40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

i3、世界販売50%増!売れてますねー。

BMW NO IMAGE

日本では未だに稀にしか目にしないi3ですが、絶対量は少ないもののジワジワと人気が出てきているようです。

エコなBMWのイメージリーダー

一時期日本から撤退するという噂が駆け巡ったiシリーズですが、世界的には販売が伸びているんですね。

2016.5.26

BMWグループの電動車両販売、i3 は5割増…4月

ドイツの高級車メーカー、BMWグループは5月13日、4月の電動車両(EVおよびプラグインハイブリッド車)の世界新車販売の結果を公表した。4月は全世界で、4504台を販売している。

BMWグループの電動化車両には、「i」ブランドのEVおよびPHV『i3』と、PHVスポーツカーの『i8』がある。

また、BMWブランドでは、『2シリーズ アクティブ ツアラー』、『3シリーズ』、『5シリーズ』、『7シリーズ』、『X5』などに、PHVをラインナップしている。

4月実績の4504台のうち、iブランドは前年同月比29.4%増の2181台。そのうち、i3は1854台を売り上げ、前年同月比は50.7%増と大きく伸びた。

BMWブランドでは、X5のPHV、「xDrive40e」グレードが4月、1196台を販売。X5の全販売台数のほぼ10%を占めている。

 

(レスポンス 森脇稔)

確かに、以前よりは東京都内を走っているとi3を見かける頻度はあがったような気がします。といってもまだ両手でたりるくらいですが。

そうそう、320dツーリングを一年点検に出した帰り道、渋滞の五日市街道でActivehybrid3に夢中になっていたら前にi8がいたんですよ。

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近隣にBMWディーラーはない場所でしたので、試乗車ではないと思います。Activehybrid3は自分のクルマではないのに、「おお、ハイブリッド・ブラザーズ!」などと思わず興奮してしまいました(笑)。

このように、爆発的ではないものの徐々にiシリーズがキテいるのは実感します。

今開発が進んでいる虎ノ門ヒルズ近くにiシリーズ専門店の「BMW i Megacity Studio」もあります。まだ前を通りかかったことしかありませんが、建物自体は小さいものの、i3とi8が展示してあって、関連アクセサリーも売っているようですので、是非一度は訪れてみたい場所です。

ちなみに、私がお世話になっているToto BMWさんでも、常にi3が展示してあります。

どこで売れているんでしょう?

私がぱっと思いついたのは、やはりここですね。

オランダ自動車事情 ~ EV天国

補助金も出ますし、航続距離を伸ばしたモデルが出たのが売れ行きに拍車をかけたんではないでしょうか?メルセデスのスマートEVキラーとしての役割を果たすイメージをBMWとしては持っているのかもしれませんね。

あと、ヨーロッパの都市部ではいわゆる環境ロードプライシングが進んでいますが、ロンドンなどはEVやHVは渋滞税が100%免除なので、そうしたところでの需要は相当あるはずです。なのでBMWとしてはもっと売れて欲しいし、売れて当然と思っているんでしょうね。

日本ではどうなるでしょうね。

まだまだ充電設備のインフラが十分普及しているとは言い難い日本。これは主にPHVを想定していることも普及の遅れに繋がっていると思います。

PHVであればバッテリーが空でもエンジンで走れますからね。そしてそうした環境がまたPHVをユーザーが選好する原因を作り出すという、中々EVが普及しにくい循環に入りつつあるように見えます。。

そういう私自身も、いくら補助金が出るからと言って、今の状況でピュアEVを買う勇気はありません。でも、そんな私のような人向けにも、BMWはPHVという解を用意してくれています。国産車では日産のリーフがピュアEVな位で、あとは全部PHVかHV。選択の余地はほとんどありません。なのに一つのメーカーでそこまで選択肢を用意しているとは、つくづくすごいメーカーです、BMWって。

東京オリンピックを契機に、日本としてもそうした環境対応もアピールするようですが、公共交通だけに留まらず、レンタカーやカーシェアリングでのEVの導入と充電設備の整備を官民一体となって強力に進めるべきと考えます。

もっと言えば、日本の技術をアピールする場とするなら、燃料電池のバスを走らせる位しないとですね。

と、最後はちょっと悲観的になってしまいましたが、私としてはこのi3のニュース、ちょっとクルマの身近な未来を妄想させるものでした。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。