2017年にも発売が噂され、様々なところでスパイショットが撮影されている次期X3ですが、「M」の名を冠するモデルが用意されるようですね。
「M」にふさわしく、ニュルブルクリンクでテスト!
さすがというかやりすぎというか、「M」の血統を受け継ぐモデルには妥協は許されないのでしょうね。あの「緑の地獄」ニュルブルクリンクで走り込んでいるようです。
550馬力本気のニュルアタック!BMW X3の次期型に初の「M」が登場
BMWのクロスオーバーSAV「X3」次期型に初めて設定されるとみられる、ハイパフォーマンスモデル「X3 M」のプロトタイプがニュルの高速アタックに挑みました。
重いカモフラージュですが、大口エアインテーク、ツインエキゾーストパイプ、大径アロイホイールが確認できます。また、フロント及びリアバンパーも「M」専用デザインが与えられるようです。
パワートレインは「M4クーペ」から流用される、3リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載、最高馬力は550psを叩き出すと噂されています。
BMWストレート6が奏でる心地よいエキゾーストノートが響き渡っていたようです。
(APOLLO)
簡単な記事ではありますが、結構重要な情報が含まれていますよね。
エンジンは直列6気筒?!
記事の中では軽く「M4クーペから流用される」と言っていますが、現行M4だってノーマルでは431psです。オプションのコンペティションパッケージで450ps、M4-GTSでようやく500psです。
これが550psまでパワーアップされるとなると、もはやX5MやX6Mに肉薄します。とんでもないマシンですね。
排気量アップの可能性も無きにしも非ずですが・・・現在、気筒容積あたり500ccにこだわっているBMWですから、直列6気筒である限りやはり3Lのターボでこのパワーを実現すると考えた方が自然でしょう。
これに次期型で採用が噂されている BMWご自慢の次世代プラットフォームであるCLARで軽量化されたボディとが組み合わさると、どんなモンスターマシンになってしまうんでしょう?これは「最速のステーションワゴン」アウディRS6を凌ぐ車になるかもしれませんね。SUVなのに。
次期X3、エラく懐が広いですね。
以前当ブログでもお伝えしましたが、次期X3をベースとしたフルEVの計画もBMWは発表しています。
フルEVからMまで受け止めるシャシーが可能なのも、CLARのおかげなんでしょうね。より言えば、いち早くiブランドで次世代技術を熟成させ、クルマ作りの基本中の基本である「軽量化」に真正面から取り組んできた結果として、このような従来の常識を覆すようなシャシーが作れたのでしょう。
まあ、そうは言ってもMはかなり補強して別物になるんでしょうけどね。
なんだか最近報じられる次期モデルが現実感がわかないほど未来的ですね。
そう感じるのは私だけでしょうか?
当ブログで何度も申し上げている通り、今って多分自動車業界の大変革期にあるんだと思います。EV化・自動運転化の流れ然り、こうした細かい技術の積み重ねによる自動車自体の進化然り。
後世から見ると、ここ数年の燃費の劇的な改善から完全自動運転のEV登場までの流れって、どう見えるんでしょうか?我々の子供世代が目の当たりにするこの変化、息子が長じたら聞いてみたいものです。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。