BMWの内側のライトは何のため?丸目4灯の謎。

BMWといえばキドニーグリルについで丸目4灯が重要なアイコンですよね。現在のBMWも全て丸目4灯ですが、私の愛車のF31に関しては4灯のうち内側のライトが点灯しません。これは一体?!

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どういうモデルの内側のライトがつかないの?

丸目4灯は、BMWを特徴付ける上で今や欠かせないデザインアイコンです。

BMWのデザインアイコン

考えてみると、3シリーズに限って言えば、歴代モデルの中でF30系前期型だけが、内側ライトが点灯しないモデルですね。後期型はLEDライトになって、ロービームの時は外側も内側もライトの下半分が点灯しますので、内側ライトを有効に使っています。

また、E90の時には内側ライトはキセノンではなくハロゲンで、ハイビームの時とパッシングライトとして点灯していました。それ以前も同様です。

キセノンライトは、点灯してから本来の明るさ・色温度になるまで若干ですが時間がかかります。このため、瞬間的にパパッと点滅させるようなパッシングライトには向かないということで、このような仕様になっていたはずです。

ところがF30系にモデルチェンジしてからは・・・バイキセノンですから電気的に照射範囲を変えています。したがってロービームの時もハイビームの時も、外側ライトしか点灯していないんですよね。パッシングライトも外側ライトのみ。特にキセノンライトの特性が変わったわけでもないのに、なんででしょうね。

また、E90でどうだったか記憶にないのですが、少なくとも5シリーズでは現行F10系の前期型と先代E60系では内側ライトはコーナリングライトとして点灯していたと思います。今日、暗く成りかけの時に信号待ちしていたら、横道からE60が出てきて内側ライトが点灯していたので、これは間違いないと思います。

F30系ではコーナリングライトはフォグライトがその役割を担っていますので、内側ライトは名実ともに役割がありませんよね。

BMWのアイデンティティのため?

昼間であれば、高速道路で後ろから迫ってくる高速車の車種はミラーでも判別できます。ですが、夜ですと全くわからないですよね。逆光になる上に暗いのでシルエットもわかりません。

実はドイツのアウトバーンのように、車種によって速度差が大きい交通の中では、後ろから高速で迫ってくる車種が何なのかを判別する・・・というか、迫る側がわからせるのは大切なことのようです。

ちょっとうろ覚えで申し訳ないのですが、確かアウディのデザイナーだったと思います。アウディがフロントグリルの形状を変更した際のインタビューで、「アウトバーンでバックミラーに映った時の押し出しがあるようにした」と言っているのを目にしました。つまり、少なくとも昼間はアウディが来た!追い越し車線から退いた方がいい!と思わせるわけですね。

これが日本でも必要なのか?と言われるとビミョーですが・・・。

BMWのF30系前期型ですが、イカリングエンジェルリングが丸目4灯を縁取り、かつ眉毛?もLEDで光らせることで、夜間もアイデンティティを主張するデザインになっております。

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実際、私も夜間に街灯のない高速道路、例えば新東名のような真っ暗な道路を運転していると、後方から迫ってくる高速車に関して、BMWだけは判別できます。

内側ライトが点灯していませんから、エンジェルリングがはっきりと見えるんです。特にE60系やE90系などの、エンジェルリングがLEDでない車種は、ライトがキセノンでもエンジェルリングが色違いで際立って見えますので、すぐにわかります。

これらは特にBMWどころか、クルマにあまり詳しくない方でも判別できますよね。

でも最近のLEDライト装備の車種はちょっとわかりにくいです。私はクルマ好きですしBMWはよく知っているので、すぐに「あっ!LEDライトを装備したBMWだ!」とわかりますが、クルマにあまり興味がない、BMWは知っているけど詳しくないといった大多数の方にはちょっとわかりにくいかもしれません。

日本に限って言うと、本国で必要とされる押し出し感に引っ張られてそうなっているというだけで、実用性はなく、上記のように、いついかなる時もBMWのアイデンティティを際立たせる効果しかありません。つまり、内側ライトは完全にダミーです。

じゃあなんで2灯にしないの?

