40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

Primacy3のウェットグリップは中々いい!

今日の東京は雨。しかも気温も低くて体が芯から冷える天気でした。というわけでお出かけする気力もなかったのですが・・・これって、ある意味天の恵みですよね。ウェットグリップを試せるのはまだまだ先だと思っていましたが、早くも体験できました!

3月も終わりに近づいているというのに。

とにかく寒いです。私がしているアップルウォッチの天気アプリでは、ずーっと6℃でした。真冬に比べたらそう寒くもない気温ですが、うら暖かい気候に慣れてしまった身にはツライです。

ですが、そんな気持ちに鞭打って・・・というと聞こえがいいですが、冷蔵庫がすっからかんですので買い出しに行くべく外出しました。

家内も息子も寒くてしょうがないようですが、そうはいっても320dツーリングのエンジンが温まるのは時間がかかります。私はエンジンをかけたまま停止しての暖機運転は絶対せずにすぐに走り出すのですが、そうはいっても回転を抑えて極力穏やかに走るのもありますが、油温計の針が中々動き出しません。

これ、前から感じていたんですが、320dのディーゼルエンジンが温まるの、結構遅いですよね?ガソリンエンジンの方が早く暖房の温風も吹き出しますし、油温計の針が動き出すのも早いです。少ない燃料で爆発しているからでしょうか?

ただ、一旦暖房が効き出すと、体の芯から温まるような、まるで遠赤外線でも出ているのではないかというくらい暖かさを感じられる温風が噴き出すのは以前当ブログでもご紹介した通りです。

自宅を出るときはシトシトとしか雨が降っていませんでしたので、「これはもっと土砂降りの日でないとウェットグリップのテストにはならないな」と思っていましたが、幹線道路に出てみるとところどころ水たまりもありますし、首都高速が上を走っている箇所では、首都高速から流れ出てきたと思われる雨水が流れているようなところまであります。見かけによらず結構な降水量があったようですので、変な話ですが、水たまりを見つけては嬉々として通り抜けていきました。

水たまりを通り抜けた時の感触は?

さて、既に200km近くを走破したPrimacy3はちょうど一皮向けて新品の時のワックスも落ち、かつ溝はたくさん残っているという、ウェットグリップとしては最高の状態にあるはずです。

そのせいかもしれませんが、水たまりが水たまりとして感じられません。以前、BMWはどの車種もステアリングインフォメーションが豊富で、水たまりに出た・入ったすらわかる、と申し上げましたが、今日程度の降雨量では、水たまりに突入してもタイヤががっしりと路面を捉え続ける感触しか感じられませんでした。

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まるでトレッキングシューズで水たまりに突っ込んだ時のように、トレッドが水に一瞬たりとも浮くことなく路面を捉え続けているのが手に取るように伝わってくるんですよね。轍にできた長めの水たまりでも同じです。誤解を恐れずにいうならば、「ウェットであることを感じさせぬ盤石の接地感」が、例のステアリングから伝わってきます。

Primacy3はウェットグリップは最高ランクのAではなくBなのですが、この点でもS001と変わらぬ安心感を与えてくれますね。

息子はというと、「雨でも乗り心地がいいねぇ。滑らかだよ。」と言っています。私の影響かもしれませんが、わざわざ言い出したということは、彼も安心できる何かを感じているのでしょう。

英才教育の甲斐があったというものです(笑)。

Primacy3は、思い描いた通り、理想のタイヤでした。

今までも散々申し上げて来ていますが、私がタイヤに一番求めるのはウェットグリップです。ドライグリップの限界なんてそもそもすごく高いところにあるので、よほどのエコタイヤや入門タイヤでない限りは私のような素人が限界が低いと感じることはないと思います。

ですが、ウェットの時って、確実に滑っているのがわかる時ってありますよね。現に、雨の日の首都高速の簡易ずや渋滞情報を見ると、事故発生を示す×印が、晴れの日よりもはるかに多く表示されています。ですので、ウェットグリップは少しでもいいものを選ぶ、というのが私の考え方です。この点ではPOTENZA S001にも全く問題はなく、非常に優秀なウェットグリップを誇っておりました。

そして、S001に変わるタイヤとして求めていたのが「運動性能を少し犠牲にしてでも快適性を求める」というものです。これは前回・前々回の記事でご報告した通り、この目論見は気持ちよく当たりました。

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そしてさらに、私が一番重視していたウェットグリップにも不安はなさそう(「素晴らしい」と言い切るにはまだ早計かと。)ということは、これぞ正に求めていた理想のタイヤそのものです。

このタイヤで不満をいう方がいらっしゃるとすれば、それは、より高いドライグリップを求める、M3などのハイパワースポーツに乗られていらっしゃる方でしょう。というか、私もそのようなクルマに乗っているとすれば、ミシュランのPilot Super Sportを選ぶと思います。

ですが、日常使いする320d、いえ、もちろん320dに限らず、スポーツ走行がメインではないという方にとっては、大げさな表現ではなくベストチョイスの一つと言っていいと思います。

では、そんなベストチョイスの一つのタイヤが、なぜ3シリーズではBMW承認ではないのか?これは以前当ブログでご紹介した通り、単なる「契約上の問題」でしょうね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。