40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMWのACCは大雨・大雪では使えない?!

BMW

雪道ネタ、もう一つ続きます。今回の雪道ドライブで、ACCは使用不能となりました。もちろん壊れたわけではなく、予め警告がついてのことです。

ACCが使えなくなる時の警告

すみません、もちろん運転中ですので写真はないのですが、これはさほどわかりにくくはないと思います。

真ん中のコントロールディスプレイに表示されます。ACC使用中は「ACCはOFFになりました」と出てきます。ですが、ACC使用中でなくても警告は出てくるんです。それは「衝突警告はOFFになりました」という警告です。まあ、これも常に衝突警告をONにしているから出てくるんですが。

どういうことかというと、基本的に使用しているシステムは一緒だということです。ACCも「衝突回避・被害軽減ブレーキ」も基本的にはミリ波レーダーと単眼カメラがシステムの目です。これが効かなくなると、両機能とも働かなくなるということです。

実はこうなったのは今回が初めてではありません。大雨の時もありましたし、なんと落ち葉が風で舞っている時もなりました(笑)。

そんなの意味がない!・・・とお思いかもしれませんが。

そういうご意見もおありでしょう。視界が悪い時や条件が悪い時こそ、レーダーで前のクルマを認識して、危ない時は止まって欲しいのに、ということですよね?

ですが、当ブログでは何度も申し上げております通り、今の運転者支援システムはそこまで可能なスーパーシステムではありません。いえ、それどころか、今の法令では電波法その他の関係でそんな強力なレーダーは残念ながらクルマには搭載できないでしょう。

私はむしろ、これはいいことだと思います。つまり、こういった悪条件下で完全な動作が保証できないシステムに任せるよりは、より判断力に優れる人間が操作したほうがいいと思うんです。

例えば豪雨の中、遠くまで視界が利かない時にACCは自動でスピードを落としてくれるでしょうか?ステアリングに介入するような運転支援システムが、その先の危険まで見通して回避できるでしょうか?もちろん無理ですよね。あ、じゃあACCのスピードを落とせばいいじゃないか、って思いましたよね?そう判断して、操作するのはどなたでしょう?そう、他ならぬあなたです。

ですが、完全自律運転車ではこうは行きません。流石にどんな状況下でもドライバーが指一本触れないで済むような自律運転車ができるとは到底思えませんが、ある程度想定される悪天候下でもドライバーがクルマ任せにしておけるものが期待されているはずですし、自動車メーカーもそれを目指しているはずです。

ところがACCが不思議な挙動。

帰路は実は殆どACCを使えなかったんです。ある意味、自分でアクセルコントロールしてあそこまでの低燃費を記録したので嬉しかったと言えば嬉しかったのですが。

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ですが、普通に考えると雪が降っていない地域に来たら使えたんでしょ?と思いませんか?それが使えなかったんです。いえ、正確に言うとたまーに作動したんです。2回くらい。・・・それぞれ10分くらい・・・。

今まで大雨などでレーダーが利かなくなった時もそうでした。中々すぐには戻らないんですよね。でも、次の日は1回も警告は出なかったのでもう大丈夫だと思います。その代わりと言ってはなんですが、外気温計が変だったと言うのは前回記事でご報告した通りです。

それだけひどい天候でしたからね。さすがに準寒冷地仕様となっているBMWと雖も多少の後遺症があるのは仕方がないと言うことでしょうか。まあ、私たちが無理して運動した翌日の、筋肉痛と一緒ですかね(笑)。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。