BMWとメルセデスのタイヤ共用化の現実。性能は充分なのか?

最近、メルセデスとBMWがタイヤを共用化した、という話題をニュースで見かけました。まあ、特に驚く事でもないとお思いでしょう?ですがそうでもなさそうなんです。BMW乗り必読です。

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まずは現状認識から。

私もニュースで読んで、その事実は知っていました。

そして、事実であることを確認したのは週末にToto BMWに行った時に展示車を何気なく見ていた時でした。

ショールームには新型の5シリーズが展示してあったんですね。530i M Sport、色はアルピン・ホワイト。何より珍しかったのは、左ハンドルだったんです。

息子に「ほら、左ハンドルだよ」と言いながら、さりげなく(嘘です、結構露骨にかがんでチェックしました(笑))恒例のタイヤチェック。またもやGOOD YEAR のEAGLE F1でした。G30のM Sport はEAGLE F1が多いですねー。と思って見ていたら、タイヤの一番上の位置に、私には見慣れた刻印が。


結構大きく書いてありますでしょう?「MOExtended」って。メルセデス純正指定のランフラットタイヤの証ですね。そして同様にBMW純正の証、スターマークもあります。そしてスターマークとMOExtendedの間の「RSC」というのは「Runflat System Componet」という、ランフラットタイヤの共通名称だそうです。

そう、この「MOE」、私は見慣れています。私のミシュランPrimacy3 もそうですから。


こちらはBMW純正スターマークはありませんので、まあ、ちょっと違いますが。

狙いは間違いなくコストダウンだけど。

疑う余地はないでしょう。当ブログではランフラットタイヤをオススメしておりますが、ランフラットタイヤってやっぱり高いです。私が交換した時には最安ショップで購入して、できるだけ安く交換したのに100,000円をちょっと超えてしまいましたから。

ランフラットタイヤの購入と交換方法決定。

2016.12.06

これで安くなっていいじゃないか、と思うかも知れませんが、私の愛読誌CGで、私が大変信頼すら自動車ジャーナリストの清水和夫氏のコラムで、このことに触れていました。

氏の言うには、この様にメルセデスとBMWで共用化されたPrimacy3を履いたそれぞれのクルマに乗ったところ、小型車に装着された共用ではないPrimacy3と比べてウェットグリップがちょっと甘かった、と言うことです。

BMWでも、新型5シリーズのLuxuryにはこのPrimacy3が装着されている様ですし、メルセデスのEクラスでもPrimacy3を履いているのは私もショールームで実際に確認しております。

メルセデス・ベンツCクラス、試乗して来ちゃいました。そしてタイヤ調査にも進展が。

2016.11.26

これは衝撃的ですよね。もしそうだとしたら、共用化で得られる以上のコストダウンをしてしまっているのではないかと勘繰りたくなります。

Primacy3は私も実際に使用して見て、大変素晴らしいタイヤだと言うのは確認していますし、何回か当ブログでもお伝えしています。静粛性と良好なダンピングによる快適性もさることながら、ウェットグリップもかなり良好であることは先日のヘビーウェットのドライブでも確認しました。どのくらい良かったかと言うと、首都高速のカーブの途中の継ぎ目で滑らなかった、と言うと伝わるでしょうか?雨の日の首都高速のカーブ途中の継ぎ目って、必ずタイヤがアウトに向かって滑るのにそれがなかった、と言うことです。

ミシュランPrimacy3とBMWはいい相性!

