40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

318iのエンジンにフォーカス。この滑らかな吹け上がりの良さはクセになる!

BMW

もうすぐお返ししなければいけなくなる代車の318i。どうしてももう一度乗ってみたくて、またもドライブしてみました。

なんでまた?!

普段320dツーリングという、カタログ上の「上級」車種に乗っている私がなぜ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんと私なりに訳はあります。

それはひとえに「エンジンの吹け上がりの良さ」をもう一度体験したい!という、極めて享楽的な考えです(笑)。

確かに、普段はハイギアードかつ吹け上がりという点ではガソリンエンジンには敵わないディーゼルエンジンに乗っているから、というバイアスはかかっているとは思いますが、先日もちょっと乗った時に気になっていたんです。

そこで、今回はもう一度スペックを予習して臨む事にしました。

ファイナルだけが違って、8速ATのギア比は同一

まずはエンジンの吹け上がりを楽しむに当たって、どのくらいギア比が320dと違うのかを調べてみました。

言わずもがなではありますが、318iの方がローギアードです。318iのファイナルは3.154、320dは2.813。もちろん、数値は小さいほど「ハイギアード」といい、同じ速度なら回転が低く抑えられます。

320dは豊かな低速トルクを最大限生かして燃費を稼ぐべく、ハイギアードです。以前も申し上げましたが、そのギア比は340iと同じ。どのくらいハイギアードかというと、8速に入るのは90km/h以上になってから、100km/h時の回転数が8速で約1,500rpmくらいです。

翻って318iでは100km/hで約1,700rpmですが、アクセルをちょっと踏むと即座にシフトダウンして7速2,200rpmくらいまで上がります。

320iと同一のギア比ですが、318iは1.5Lエンジンということを忘れてはいけません。それにしてはハイギアードかな、と思いますが、320dとの比較でいうと、相対的にはローギアードです。

100km/h時の回転数を数字でみるとわずかな差の様に思えますが、体感的にはかなり違います。

エンジンスペック

最高出力は100kw(136ps)/4,400rpmで、最大トルクは220Nm(22.4kgm)1,200〜4,300rpmです。

なるほど、1kwは1.36psなんですね。これはまた、換算しにくい数値ですねー。

って、そういうことを言いたいのではありません。私が注目したのは、最高出力の発生回転数の低さです。

メーター上は約7,000rpmからレッドゾーンになっていまして、4,400rpmなんてまだメーター上は、2/3をちょっと超えたくらいのところです。

とはいえ、踏むと軽々と4,400rpmを超えて行きます。かなりの速さでタコメーターの針が跳ね上がりますが、背中を押し出される様な加速をするかというとそうではなく、あくまで「爽やか」な加速感です。

そして、排気量からすると考えにくいのですが、スペックを知っているとさもありなんと納得できるのが、意外と低回転でも粘り腰の加速を見せることです。アクセルコントロールに気を付けてじわーっと踏んであげると、シフトダウンせずに1,500rpm以下からでも加速して行きます。

ただ、こうした低回転域を使用して発進加速を行う時に気になることがあります。1速から2速にシフトアップする際に、背中を軽く蹴られた様なショックを感じることです。2速から3速とか、それ以上のシフトアップはショックすらなくスムーズに行われるのですが、なぜか1速から2速の時だけです。ギア比が離れているからというのもあるでしょうが、ファイナル以外は同一のギア比の私の320dでは感じたことがないだけに惜しい所です。

ちなみに他はどうか知りませんが、少なくとも318iや320dは2速発進ではないですよ。少しクルマを知っている人と話すと必ず、「ビーエムって2速発進だろ?トロくない?」と言うのですが、「乗ってみてから言え!」って感じですよね(怒)。

でも、マニュアルモードでは、2速発進は受け付けてくれます。念の為。

音は2日で慣れました(笑)

先の記事で、「高回転まで回すと、エンジン音が軽自動車を連想させる」と申し上げましたが、2回目のドライブたる今回でもう慣れてしまいました。

軽自動車と比べると振動がなく、スムーズ感が段違いなのと、絶対的なエンジン音量がかなり抑えられているからでしょうか、これはこれで気分が盛り上がる音で、個人的には「あり」かな、と思いますね。

そして、エンジンパワーがあり過ぎないのが幸いして、気軽に高回転まで回しやすいです。もっとも、そうやって回して爽快感に酔いしれていると、簡単に速度オーバーになるのでお気を付けください。

渋滞での燃費の落ち込みにびっくり!

