ちょうどと言ってはなんですが、本日からキャンプ場ではなくて1泊だけの予定で寸又峡温泉の宿に宿泊しています。おかげでキャンプ場で大雨を耐え凌ぐという自体は避けられましたが・・・果たして明日は大丈夫なのでしょうか?!
元々の予定が功を奏して雨風はしのげます。
キャンプにおける天気情報の収集は重要
池の谷ファミリーキャンプ場で今朝目覚めた時は、まだ晴れていました。今日は撤収して寸又峡温泉の宿に宿泊です。
ですが、昨日からの台風5号情報で、今日から大雨が降ることはわかっています。キャンプ場って、基本的に文明の利器から遮断されるので、情報が少なくなりがちです。そういう意味では、池の谷ファミリーキャンプ場、いえ、川根本町のFree Wi-fiが整備されていたことが幸いしました。
朝早く目覚めましたが、すぐにでも撤収にかからないと大変なことになりそうです。今回は万が一の天候の急変に備えてバンガロー泊にしていましたが、バンガローの中で煮炊きは禁止と言われていたので、タープは持って行って設営しています。というか逆に、タープと椅子やテーブルがないと食事すらできません。バンガローは寝るだけの場所ですので。
この設営している道具を一気に片付けなければなりません。朝食も食べすに猛烈な勢いで撤収をしていると、またも息子が頼もしく手伝ってくれました。当然のように私が抜いたペグを吹いたり、椅子を一生懸命畳んでくれています。こういうのを見ると、本当にキャンプに連れて行っていてよかったなーと思います。普段は軟弱な都会っ子の息子が、キャンプとなると嬉々として家内よりも頼もしい相棒になるんですからね。そう、キャンプでは息子はいい相棒です。
ちょうどタープを畳んだ時に、雨がポツポツと降り出しました。ギリギリセーフ。タープを濡らしたりした日には帰ってからの乾燥などが大変ですからね。その後に片付いたバンガローの中で、前日に買っていたパンやバナナで朝食です。この順番を間違っていたらアウトでしたね。
さて、でも今日はどうしようか?
雨となるとどこか屋内の施設でのアクティビティを考えなければいけませんが・・・実はそこまでは考えていませんでした(笑)。
家内が調べたところ、静岡市内に色々と行きたい箇所が見つかったようですので、そちら方面へ向けて走り出します。
が。
雨足がどんどん強くなります。走り出すと、視界が悪くて40km/h以上出せません。いえ、あの「酷道」「険道」区間では30km/hがやっと。道路がところどころ川になっています。
実は前日、買い出しの時に走行した際に見ていました。山道はどこでもそうですが、川根本町と静岡市内を繋ぐ区間は降り始めからの雨量が120mmを越えると通行止になったような。静岡市内から今日のお宿に戻ろうと思ったら1時間半以上の山道ドライブを覚悟しなければいけません。よしんば通行止にならなかったとしても、果たしてこの低速で1時間半で帰ってこれるのか?暗く、大雨の狭い山道で事故なくたどり着けるのか?
それはちょっと疑わしいです。念のため、お宿の方にも電話して状況を聞いて見ました。すると、
「今は降ったり止んだりの状態ですけど、この先はひどくなるでしょう。台風の進路まで予想してアドバイスはできませんが(笑)、もしキャンセルしてもキャンセル料はいただきませんよ。」
おっと。そこまでは考えていなかったのに「キャンセル」という言葉まで飛び出しました。ここは一つ、考えどころです。
もちろん、キャンセルなんてしたくありません。外出しなくとも、温泉につかってのんびりするだけでもいいんですよね。
決めました。寸又峡温泉に向かいます!
案ずるより産むが易し
実は昨日、夢の吊り橋に来た時に今日泊まるお宿の位置は確認してありました。なぜ今日泊まるのに昨日わざわざ夢の吊り橋まで来たかというと、もちろん天候が変わるのを知っていたからです。
ヘッドライト、フォグ・リアフォグ全点灯で慎重に走行して来て見ると・・・私が滞在していた池の谷ファミリーキャンプ場のある千頭エリア付近よりは雨は激しくありません。が、強い雨であることには変わりなく、走路の途中でところどころ川ができています。
這々の体で早めの時間(12時過ぎ!)に入ったにも関わらずお部屋を準備してくださいまして、千頭駅で買った駅弁を食べることができました。一応、大雨の中とはいえ、あちこちうろついてはいたんですよ。
お宿は「寸又峡温泉 湯屋 飛龍の宿」。新しくはありませんが、小綺麗にしてある、温泉宿です。
ところが、昼食を終えて部屋で休んでいると、激しい雨の音が。
これはこれで幻想的で綺麗ですが、明日になって道路が通行止になっていたらと思うと、気にならないといえば嘘です。
まあ、運を天に任せて、早速ひとっ風呂浴びて来ましょうか。
寸又峡温泉は「美女づくりの湯」
寸又峡温泉の泉質はとろみがあり、「美女づくりの湯」と言われています。実際、そうした名前の公衆浴場というのでしょうか、スポットがあります。
このお宿の泉質も同じです。思ったよりもとろみがあって、肌がスルスルになります。同時に、浴場では足が滑りやすくなります(笑)。
ものは挑戦と露天風呂に出て見ましたが・・・やはりすごい雨です(笑)。ある意味、体は温まって頭が冷やされていいのですが、さすがに土砂降りすぎて屋内に退避しました。
キャンプでの高速撤収で疲れた体に、温泉の暖かさが身にしみます。さっぱりとして上がり、あとは部屋でテレビを見ながらゴロゴロしていました。上がっても、お肌がすべすべですね。私が綺麗になってもどうしようもないのですが(笑)、気持ちいいので許してください。
比較的近くの地区で避難準備勧告が。
寸又峡では断続的にしか大雨と言えるほどの雨は降っていませんが、千頭エリアがそうだったように、他地域では相当に降っているようです。
テレビを見ていると、「静岡市○○区で避難準備」などのテロップが出ています。お宿には結構何組かの宿泊グループがいまして、意外とみなさん冷静だな、と。私なんかキャンセルの可能性も含めてウンウン唸って悩んだのに(笑)。
でも、なんででしょう?標高が高いから雨がさほどではないのでしょうか?ああ、もっとちゃんと昔に勉強しておくんでした。理科の先生ごめんなさい。
さて、明日私の帰路の一本道が通行止になっていないことを祈りつつ、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。