40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

318i 正式発表!気になるお値段は409万円から。

BMW

318iが正式発表されました!以前も速報としてお伝えしましたが、BMWの屋台骨たる3シリーズのエントリーモデルとして期待が大きいモデルですね。そして気になるお値段は409万円からと、3シリーズの果てしない(?)高価格化に一定の歯止めがかかりました。装備も充実していて、かなりいい感じですよ。

まずは気になるパワーと燃費

エンジンは以前の記事で触れたように、118iなどと同じエンジンですね。

318i 日本導入。これは目玉になるかもしれませんね。

最高出力は100kw(136ps)/ 4,400、220Nm(22.4kgm)/ 1,250-4,300と、かなり低回転域に振ったチューニングがされています。

特に最大トルクを1,250という極低回転から発生しているのでかなり扱いやすい実用エンジンと言えるでしょう。最高出力が低いのが気になるかもしれませんが、いわゆる「馬力」というのは最高速には関係してきますが、同じエンジンを積んだ218iアクティブツアラーでも空いた高速道路で流れをリードできる実力があったので、大丈夫でしょうね。

ご参考までに、0-100km加速は9.1秒(AT)、最高速は210kmというのがドイツのBMWのHPにおける公表値です。大体、ドイツ本国ではもっとアンダーパワーな316dだってありますし、318d xDriveだってあるくらいですから、318iでxDriveではない軽い車体なら、このパワーで不足であろうはずもありません。

320iと同じエンジンを積んでいる523iと似たようなプロファイルですので、フィーリングも似ているのではないか、というのが個人的な観測です。

さらに、以前もお話しした通り、3シリーズと5シリーズではアクセル開度の設定が違うので、もしかしたら523iより元気な印象を受けるかもしれません。

320dと523dのフィーリングの違いの原因〜車重だけじゃないかも。アクセル開度の設定が違う?

そして燃費ですが、欧州複合モードではなく、発表されたJC08モードの燃費は、セダンで17.2km/L、ツーリングで17.0km/L。やはりツーリングの車重の重さが効いて若干燃費が悪化していますね。ご参考までに320iでは16.0km/L・15.4km/Lですので、それよりはかなり良化しています。

「たったの1.2km/Lー1.6km/Lの違い」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。実際に、運転テクニックでこの燃費の違いを出そうと思っても、中々そこまで差がつくものではありませんから。

上でご紹介した記事で、318iは1.5Lエンジンであるがゆえに自動車税が2L級に比べて5,000円安く、年間34,500円になることがメリットである旨はお話ししましたが、維持費としては年間を通してお財布に効いてくる燃費が一番の問題ですので、これは見た目よりも大きな違いです。

具体的には、標準的な走行パターンを考えると大体月間800kmー1,000kmは走るわけですから、ざっと計算しても月間の燃料費は400円から500円の違いとなり、年間で5,000円から6,000円くらい変わってきます。

さらに、高速道路での長距離主体の方となると燃費の違いがもっと顕著に出るので、これよりも多くの燃料費を節約できることになります。

ということは、税金と燃料代だけで年間20,000円くらい320iよりも安く上がるということになりますね。5年乗れば100,000円です。結構大きいと思いませんか?

お値段は幅広いです。

タイトルで書いた409万円というのはご承知の通り素の状態の318i SEのセダンのお値段です。各グレードのお値段は、

セダン ツーリング
SE 408万円 431万円
Sport 467万円 489万円
Luxury 489万円 511万円
M Sport 489万円 511万円

となっています。

そして各グレードの装備内容は上級グレードたる320i/ 320dの対応するグレードと同じな上に、新価格体型が採用されているのでService Inclusiveが標準です。オプションを選ばなくとも、かなり満足できる装備内容となっています。

BMWの10月からの値上げは平均3%でService Inclusiveが標準に。

私からすると、レーン・チェンジ・ウォーニングがついているのが羨ましいですね。

個人的にはLuxuryはダコタ・レザーシートはオプションにしてもう少し値段を安くしてもよかったのではと思いますが・・・。

 

メルセデスのC180 AVANTGARDEと比べてみると?

便宜上、セダンで比較しますが、パワー・トルクはC180が115kw(156ps)/ 5,300・250Nm(25.5kgm)/ 1,200-4,000と優っています。

燃費では17.3km/L(AMGラインを装着した場合は16.5km/L)ですので、なんとも微妙なところです。AMGライン付きで考えるとBMWが勝り、普通のAVANTGARDEだとメルセデスが勝るという・・・。

これは客観的に見ると、C180 AVANTGARDEの方が商品性が高そうですが、お値段が違います。

318i は例えばM Sportを持ってくるとして、セダンだと489万円ですが、C180 AVANTGARDEは素のモデルで486万円ですが、M Sportに相当するAMGラインを装着すると+364,000円、そしてさらにレーダー・セーフティ・パッケージ(RSP)をつけると+199,000円とお値段がグッと跳ね上がります。ただRSPにするとディストロニック・プラスがついて追従時のステアリングアシストをするようになったりしてBMWよりも装備内容がよくなるので、全く同じ仕様での比較がしづらいですね。

個人的には、入門用BMWとしてはオススメしたい1台です。

BMWならではのFRのすっきりしたハンドリングというものを一番重視している方であれば、迷わず選択肢に入れた方が良いでしょう。経験的にも、モデルの中で一番排気量の少ないモデルが、3シリーズの素の魅力というのが一番味わえると思いますし、特に318iは3気筒エンジンで鼻先が軽いので、ワインディングをエンジンを高回転で回しながらぐいぐい曲がっていくのは3シリーズ中で最も軽快で楽しいに違いありません。

是非とも試乗してみたいですね。

・・・という方にオススメなのが、モニターキャンペーンです。

発表と同時に、318iのモニターキャンペーンがありますので、応募されてみてはいかがでしょうか?

BMW 318i 誕生。軽快で力強い走りと最新の安全性能を体感するモニター体験。

高級温泉旅館の宿泊もいいですが、「3日間モニター」もいいじゃないですか。応募期間は2016/12/15までですので、ふるってご応募ください!

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。