ヘッドライトカバーの氷結問題がいとも簡単に解決して浮かれていたら、今日は運転中に突然左のリアウィンカーに異常が出ました。いいことの後にはちゃんと帳尻合わせで悪いことも起こるんですね。
LEDなのに球切れ?!
私は、ドアミラー内蔵のLEDウィンカーとシンクロしない点滅が気になって、ウィンカーバルブを前後共LEDに変えています。
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使っているのは、上の記事の中で書いているようにPIAAの「超TERA Evolution 」のBMW F30専用のウィンカーバルブセット。これはコーディングも何も必要なくポン付けでいいので使用しておりました。
白熱球のバルブからLEDに変更するときの諸問題
ご高承の通り、今まで白熱級のバルブだったクルマのライティング関係をLEDに変更すると、色々と問題が起きます。
- フラッシング・・・エンジンスタート時にパパっと光る現象。球切れチェックを行なっているために起こります。白熱球なら点灯しない微弱な電流でもLEDでは点灯してしまうために起こる現象です。これは、走行中でも球切れチェックを行うと起こります。
- ハイフラ・・・ウィンカーの点滅が異常に早くなる現象。
- 光量不足・・・LEDの後付けウィンカーバルブやブレーキランプはやっぱり暗いことが多いようです。
こうした問題を解決するため、今まで白熱球だったバルブをLEDに変更するときには、リレー回路と言って流れる電流に関わらず点滅回数を変えないようにする回路を挟んだり、LEDが微弱な電流では点灯しないように会えて抵抗を挟んだりして対処します。
BMWのF30系前期型では、何を血迷ったか、ウィンカーが白熱球でした。E90の後期型でLEDだったのに、進歩ではなく交代しているではないか!と憤るユーザーが多かったですね。私ももちろん不満があったのでわざわざLEDに交換したのですが。
ただ、私は完全文系脳でして、物理も力学や熱力学はなんとかできたのですが、電流となるとからきしダメでした。そんな私にDIYでのリレー回路などの配線などに挑む気持ちが起きるはずもなく、「金で解決してしまえ!」とばかりに非常に高額な(前後セットでお値段税抜き39,800円!)PIAAのLEDバルブを装着したのでした。もっとも、オートバックスのネット通販の「セコハン市場」というところで20,000円ちょっとで安く購入しましたが。
突然のハイフラ!
先頭で交差点で信号待ちをしているときでした。左折のために停止時から左にウィンカーを出していたのですが、突然あの「ポーン」という警告音が。
え?!と思ってメーターパネルを見てみると、「左リアフラッシャー異常」と出ています。「フラッシャー」って・・・なんだかBMWの日本語訳がちょっと不完全なのか敢えてそうしているのか、クルマに詳しくない方はわかりませんよね。要するにウィンカーです。
と、同時に、ハイフラを起こしました。カチカチカチカチすごい速さで左のウィンカーが点滅しています。ドアミラーウィンカーは運転席から見えますし、ちょっと暗くなりかけでしたのでフロントウィンカーも点滅しているのが見えます。で、肝心のリアは・・・以前も申し上げた通り、PIAAのウィンカーバルブ、ちょっと暗いんですよね。車検対応を謳っているので、昼間の晴天時でも見えないほどではないのですが、元からLEDウィンカーのクルマと比べると圧倒的に暗いです。まあ、F30系は白熱球でもリアウィンカーが暗すぎますけどね。
幸い、後ろに止まっていたのはトラックでしたので、ルームミラーで確認してみると・・・点滅はしているのがトラックのフロントに反射していて確認できます。カチカチカチカチと。この早い点滅を見た息子は大爆笑です。私も思わず笑ってしまいました。なんだか、むかーしの暴走族というか、いわゆる改造車ってこんなウィンカーの点滅の仕方してましたよね。
と、笑っている場合ではありません。赤信号だったのを幸い、1度エンジンを切って再度始動。ウィンカーを操作してみると・・・普段の落ち着いた動作に戻りました。その後帰宅まで、同じ症状は2度と起きませんでした。
これは・・・LED自体ではなく、内蔵されている抵抗か何かが異常を起こしているんでしょうね。今は正常に動作していても、いちど異常が感知されたということは、今後いつ同じことが起きるかわかりませんし、またその時に、今回のようにエンジン再始動で治らない可能性もあります。
悪いこと・・・いや、これは神のお告げか?!
実は以前、当ブログで「リアウィンカーが暗いからもっと明るいLEDに変えたい」と申し上げました。これはCarly for BMWでコーディングができるようになったので、気軽に自分でLEDバルブに変えて、フラッシングやハイフラが起きてもコーディングで解決できるようになったので、願望が口をついて出たものです。
[kanren postid=”2679″]ヘッドライトカバーの氷結問題解決の思考実験から実際に効果を試すまでなどは早くやっていたのに、これだけは放っていました。だって、とりあえず使えているので、急ぐ必要を感じなかったんですよ。そんな私に、誰かが「早くやりなさい!」とハッパをかけているような気がしました。
とはいえ、その辺のカー用品チェーン店で簡単には適合するものが手に入らないLEDバルブ。F30系のリアウィンカーバルブはS25の180°というのが適合します。PHILIPSなどの有名メーカーからも出ていますが、とりあえずコストパフォーマンス重視で私が今回選んだのがこちら。
いやー、PIAAと比べると激安ですね。後ろだけということを考えると、お値段1/5以下ですか。これなら何か失敗しても諦められる値段ですよね。
PIAAは30W相当の仕様でしたので、それよりも明るいものという観点で50W相当のものを選んでいます。リアウィンカーバルブは色がついたテールレンズを通して光るので白色光のでも良さそうですが、
- F30系前期型のテールレンズはピンクとグリーンを重ねてアンバーにしている。
- LEDは白熱球と波長が違うので、白色バルブにすると白色の光に見えてしまう。
という情報をネットで拾いましたので、素直にアンバーにしておきました。
ところで、これだけ安いので当然フラッシングやハイフラ防止の回路はついていません。ここはCarlyの出番ですね。さて、どうなることやら。
ただ、意外とこうした普通のLEDバルブをつけても、コーディングをしないでも全く問題が起こらないケースもあるそうです。この購入したバルブがどうなのかわかりませんが、届いたらまずは装着して、フラッシングやハイフラが起こらないか確かめてから、必要に応じてコーディングするというようにしていきたいと思います。
もしこれでよかったら、バックアップランプもLED化してみようかとも考えています。まあ、まだまだ先の話ですね。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。