40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

DRL(デイタイム・ランニング・ライト)を点灯していることによる意外な副次的効果。

BMW

私がDRLをオンにした事は当ブログでご報告した通りですが、しばらく使用してみて意外な副次的効果があることを発見しましたのでお伝えしたいと思います。

もちろん、想定内の効果もきちんとあります。

私のDRLはディーラーでプログラムアップデートでオンにして頂きましたので、コーディングでオンにするのと違い、メニュー項目に出てこないので、正に常時点灯状態、自らの意思で消す事は出来ません。これは日本の法規に合わせたものである事はお話ししました。当然ながら、ヘッドライト点灯状態では、これまた日本の法規に合わせて減光します。

この減光した時との明るさの違いというのは、乗っている私にもわかるほど相当なものでして、DRL点灯状態だというのは、夏の強い日差しの下でもはっきりと視認できます。

その結果として、やはり被視認性が高まったのか、どうも車線変更で危ない入られ方をすることがなくなった様な気がします。いや、我ながら奥歯に物が挟まった様な言い方ですが、そもそも前に危ない入られ方をすることって少ないですから、あくまでも「そういう気がする」程度です。

何だか避けられてます?

そういうわけではないのでしょうけど、色々な場面で道を譲られる様に感じるシーンが増えた様な気もしています。

これは全く想定外だったのですが、例えば右折車線の先頭で右折待ちをしている時です。右折の矢印が出ても、明らかに信号無視のタイミングで突っ込んで来るクルマというのはいつでもいるものですが、「あ、あれも行くかな?」と思って待っていてもほぼ止まります。

もっとわかりやすいのが高速道路です。東京近郊の都市間高速は交通量が多く、走行車線だけではなく追い越し車線もクルマが連なって走っているのですが、追い越し車線を走っていると、特に日中ですが、前を走っているクルマがどんどん避けてくれます。いや、ACCでついて行っていただけなので避けられても困るのですが。

ACCを使っていると、特に大都市圏の高速道路では、安全な車間を保ってついて行くことになるので、以前の記事でもお話しした「大都市圏ナンバーのクルマは追い越し車線からどかない」傾向に拍車がかかるのですが、それが180度変わりました。

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前のクルマが避ける避ける(笑)。ありがついには前がぽっかり空くという・・・。ありがたいはありがたいのですが、私もそこまでスピードを出しているわけでもないので、何だか結構気まずい時もあります。

DRLは「高級車」の象徴?!

ただ、よく考えてみたら、実は私も昔、似た様なことをしていたのを思い出しました。

10年以上前になりますか、ヘッドライトがまだ一般的にはハロゲンだった頃、一部高級車にHIDライトが装備され始めた頃です。

夜間の高速道路で追い越し車線を走行中、後ろから青白い光が迫って来たら、「あっ、多分これは速いな」と判断してさっさと走行車線に戻っていました。

これを逆手にとって、当時乗っていたインプレッサのヘッドライトバルブを色温度の高いものに変えたりしたものです。その時は特に前のクルマが避けてくれるでもなかったのですが、これはまあ、所詮はハロゲンのままですので明るさが全然違ったからというのもあるのでしょうね。

この様に、追い越し車線を走るクルマは、迫って来るクルマの「顔」をみています。そして、後ろのクルマが自車よりも速いかどうかを判断しているわけです。これは「高級車っぽい」「偉そうだから」避けるというのではなく、あくまで「青白い光」や「日中にDRLを煌々とつけて目立っていること」がわかりやすい判断材料だからなのでしょうね。

それにしても、繰り返しになりますが、前のクルマにぜーんぶ避けられた時は、ちょっと「どうしよう」と思っちゃいました。

思っただけで、そのまま設定速度を変えずに走り続けましたが。

そういう意味では、DRLは市民権を得ているんですね。

街中でDRLを点灯して走っているクルマは、比較的新しいクルマが多いです。しかもメルセデス・BMW・アウディのドイツ御三家にレクサス・クラウンと来れば、私だって避けます。

となると、DRLを点灯して走行しているクルマには、ある程度上品な運転が必要になって来るでしょう。そこでオラオラ感を出して押しのける様に抜かしていったりしたら、そのクルマの印象が、そして「そういうクルマ」に乗るドライバーまで印象が悪くなり、他の善良なオーナー様までも同じ様な目で見られてしまいますからね。

最近でいうと、プリウスオーナー様がそういった目で見られることが多いですが、私に言わせれば、大抵のプリウスオーナー様はマナーが良いのに、クルマには特に興味がなく、ただ流行りで何も考えずに買った一部のオーナーの暴走っぷりからいわれもない誤解を受けているだけですよね。

その証拠に、「ロクな運転をしない」と言われて来たクルマは、かつてはハイラックスサーフなどに代表されるSUV、その次はオデッセイをはじめとしたミニバン、そして今はプリウス、と、並べてみると、その時その時で流行っていたクルマがそう言われているのに気づかれるでしょう。

BMWオーナーだけでなく、メルセデスやアウディなどのオーナー様にもご協力頂いて、「全く最近昼間でも明るいライトつけているドイツ車はマナーが悪いな!」と言われない様に(ドイツ車はただでさえスピードを出してぶっ飛んでいくので、すでにそう思われていますから)、模範的とは言わないまでも、オラついた運転をしない様、全員で注意していきましょう!

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。