2017.03.25

BMW320dツーリングの板金見積もりに、雨の日ドライブ!そんなに高くならなさそうでホッとしました。

2017.05.13

タイヤの太さやパワー(ストッピングパワーも含めて)、車重なども関係あると思います。

一般的に、滑りやすい路面では太いタイヤの方が浮きやすくなります。これはちょっと考えて頂ければお分かりかと思いますが、単位面積当たりにかかる荷重が少なくなるからですね。

証拠と言ってはなんですが、機会があればWRC(世界ラリー選手権)のクルマが雪道を走る写真をご覧になって頂きたいのですが、特に前輪は信じられないくらい細いタイヤを履いています。

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あと、Eクラスや5シリーズと小型車のパワーやトルクの違いもあるでしょうね。発進時にホイールスピンしやすくなりますし。車重が重いことによると慣性力の大きさも見逃せないでしょう。慣性力が大きくなると、カーブで外に滑る力も大きく働きますし、停止時のストッピングパワーも大きくなるので滑るやすくなります。

それにしても感じるのは、Primacy3のって結構不透明なタイヤだなあということ。私もタイヤ交換の段階で色々とリサーチしている際に、無印Primacy3と「ST」のどちらが来るかわからなかったりしましたが、オフィシャルに違いはアナウンスされていませんし。まあ、性能に変わりない、と言うことなのでしょうけど。

BMW3シリーズの夏タイヤに関する考察。何に気をつけて選ぶべきか?

2016.11.24

幸いにして私が選んだ3シリーズのデザインライン純正サイズのものは当たりだった、ということになるでしょうか?無印ながら製造国もミシュランの中で評価の高いヨーロッパ(イタリア)製でしたし。

純正装着タイヤへの疑問

ただ、それにしても解せない話ではあります。タイヤの共用化っていいますが、ランフラットではない通常のタイヤでしたら、サイズさえあえばどのクルマと同じタイヤでも不思議ではないですよね。

それがランフラットだとどうも品質が違う、と言うのは、単純に鵜呑みにはできないですし、そもそも「ライバルメーカーが調達を同じメーカーからした」と言うだけで、特に目新しいことはないはずです。

ただ一つ考えられるのは、「純正タイヤだから」と言う理由による違いです。

過去記事で一度触れたことがありますが、アフターマーケットのPOTENZA S001と、BMW純正のS001って違うのはご存知ですか?

BMW承認ランフラットタイヤはピレリが気になる。

2016.04.10

これがアフターマーケットのS001。

そしてこれがBMW純正。

サイドウォールにある、「クーリングフィン」がないんですよね、純正品には。ブリジストンによると、S001はこのサイドウォールのクーリングフィンでサイドウォールの発熱を抑えることで、パンク時のタイヤの変形を防いでランフラットタイヤとしての性能を維持することと乗り心地の両立を可能にしているはずなんです。

POTENZA S001RFT 製品特徴

では、そのクーリングフィンがないBMW純正タイヤって・・・とかねがね私は疑問に思っていました。これは恐らくコストダウンだろうと思いますが、それが具体的にどの様な性能の変化をもたらしているかまではわかりません。

ただ、あくまで私の体感上の感想としては、前のF30の時にBMW純正からアフターマーケットのS001に交換した時、あまりにもしなやかな感触に驚いた記憶はあります。まあ、劣化したタイヤとの比較なので割り引いて考える必要はありますが。

一応私の装着しているPrimacy3はアフターマーケット用

私はリサーチにリサーチを重ねて、愛車320dツーリングの2足目のシューズとして、今のPrimacy3を選択しました。メルセデス純正指定ではありますが、一応アフターマーケットのモノです。

まあ、このタイヤは過去にBMW純正指定だったこともあり、さらにどのメーカーの純正指定でもなかった時期のあるタイヤですので、上でご紹介した様な「純正品質」ではないと思いますし、何より私自身の使用した感想と清水和夫氏の指摘は真逆です。

ですので、私はPrimacy3を気に入っていますし、オススメしたいタイヤです。あの快適性はS001を大きくしのぎますし、それなのに運動性能もスポイルされておらず、ヘビーウェットでも頼もしい接地感を伝えてくれますし。

あなたはどうお考えになりますか?

