月額5万円弱でポルシェやBMWに乗れるとしたらあなたはどうしますか?ちょっと魅力的ですよね。
ガリバーの新サービス「NOREL」
ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、ガリバーが月々定額49,800円で色々な車に乗れるサービス「NOREL」を開始します。今はまだ事前登録の段階で、実際のサービス開始は8月中旬からです。
こちらの記事で紹介されています。
ポルシェやBMWも乗れて月額5万以下!クルマ乗り換え放題サービス『NOREL』事前登録開始
オートックワン 7月26日(火)16時41分配信
NOREL
IDOM(旧 ガリバーインターナショナル)は、2016年8月中旬より一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で月額定額クルマ乗り換え放題サービス『NOREL』を先行リリースする。
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それに伴い、7月26日より事前登録を開始した。
■サービス開始の背景
日本人の生涯で乗るクルマの台数は5,6台*と言われている。その中で、予算や家族構成などの理由で自分の乗りたいクルマに乗れないドライバーは多い。「人とクルマとの関係」をもっとスマートに、解決させたい、という思いで、同サービスの開発に至った。洋服を着替えるようにクルマを乗り換えられるサービスで新たなカーライフを提案していく。クルマを借りるレンタカーでもなく、共同利用するカーシェアリングでもない、自分のクルマを持てる新しいサービスである。
* 内閣府「消費動向調査」新車買い替え年数平均8.1年から算出
利用方法
サービス概要『NOREL』とは、月額定額でクルマを自由に乗り換えられるサービス。『NOREL』を利用することでユーザーはより気軽に、より多くのクルマに乗ることができ、クルマを乗り換える度に新たな発見、楽しみが増えていく。好きなクルマをネット上で探して予約し、最寄りのIDOMグループの店舗で受け取る仕組みだ。先行リリースでは、月額49,800円で納車後最短90日から乗り換えられる。
ラインナップ例
『NOREL』の3つのポイント(1)豊富なラインナップ
常時10,000台以上あるガリバーの在庫に基づいた豊富なラインアップで軽自動車から高級車まで100種類以上のクルマを取り揃えている。
(2)何度乗り換えても料金は一定
サービス利用中にかかるコストは、月額料金に加えてガソリン代と駐車場だけ。乗り換えるたびに発生する自賠責保険料や登録費用、取得税等はかからない。また、車検費用や自動車税、自動車保険もかからず、ランニングコストを抑えられる。
(3)シーンに応じて乗り換え可能
「夏休みにはSUVで子供とおでかけ」、「彼女とデートにはスポーツカーでドライブ」などシーンに応じて乗り換えられる。サイト上で、様々なシーンに合わせたクルマを提案していく。
事前登録事前登録した方には、8月中旬の先行リリース時に正式会員登録手続きの案内をメールで送付。また、先行リリース時は会員を一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で100名に限定する予定だが、その後の会員拡大、エリア拡大についても案内するとのこと。
今後の展開今後は、『NOREL』のサービスを年明けを目処に全国展開を目指す。また、さらなるサービスの向上ができるように月額料金や乗り換え期間、受取り場所に関しても検討していく。
最終更新:7月26日(火)16時41分
月々の定額料金の中には自賠責や任意保険、自動車税等も含まれており、ユーザーが払うのは燃料代と駐車場代だけというのが売りです。
登録はこちらのページからどうぞ。
NOREL
現在のところ、申し込めるのは首都圏在住者のみ。
首都圏の中でも東京・神奈川・千葉・埼玉に居住している人のみです。
ラインナップをご覧になってもお分かりの通り、ポルシェと言ってもさすがに911ではなくカイエンですが、他にもテスラのモデルSやBMW3シリーズ、アルファのミトなど、中々クルマ好きの心をくすぐるラインナップですよね。もちろん、こういう人気車種は予約○人待ち、とかなってしまって、簡単には乗れないでしょうが・・・。
でも所有にこだわってしまうのが悲しいところ。
最近はTimes Car Shareのステッカーを貼ったクルマを見かける機会が激増している気がします。車種もバラエティに富んでいて、コンパクトカーからミニバンまであるようですね。
この「NOREL」はカーシェアリングというよりリースに近い、というよりリースそのものですが、90日間経てば違う車種に乗り換えられるというのはなんとも魅力的ですよね。
まあこんなことは無理でしょうが、夏はBMW3シリーズに乗って海へ山へ、冬はポルシェカイエンに乗って雪山へ、のようなことも理論上は不可能ではないわけです。
ですが、クルマ好きって結構こだわりがありますよね。このようにカーシェアリングやNORELの場合は自分の好みの仕様であることはまずないと思って良いでしょう。そうするとやはり購入するしかなくなってしまいそうです。
しかも、くだらないと言われればそれまでですが、クルマって「所有する喜び」もあると思うんですよね。クルマだって移動の道具にすぎませんが、道具に対する愛着って、あるじゃないですか?私は決してクルマを磨いて眺めて楽しむタイプのクルマ好きではなく、この「道具としてのクルマを楽しむ」タイプ、乗ってなんぼ、移動自体も楽しみというクルマ好きです。
NORELでもこのように乗り倒すことはできると思いますが、やはり物足りないのは「所有する喜び」ではないかと思います。本当に自分でも子供みたいかと思いますが、オトコの趣味って概してそういうものではないですか?(と開き直ってみました。)
そうはいっても流行ると思います。
軽自動車に月々5万円も払うくらいでしたら購入した方が安上がりになりそうですが、そこは90日間経てば乗り換え可能という保証を担保するために払っていると見るのが妥当でしょう。
そうはいっても軽自動車からカイエンまで同じ値段というのは議論を呼びそうです。これはまずは首都圏で試験的にサービスを展開してみて、登録状況や車種の申し込み状況を見て全国展開する際のサービス最適化のデータ収集も兼ねている、と見るのが自然かと思います。
その際にはもしかしたらベースの値段が設定されて、クラスごとの追加料金という形になるのではないでしょうか?そうでもしないと、いきなり月5万円で軽自動車に乗ろうと考える方がいるとは思えません。
新たなカーライフの提案がこれからどのように展開していくのか、追随するサービスが現れて健全な競争が行われた結果として価格が下がっていくのか、期待しながら見守りたいと思います。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。