あれだけALIPNAが好きだと言っておきながら、車名に含まれるアルファベットについて考えたことなんてありませんでした。ですが、今日ふと気づいてしまったんです!
ALPINA D3は理想のクルマ
私がD3を理想のクルマだというのは、以下の記事を読んでいただければよくわかっていただけると思います。
ALPINAディーゼル試乗会、前回記事のXD3に引き続き今度は本命のD3試乗です。もう、こんなクルマが世の中に存在することが驚きというくらい、究極の完成度を誇る、スーパーサルーンでした。 憧れのD3! 以前B3に乗った時もかなりの感動を[…]
それは動力性能や運動性能だけで見れば、ポルシェやフェラーリなど、上回っているクルマはたくさんあります。ですが、D3のすごいところは、本当に日常使いできるスーパースポーツ、燃料代も含めて一切の我慢をしないで乗り倒せる超高性能車であるところです。
こんな一言でD3の魅力は言い尽くせないのですが、D3が登場する前はもちろんB3が私の理想のクルマでした。そのころは試乗したこともありませんでしたが、それでもこれ以上のクルマはない、と思うくらいに惚れ込んでいましたね。
現在の私の愛車320dツーリングを購入して乗り倒すうちに、現代のディーゼルのすごさに圧倒されていきます。そんな中D3が導入された時、車名だけを見て「D3っていうんだかからディーゼルだよね」と思ったのを覚えています。先代E90ベースのD3や、D5も同じように思っていました。でも不思議なもので「B」の方は気にならないんですよね。なんとなく「昔からそうだから」という理由で、何かALPINAならではの由来があるのだろう、くらいで流していました。
Dがディーゼルなら・・・
ご存知の通り、Dの登場までALPINAといえば車名に「B」が着くのが定例でした。昔はBのあとは現在のようにシリーズ名の番号ではなく、5シリーズベースがB10とか、そういう名前でしたよね。エンジンのシリンダー数かと思いきや、B11なんていいうモデルまで出てきてかなり混乱していました。これがトラウマとなって(大げさ)ALPINAの車名に関する追求をやめてしまったんですよね。
ところが今日、会社帰りにてくてくと歩いているときにふと気づいたんです。
というといつでもクルマのことばかり考えていると思われそうで恥ずかしいのですが、実際そうなんですから仕方ありませんね(笑)。別にその場をALPINAが通りかかったわけでもないのに、突然閃きました。「B」がなんなのか。
ヨーロッパでは、ガソリンスタンドで経由の給油口には「Diesel」と書いてあるそうです。そういえば、我が愛車の燃料計にも爽書いてありますね。
針が被ってしまっていますが、お分りいただけると思います。
では、ガソリンの320iとかの場合は?というと、わざわざ「Gasoline」なんて書いてありません。そもそも、英語といえばイギリス!なヨーロッパのこと、それをいうなら「Petrol」ですね。でも、それも書いてありません。
これはまあ、ディーゼルエンジンへの誤給油を防ぐためのものでしょう。ですが、これがなかったからわからなかったんです。
では、ドイツではガソリンはなんなのか?ここまで引っ張っておいてなんですが、当ブログの読者様は博識な方が多いのでもう題名を読んだ瞬間にわかった方もいらっしゃると思うのですが・・・「Benzene」なんですね。ベンゼン。日本でベンゼンというと、ガソリンではない別のものになってしまいますが、そういうのですから仕方ありません。
そう、ALPINA B3とかB5の「B」はこの「Benzin」、つまりガソリンエンジンを表していたんです!
ガソリンエンジンを表しているんだろうなあと思いつつ、はっきりとなんなのかわかってものすごくスッキリしました。
やはり日本では馴染みがないので。
でも、Benzinはちょっと思い浮かばないですよねぇ。日本ではガソリンとしか言いませんし。Petrolは英語を習うと出てくることもありますから知っている方もいらっしゃるでしょうけど。
いっそのこと、ALPINA P3とかにしてくれれば、「あ、PetrolのPか」とわかるのですが。・・・・かっこ悪いですね。「P」って、気が抜けていきそうです。あの凄まじいまでの加速なのにPちゃんでは、クルマが泣きますね。
では、Gasolineなので、ALPINA G3というのは?!これはなんか勢いがあってかっこよくないですか?!でも・・・アメリカでしか通用しなさそうですね・・・。
うーん、結局はB3が一番いいですね。Bには馴染みがなくても車名としてのB3とかB5には馴染みがありますから。やっぱり買えなくていいです。我々の方で、「『B』は『Benzin』の『B』!ガソリンエンジンであることを表す!」と知っていればいいだけのことですね。こういう、一見どうでもいい知識がクルマ好きにとっては重要で、なんだか誇らしげに披露したかったりするものですからね。
私、早速誇らしげに披露してしまっていますが(笑)。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。