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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7 件のコメント

  • 清水さんの比較された小型車用のPrimacy3はRFTだったのでしょうか?
    ノーマルタイヤであればRFTと差があってもおかしくないかなと思いましたが。

    • あっきろ様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      そこまでは言及されていませんでしたので、私も記事本文中では触れませんでした。

      そうなんですよね。サイドウォールのしなりがあるかないかでタイヤのグリップって変わりますもんね。

      さすがあっきろ様、鋭いご指摘です。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • pontaさん、私はメルセデスとの共有化を内心願っていました。これが現実になるとは思いもよりませんでした。
    ところで、我が愛車の次回のタイヤはprimacy3に決めていますが、この共有化によって選択肢が多くなり、タイヤ交換時はますます悩ましいとは思います。

    • 蜜柑山 三郎様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      おっしゃる通りですね。これでおそらく他のメーカーもランフラットタイヤに力を入れやすくなるはずですので、選択肢が広がることが予想されます。

      早いですね、もう時期タイヤをお決めになられているとは(笑)。いえ、私はごく控えめに言ってPrimacy3はBMW3シリーズで、快適性を求める方にはもっとも町していると思いますのでもちろんおすすめです。今はむしろ、早く「Primacy4」というのでも発表されて、より快適性とハンドリング・ウェットグリップに磨きをかけてくれないかなー、というのは偽らざる心境です(笑)。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • ponta様
    先日私が履き替えたPrimacy3が、正に★+MOEです。
    清水プロフェッショナルが言われた「小型車に装着された共用ではないPrimacy3と比べてウェットグリップがちょっと甘かった」を聞いて、ちょっとビックリです。私も、先日豪雨の高速を走る事になったのですが、以前に履いていたP7に較べるとウェットグリップも排水も良く、満足しています。限界的な部分では、もしかしたら違いが有るのかもしれませんね。清水さんは、ウェットやブレーキングについては昔から相当力を入れられていて、「ポルシェのブレーキは宇宙一!」等との記述に、私も一度ポルシェでパニックストップを踏んでみたい!と思ったものです。
    Primacy3は充分に満足して履いていますが、最近になって高速ではちょっとダンピングが甘いかな?と感じるようになりました。まあ、最近乗った代車が全てM-spだった為かな?と思っていますが、その点だけは以前のP7の方が剛性感は有ったかも知れません。
    でもPrimacy3は、特にスポーツ志向でない方には自信を持って進められる、オールラウンドな良いタイヤだと思います。
    S-001のクーリングファンの件ですが、不思議な話ですよね?知り合いに既にリタイアしたBSの技術者が居るので、コソッっと聞いてみます・・・

    • keybowBMW様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      そうなんですよ。ヘビーウェットの首都高速でも排水性の良さから接地感も万全ですし、実際にグリップもよかったものですから。いわゆる「純正仕様」ではないからなのかもしれませんが。keybowBMW様のものは正に清水和夫氏が指摘されていたものと同じですよね。あっきろ様がおっしゃる通り、RFTであることが関係している可能性も高いですが・・・。

      ミシュランのタイヤの特徴は、「しなやかなサイドウォールでダンピングよく路面からの衝撃を吸収する」ことだと言われています。現在主流となっているサイドウォール強化型のRFTとは思いっきり矛盾する特徴ですが(笑)、このようにしてミシュラン独特のまろやかな乗り心地というのは実現されているわけですね。RFTに関しても、非RFTの特徴をそのまま出そうとした結果、keybowBMW様がおっさhる用にちょっとふにゃふにゃ感がある感じがすることはあり得ると思います。

      おおっ、いいお知り合いをお持ちですね(笑)。ぜひぜひ、質問してみてください。やはり「純正としてOEM供給するタイヤはコストを下げるために(ごにょごにょ)」という回答がきてしまうのでしょうか?!

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • タイヤ共有化はメーカーさんがしっかり考えてくれますので、ここの皆さん!次のタイヤを考えるより、車を買い替えましょう^^BMWの試乗キャンペーンに参加して、見積りをとりましょう! 5000名はpontaさんが、当選したい気持ちがそのような告知に見えた??のでしょう。笑 

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