それはまさにBMWのアイデンティティをいついかなる時も際立たせるためです。これは嫌味な自己顕示というものではありません。

国産でも、最近のトヨタ車に共通するV字グリルってあります。レクサスは全車種「スピンドルグリル」と言われる独特の形のグリルをしていますよね。日産も然りです。

つまり、自動車メーカーは各社とも、「顔」にアイデンティティを持たせるべくデザインしているわけです。なんというクルマかわからなくても「顔」を見れば、トヨタだ日産だとわかるようにしているんですね。

このムーブメントが先にドイツ御三家では当たり前のようにあっただけです。いえ、ドイツ御三家だけでなく、フランスのシトロエンかなり前からマークであるダブルシェブロンをかたどったグリルを備えています。

このように、メーカーとしての存在感を際立たせる、もっと言うと走っていて目立つクルマを作って、「あのメーカーのクルマ人気だな」と思わせて顧客を獲得する、というわけですね。

それがBMWではキドニーグリルと丸目4灯だというだけです。

LEDヘッドライトでも2シリーズアクティブ/グランツアラーとX1は別。

LEDヘッドライト装備のBMWが全て下半分点灯かというとそうでもないのがまた判別にややこしいところです。

3/4/5/6/7のLEDヘッドライト点灯車は確かに下半分点灯で、エンジェルリングはありますが眉毛はウィンカーになっています。ですよね。ですが2シリーズアクティブ/グランツアラーとX1はまだ内側非点灯でエンジェルリング+眉毛点灯パターンです。

実は私、贔屓目ではなくて、内側非点灯もしくは内側はハイビーム/パッシングライトとして使うパターンの方が良かったと思います。この方がやっぱり夜に眺めてみてもBMWの特徴が出ていていいと思うんですよね。確かに、内側が完全にダミーとなるとちょっと無駄感が出るので、せめて何らかの使い道は欲しかったですが。

余談ですが、F20前期型1シリーズって、内側はライトではなくてウィンカーなんですよ。丸目4灯ではありますがヘッドライトではないという、最近のBMWのデザインの文法からは逸脱している稀有な例です。後期型ではF30系前期型と同じ点灯パターンでグッとハンサム顔になり、私は好きです。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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10 件のコメント

  • この記事を読むまで、218iアクティブツアラーのヘッドランプの内側が非点灯だと知りました。
    LEDで明るいからハイビームにしたときにてっきり4灯ついてるものだと勘違いしてました。
    先ほど確認したら外側だけが点灯してました。
    LED仕様なので瞬時に最高照度に達しますしコストの面で2灯式のヘッドランプにしたのでしょうかね。

    あとエンゼルリングが片側2個になるのは、保安基準(照射面積15cm2以上)に適合させるためだと思います。
    例えば片側1個にした場合、今のリングの太さなら照射の面積が15cm2以上になりません。
    片側1個仕様にしようと思えば、今の倍の太さのリングになり、見た目がかっこ悪いです。
    BMWならではのデザインもあるでしょうから、両方で4つ仕様が定着してるのでしょうかね。

    最後に眉ランプですが、以前乗ってたX1(E系)はFRベースだから眉部分はなかったですが、
    218iと現行X1だけが、ヘッドライトの眉ランプがあるということは、
    FFベースの車は眉が光るということではないでしょうかね。たぶんです。

    • 自動車検査員のまー様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      おっしゃる通り、コストなのかもしれませんね。私はてっきり、218iは今までの光り方を踏襲しただけなのかと思っていましたが(笑)。

      なるほど。あのエンゼルリングというか、ダミーの内側ライトも意味があったんですね。保安基準に適合させているとは・・・。知りませんでした。いつもご教示いただいて本当にありがとうございます!

      眉毛は・・・FRの3シリーズでも光りますよ。外側ランプの場所だけですけど。むしろ最新のBMWは眉毛はウィンカーになっていますから、これがこれからの流れになって行くのでしょうね。眉毛ランプ、個人的には表情があって好きだったので、ちょっと寂しい気がしています。代わりに、眉毛ウィンカーは是非とも流れるウィンカーにしてもらわないと!

      では、またのコメント、楽しみにお待ちしております!

