40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

8シリーズの開発テストをキャッチ!次期6シリーズは?

BMW

以前当ブログでご紹介しましたが、本当に8シリーズが復活するようです。カモフラージュだらけのテストカーをキャッチしたとのニュースがありましたので、ご紹介します。

8シリーズの復活は実に20年ぶり。

以下の記事をご覧ください。

20年ぶりの復活!BMW・8シリーズの次世代型を捕捉

clicccar 10月14日(金)6時3分配信

1999年まで生産されていたBMWのフラッグシップ・クーペ『8シリーズ』が、20年ぶりに帰ってくる事が分かりました。

次世代型「8シリーズ」は、現行の『6シリーズ』の後継モデルにあたります。過去に「3シリーズ クーペ」が、「4シリーズ」へ移行したケースと同じです。

ライバルをメルセデスベンツ「Sクラス クーペ」など、最高級クーペを想定しているため、現行6シリーズよりハイクオリティな装備、質感を持たせるといいます。

まだフルカモフラージュですが、2013年に公開された「ピニンファリーナ・グランルッソ・クーペ」の意匠を継ぐ、ワイドなキドニーグリル、グラマラスなボディ、つり上がったヘッドライトなどが確認できます。

パワートレインは、3リットル直列6気筒ターボ、及び4リットルV型8気筒エンジンを搭載。ハイエンドモデルにはV型12気筒モデルも予想されています。

ワールドプレミアは2019年とレポートされており、クーペ登場後、派生モデルとなるカブリオレもラインナップに加わりそうです。

初代8シリーズは、高級車の割にトランクや室内が狭いなど、実用性が良かったとは言えず、当時ライバルであったメルセデスベンツ「SL」に販売面で惨敗、この次世代モデルにかけるBMWの意気込みは相当なものと伝えられています。

(APOLLO)

本当に開発していたんですね。ちょっとびっくりしました。

実質的には6シリーズの後継車のようです。

私も実はよく理解していませんでした。

実は当ブログでも8シリーズが復活するということは以前ご紹介したんですが、正直申し上げると私自身、半信半疑だったんです。

8シリーズ復活するんですね。

あまり8シリーズって印象に残っていないんですよね。こんなクルマだったんです。

bmw_840_ci_1

懐かしいですねー、リトラクタブルライト。今見てもかっこいいじゃないですか!モデルライフ自体は比較的長く、1990年代から1999年までありました。

以前の8シリーズは6シリーズの後継車

コンセプトとしてはクーペボディにV12搭載という、日本の当時の世相(バブル絶頂期!)にはぴったりながらBMWらしくないコンセプトだったわけですが・・・鳴かず飛ばずで終わってしまいました。

この8シリーズはあの名車、6シリーズ(E24)の後継としてリリースされたんですね。それにしては6シリーズほどのカリスマ性もなく、かつ日本では「幅広ボディの割にゴルフバッグも積めない」ということが忌避され(なんせバブルですから、誰もがゴルフとかやっていたわけです。)、全く売れずに終わりました。ターゲットとしていたメルセデスの名車、SLに完敗です。

しかも、このころのBMWといえば3/5/7シリーズの、今でいう奇数番号シリーズの中核モデルのみのラインアップ。クーペやカブリオレは3シリーズで展開されていましたが、それはあくまで3シリーズが大ヒット作だったからでして、ある意味ちょっと例外的でした。

そこにいかにもスポーツカー然とした8シリーズが登場したところで、なんだかBMWっぽく感じなくても無理はないですよね。

今回も同じ轍を踏んでしまうのか?!

ご紹介した記事の中でも復活する8シリーズは現行6シリーズの後継者として、メルセデスのSクラスクーペをターゲットとして開発されているとのこと。

まんま20年前のデジャブです。悪夢再びとなってしまうのでしょうか?

かつてと違うのは、現行6シリーズはヒットはしていますがそこまでカリスマ的な人気を誇っているわけでもないところです。しかも2代にわたって続いたことで、BMWにおけるラグジュアリークーペのあり方というのを世間的に認知する役割は十分果たしていると思います。

となると8シリーズへ上級移行してもうまくいくのではないか、という期待を抱かせますよね。

「上級移行」と申し上げましたが、「6シリーズ」というネーミングがSクラスクーペに比べて、ラグジュアリークーペとしての訴求力が低いと判断された可能性もあると推測しております。

つまり、現在のBMWのシリーズ名の法則からすると、6シリーズはあくまで5シリーズのクーペであると捉えられてしまい、Fセグメントのラグジュアリークーペとして認識されにくいということです。そこはやはりストレートに「Sクラス」と名乗っているメルセデスの方がわかりやすいですよね。その点、「8シリーズ」というと、7シリーズのクーペ、より贅を尽くしたクルマというイメージが湧きやすいのは確かです。

じゃあ6シリーズはどうなるの?

いや、私もわかりません。どうするんでしょうね?

今、メルセデスにあってBMWにない車種を考えてみましょうか。セダンは完全に重なっているので省略させていただきます。

まず、Fセグメントのラグジュアリークーペは、8シリーズが出たらカバーされますよね?メルセデスのEクラスクーペですが、実質的にこれはCクラスベースですので、BMWでは4シリーズで対抗できるでしょう。

じゃあCクラスクーペは?となりますが、これはBMWとしては2シリーズクーペなんでしょうね。そしてメルセデスBクラスは2シリーズアクティブ/ グランツアラーで、Aクラスは1シリーズ。

あれ?なんだかおかしいですね?メルセデスのGLSに対応するSAVがありませんが、SUVはXシリーズですもんね。

ここで思い出しました。VクラスやRクラスといった大型ミニバン。これがありませんね。

でも・・・わざわざ伝統ある6シリーズの車名を冠するような車種ではないと思います。

うーん、やはりEセグメントのクーペとして生き残るのでしょうか?トヨタのスープラの兄弟車はZ5になりそうですし・・・全くの謎ですね。

とりあえず、現在開発中の8シリーズが前回と同じ道を歩まないように祈るだけです。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。