40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

次期5シリーズのプロトタイプから見えてきたこと。

BMW NO IMAGE

次期5シリーズは次期3シリーズの行方を占う上でも気になるモデルですよね。私は、今度はどのような提案をBMWが我々ユーザーに提示してくれるのか、非常に楽しみにしているところです。次期5シリーズのプロトタイプに試乗した記事がありましたので、ご紹介したいと思います。

もう7世代目、ワールドプレミアは2017年1月のデトロイトショー

記事が長いので引用は控えたいと思います。下記リンクから御覧ください。

次期BMW 5シリーズ プロトタイプ、開発テスト同行記

次期5シリーズ「G30」でもう7世代目なんですね。初代E12の登場が1972年ということですから、昨年40周年を迎えた3シリーズよりも歴史は長いことになります。

戦後、501/502という7シリーズの前身(上記記事では5シリーズの前身としておりますが、私の認識では大型車なので7シリーズの前身という認識です。)となるクルマで再出発して伸び悩んだBMWですが、その窮地を救ったのが「ノイエ・クラッセ」の1500、そして急成長の転機となったのが3シリーズの前身である02シリーズだったことを考えると、ちょっと意外ですね。

試乗の舞台がウェールズというのが心憎い。

いい場所を選んだと思います。

私は中学生の頃、父の仕事の都合でイギリスに住んでいたことがありますが、ウェールズって典型的なイギリスの田舎です。

どういうことかというと、道は荒れていて狭く、かつ曲がりくねっているけれども交通量が少なくてある程度飛ばせるという、クルマの総合性能が試される環境です。ちなみに、イギリスのカントリーロードを走ると、かつてのジャガーがなぜ「猫足」と呼ばれるしなやかなサスペンションを持っていたか納得できるくらい、ひび割れなどが多くて荒れているんですよ。

確かに、あれは「猫足」じゃないとかなり疲れてしまうでしょうね。

車名が?

お気づきになりましたでしょうか?ヨーロッパでも日本と呼び方は変わらず、強いて言えばセダンにLimousineとつく程度ですが、このテスト記事ではRWDにsDriveとついていますね。

4WDにxDriveとつくのは今でも同じですが、今後はXシリーズ以外でもsDrive/ xDriveの呼び名が定着するのでしょうか?あるいはxDriveがせいぜい1車種くらいしか用意されない日本では、今まで通りとなるのでしょうか?

あれ?カーボン使われないの?

5シリーズもCLARになるんだと思っていましたが、この記事を見ると「7シリーズのようなカーボンの採用はなく」って言っていますけど・・・3シリーズ以上はCLARプラットフォームになる=カーボンが一部使用される、という認識だったのですが・・・。

この調子でいくと、次期3シリーズにもカーボンが使われない可能性がありますね。もし本当にそうだったらかなりがっかりです。カーボン好きが高じて、以前、7シリーズのモニターキャンペーンに応募した時にこんな記事を書いているくらいですから。

BMW7シリーズのモニターキャンペーンに応募してみた。

ですが、そんなはずはありません・・・今後のプラットフォーム戦略は3シリーズ以上はCLARだったはずです。

次期BMW1シリーズは、後輪駆動(FR)で残る!? BMW幹部がコメント

なんだか情報が錯綜していますね。これは一番きになる部分ですので、引き続き譲歩を注視したいと思います。

エアサスの設定もなし?

さらに、エアサスの設定も「なさそう」と書いています。記事でも言及していますが、今やメルセデスはCクラスにもエアサスを設定しているので、すぐにメルセデスの真似っこ追随するBMWは装備すると思っていたのですが・・・。

エアサスがなくても十分な快適性を確保した、ということなのでしょうか?

その前のマップ情報を利用したアダプティブ・システムの箇所を読むと「最適なシャシーセッティングを提供してくれる」とあるので、電子制御ダンパーは装備されるようですね。

スペックはちょっとがっかり、でも乗って驚くのがBMW。

これはBMWが好きだからと言って贔屓目で見て行っているのではなく、BMWって紙の上のスペックなどに目新しい変化がなくても、実際に乗ってみるとすごく変わっていて喜ばせてくれる、ということがままあります。

E90からF30に変わった時だってそうですよね。当初は、外観について「大きな変化はない」と言われていましたが、よーく見ると逆スラントノーズになっていて、過去のBMWへのオマージュが感じられたりしたのは、私は比較的記憶に新しいです。

1月のワールドプレミアということは、日本で試乗できるのは来年の暑くなってくる頃かもしれませんが、今後も情報に注目していきましょう。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。