これ、当たり前じゃないかと思われました?

ちなみに、320dですと、うまくアクセルをコントロールすれば、渋滞中でも平均燃費をあげることすら可能です。瞬間燃費で10L/100kmを超えることは滅多にありません。むしろ2L〜5Lくらいをキープ出来ます。

ところが、318iはそうはいきません。帰路に少し渋滞にはまったのですが、前車に追従しようとして少し速度を上げようとすると、途端に瞬間燃費計が真っ赤に伸びていきます。あ、私はヨーロッパ式表示にしているからこうなりますが、日本式にkm/L表示にしていると、みるみるうちに赤線がなくなっていくことでしょう。

これは318iというより、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違いですね。私も320iから320dツーリングに乗り換えた時に、渋滞中の燃費の良さに驚きましたから。

ただ、ガソリンエンジンの名誉のために申し上げておくと、高速道路の追越車線の流れに乗る様な場合は、ディーゼルほど燃費が落ち込みません。ディーゼルだと80〜90km/hくらいをピークに、高速域での燃費は落ち込みます。と言っても絶対的にはやはりガソリンエンジンよりもいいですが。

やはり318iはイイ!

改めて乗ってみて、318iは320dや340iとはまた違う魅力があることを確認しました。

確かに、340iもかなり爽快です。ですが、318iの爽快感はまたちょっと違う、あくまで草食系の爽やかさ。後味すっきり、といった感じですね。340iはもう少し肉食系寄り、M4なんかになるとかなり獰猛になります。

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その中で320dツーリングの魅力といえば、アクセルなわずかな動きでも加速する、大トルクを生かした運転感覚です。

ようやく思い付きました。この320dと318iの違いがどの様な感覚に似ているかを。

マウスポインターのスピードの設定のから来る操作感の違いに似ています。

は?とお思いになりましたね?試しに、マウスポインターの速度を一番遅く設定して、また当ブログにお戻りください。

いかがでした?手を動かす距離は大きくなりますけど、むしろ手を大きく動かすので、じれったくもありますが、ビュッと動かす気持ち良さもありますでしょ?

では次にマウスポインターの設定を一番早くして、また当ブログにお戻りください。

今度はいかがでした?手をちょっとしか動かさなくてもポインターが大きく動くので楽でもありますが、手はほとんど動きませんよね。

これが318iと320dのアクセル操作に対するクルマの反応の違いです。もちろん、ポインターを早くした方が320dですね。

・・・伝わりませんか?なら、加速感に関して、318iは炭酸水、320dはコーラ、といった感じです。

あれ?もっとわかりにくくなりましたね。この辺でやめておきましょう(笑)。

318iはもっと注目されるべきモデル

まあ、私が心配しなくても十分注目されていると思いますが(笑)、私自身の注目度も今まで足りなかったのを反省しております。ただ、いわゆる「玄人受け」するクルマかもしれません。

なぜなら、低速トルクは豊かなので低回転域ではいいですが、そのままの感覚で山道や高速を走ろうとしても、性能を存分に発揮できないからです。

318iのスポーツ性は、爽やかに高回転まで回りきることにあります。実際、今回のドライブでも、高速で若干の渋滞後にフル加速する時、マニュアルモードで1速に入れたままにして全開加速をしましたが、きっちり7,000rpmまで回りきりました。その鋭さは、加速感はそこまでではないにしても、スポーティドライバーなら一目おくべき吹け上がりの良さです。

性能を目一杯引き出して走る方が好きな方は、340iもいいですが、318iもご考慮されてもいいかもしれません。

本当に楽しいクルマです。1.5Lエンジンと言えども手を抜かない、バイエルン発動機製造(Bayerische Motoren Werke)の面目躍如といった感じですね。

最後に、今回頑張ってくれたエンジン・・・本体は見えませんが、エンジンルームの写真です。

よくもまあ、こんなに小さなエンジンがあそこまでよく走るものだと改めて感心します。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。