるさいし遅くて気になるだろうと思っていましたが、そう感じなかったのに驚きました。

1年点検の整備事項

これは以前の記事でご紹介した通りです。

エンジンオイル交換、ワイパーブレード交換のほか、私が気になるとしてお願いした箇所も全て対策してくださいました。

中でも本当に驚いたのがルームミラー。結局交換となったらしいのですが、もし有料だとしたらお値段何と260,000円。タイポじゃありません。26万円です。ETCと一体だから、ということですが、いくらなんでも高すぎです。保証が切れてたらと思うとゾッとします。

ですが、ルームミラーってこんなにクリアに見えるものだったんですね。後方視界がエラくくっきりクリアになりました。

あと、異音対策。これは私は運転席右側のエアコン吹き出し口からミチミチ音がする旨指摘していたのですが・・・恐ろしく徹底してやっています。

ディーラーのサービスの方によると、先入観を排して外側からも異音をチェックしよう!という号令をかけての作業の結果、私は気付いていなかった異音対策をしていただきました。本当にありがとうございます。

  • 助手席ドアロック
  • ウォッシャータンクのガタつき
  • エアコン吹き出し口防音

こんなの気づかないですよ、普通に運転していると(笑)。ですが、確かに効果はありました。

帰りに乗った時のことは次の章に譲りますが、私の支払いは0円。ナッシングです。まあ、サービス・インクルーシブのお陰と保証期間中ということもありますが、これまた驚きですよね。結構輸入車ってガタピシ異音がするものですが、異音対策という難しい作業をやってくださっているのにこれなので、毎度のことながらToto BMWさんのサービスの方には頭が下がります。

BMWを購入するなら、こういうディーラーさんでご購入されることを改めて強くオススメします。後々全然違いますよ。一番大きいのは、次もBMWにしよう!って思えることです。こういう対応ができるのって、Toto BMWの皆さんもBMWが本当に好きだからなんでしょうね。

ちなみに、今Toto BMWさんの展示車は、2/3/5シリーズの100周年記念車とi3、そしてM3!が展示中です。2シリーズFashonistaは赤のボディにベージュのレザー内装で、スゴく綺麗でしたよー。M3はホワイトのボディにシートは真っ赤!これもまた綺麗でした。M3のシートはM Sportやデザインラインのスポーツシートとはまた全然違って、表面はフンワリしているのにしっかりしたコシがあって、素晴らしい座り心地でした。

BMWはタイヤもブレーキパッドもリアの方が減りが早い

点検結果をご説明頂いている時に気付いたのですが、いかにFRとはいえ、普通はブレーキパッドはフロントの方が負担が大きいので減りが早いですよね。タイヤはなんとなくリアのみであのディーゼルの大トルクを受け止めているのでわかりますが、お話を伺うとそうではないようです。

サービスの方の話によると、ドライバーが気付かないくらいの自然さで、BMWはリアのブレーキをうまく使って姿勢の制御などを行っているそうです。従って、E90からタイヤ・ブレーキパッドともリアの方が減りが早い傾向があるとのこと。

なるほど。そう言われてみればE90の時からそうだったような気がします。電子制御の時代、FRのリアは駆動力を路面に伝えるだけでなく、もっと色々な役割を担っているんですね。私の愛読誌のCGで、未だに操縦安定性ではBMW3シリーズが設計年次の新しいメルセデスのCクラスやアウディA4よりも高く評価される秘密がわかったような気がします。

ディーゼル静かじゃん!

さて、ディーラーからの帰り、ちょっと身構えてエンジンをかけて・・・拍子抜けしました。全然うるさくありません。振動だってActivehybrid3と変わりません。音質が違うだけです。

で、青梅街道に出てアクセルを踏んで加速しますが、エンジンオイル交換と異音対策の効果か、雑音が綺麗さっぱり無くなっています。先ほどは、いやそんな音気付きませんよ、なんて言いましたが、なくなるとわかりますね。M Sportでタイヤが太い上に本革シートだったためにタイヤノイズがうるさかったActivehybrid3に比べると、タイヤサイズがノーマルでかつ布シートの我が320dツーリングの方がよっぽど静かです。本革シートだと、音を吸収しない分タイヤノイズがうるさく感じるのは以前ご紹介した通りです。

本革シート考察

ただ、エアコン吹き出し口からの異音は発生頻度や音の大きさはだいぶ改善されたものの、まだ完全には無くなっていなかったのは残念でした。これはディーラーさんの責任ではなく、そもそも対策がしにくいということの方が大きいでしょう。とはいえ非常に気になるのでまた機会を見てみていただくつもりです。

乗り心地はそこまで変わりませんでしたね。細かく見ていけばActivehybrid3は車重の重さから小揺れしないなどメリットもあるのですが、320dツーリングもノーマルサスであれば突き上げもないのでフラット感は十分です。

唯一、ステアリングの感触は、320dツーリングはサーボトロニックでないのでActivehybrid3の方がいいですね。やはりセンターの座りと速度域に応じた扱いやすさは圧倒的に違いますよ。

まとめ〜Activehybrid3との生活を終えて

リフレッシュした我が320dツーリングとともに、次の1年が始まりました。Activehybrid3という、同型の違うグレードと比較することで、結果として改めてこのクルマへの愛着も増しました。

何より、瞬間燃費計に示される燃費の数値にホッとします(笑)。Activehybrid3は116km走って、返却前に満タンまで給油した時に17Lも入ってビックリしました。6.8km/lですか。しかもハイオク。踏みすぎましたかね(笑)。

ですがActivehybrid3、非常に魅力的なクルマでした。もっと長距離乗ればいい燃費も出せたと思いますが、とにかく燃費の良さに期待して乗るクルマではないことは確かです。動力全体が醸し出す重厚な雰囲気から、5や7によく似合うと思います。Activehybrid5、Activehybrid7がありますから、ご興味とご予算のある方はそちらを選ばれると満足すると思います。

Activehybrid3は前にも申し上げたように、人気がなかったためか、中古はお得感があります。人気がなかったのは、ハイブリッドという語感から燃費に過剰に期待された方が多かったことと、そもそも高過ぎたことが原因ですので、クルマとして出来が悪いわけではありません。

ちょっと踏むと飛ぶように加速するスーパー3シリーズが欲しいけど、多少燃費も良くないと罪悪感があったり、ご自宅周りの住宅街では静かに抜けていきたい方には断然オススメです。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。