  • もう一つ思い出しました。
    日本仕様の218iは、LEDヘッドランプが標準装備ですが、他国ではハロゲンヘッドランプ仕様もあり、その場合、内側はハイビームとなってます。
    ただし少々デザインは違って、スモールランプは眉ランプとエンジェルリングはありませんが、スモールはLED仕様です。

  • え!?
    バイキセノン仕様のF30(いわゆるLCI前の、前期モデル)って、内側の2灯のヘッドランプってダミーだったんですか!?(滝汗)
    ワタシはてっきり内側はハイビームだとばかり思って4年間も乗っていました orz
    今は330e(当然ですけどもLCI後モデルなのでLEDヘッドランプ装備で4灯ともロービームで光るタイプです)に乗り換えているので、もはやかつての愛車のヘッドライトを確認することもできず・・(^^;)
    意外と自分の愛車であっても知らないことって多いものですね・・勉強になります。ありがとうございました。

    • ろくむし様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      そうなんですよ。ディーラーにも確認しましたが、完全に「はめ殺し」だそうです。

      せっかくあるんだから何かに使えばいいのに、と私も思います。ですがあの頃は4灯でなくてもいい的な考え方をBMWがしていたふしがあるんですよね。その傍証となるのが1シリーズ(F20前期型)の顔です。内側の丸はライトでなくウィンカーでしたからね。今となってはかなりBMWのデザイン文法から外れた、レアなケースですが、その時は「もしかして他のシリーズもこうなっていくのかな?」と思わせるものがありました。

      >意外と自分の愛車であっても知らないことって多いものですね
      本当ですね。私もです。当ブログの読者様にいつも色々教えていただいていますよ。でも、それでいいと思います(笑)。みんなで知識や知恵を持ち寄りあって、それぞれの方にあったカーライフの楽しみ方ができれば、それが一番ですから。「BMWだからこうじゃなきゃダメ!」とか、「BMWはこういうものだ!」なんていうのは、私はナンセンスだと思うんですよ。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • 一部国産の車種でキセンノのみの2灯式はありますが、普通のキセノンランプの車両は、パッシングをする際に点け始めは、暗いから、それを補助する為にキセノンより点け始めから安定してるハロゲンを採用してるって先月の検査員の講習で聞きました。
    それがLED仕様のヘッドライトは、瞬時に明るいから、わざわざハロゲンライトを追加しなくても良いんですね。

    • 自動車検査員のまー様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      これ、まさにE90の3シリーズでキセノンライトをつけた場合ですね。まあ、ほとんどの日本仕様のE90はキセノンでしたが、一部スタンダードモデルはハロゲンでしたので、あえてこう言う言い方をして見ました。
      そして「バイ」キセノンではなかったんですよね。ハイビームは内側のハロゲンライトが点灯するようになっていて、パッシングライトを兼ねていたのはご指摘の通りです。

      F30系になって「バイ」キセノンになりましたが・・・寿命短かっ!って感じですね。だって、F30系前期型だけですよ。LCIモデルではLEDライトですから。そう言う意味ではF30系前期型は貴重な部類に入るのかもしれません(笑)。

      そういったことも検査員の講習でやるんですね。知りませんでした。確かに、古いクルマから最新のクルマまで、私には想像もできないほどかなり広範な知識が必要になりますから講習は必須なのでしょうね。ですが、クルマ好きであれば実は苦にならない講習だったりするのでしょうか(笑)。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • E92の320も内側のライトは点灯しないダミーですね。
    335になるとコーナリングライトとして点灯するですが、320には装備されていませんので。
    ハイビームにしてもバイキセノンで外側しか点灯しないので。

    • cax様

      初めまして!当ブログにお越しいただきありがとうございます!コメントいただけて大変嬉しいです。

      E92もそうでしたか。内側ライトがダミーなのは、バイキセノンが装備されたBMWの特徴ということになりそうですね。3シリーズではバイキセノンが装備されるのが比較的遅くて、その上にF30系後期型で早くもLEDへ移行してしまったので、結構レアなのではないでしょうか?!

      またお気軽にコメントください。内容はなんでも結構です。
      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • うちのはF10のLCIですが内側のライトはコーナーリングランプです。ライトをA(AUTO)になてるとハンドルを切った時に点灯します。

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