40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

雨の日はデイタイム・ランニング・ライトではなくヘッドライトをオンで!

BMW

今日の東京は梅雨らしい天気で、朝からシトシトと雨が降っていました。こういう日はDRL ではなく、ヘッドライトをオンにするに限りますね。

梅雨の準備といえば

私は以前、雨の日のドライブには視界の確保を最重要視していることを申し上げました。もちろん、他にも気をつけるべきことはあります。その最たるものはタイヤの溝の深さと劣化具合ですよね。

タイヤの溝がスリップサインが出る寸前まで減っていると、タウンスピードでもいとも簡単にハイドロプレーンを起こします。カー用品店に行くと、店頭やタイヤ売り場でよく動画を流していたり、デモ用の磨り減ったタイヤを展示していたりしますよね。

ただ、これは安全に直結することではありますが、乗り込む前に目視で確認しておくことで、ある程度は気をつける事ができます。もちろん、ツルツルに溝が磨り減ったタイヤで雨の日ドライブを敢行する様な蛮勇を振るう方はいない、という前提ですが。

ただ、この視界の確保だけは気を付けてもどうにもなりません。例えば、ワイパーの拭き取りが悪くて前が全く見えない事に気が付いても、少なくともカー用品店かGSまではそのまま行かなければ行けませんし。

ですので、私は極度の近視であることもありますが、何よりも視界が確保されていない状態を嫌っています。

視界の確保って何をすればいいの?

まず一番最初に思い浮かぶのは、先にあげたワイパーでしょう。これの拭き取りが悪かったらお話になりません。

幸い、私は購入したのが5月なので、必ず梅雨入り前に法定点検や車検の時期を迎えます。この時にサービス・インクルーシブでワイパー交換をしてもらうので、あまり気にせずとも良好な拭き取り性能を発揮した状態のまま梅雨を迎えられています。

後、意外と見落としがちなのが、以前もご紹介した内窓ですね。内窓に関しては汚れと曇りの二つがありますが、BMWには、エアコン作動時に、フロントウィンドウの曇りを自動的に検知して曇り取りを行ってくれる機能が付いていますので、あまり意識されたことのない方も多いでしょう。

ですが、汚れは別です。特に雨の夜って、ただでさえ本当に見え難いですし、汚れがあるともっと見いないばかりか、目の前でチラチラと筋や汚れの白っぽい霞が見えて、鬱陶のしいことこの上ないです。

ただ内窓拭きって大変ですよね。というわけで、以前の記事で、この悩みを解決する商品をご紹介しました。

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これで視界スッキリです。

でも、本当の問題は「全員がその様にしているわけではない」こと。

自分としてはこれ以上する事はないくらいにしていても、路上では実際問題そこまで視界を確保していない方もいらっしゃいます。

こちらからは見えていても向こうからは見えていないのか、目の前に車線変更してきたりとかされると肝を冷やしますよね。

実は、私の経験から言って、濃色車に乗っている時程、この様な目に会いやすいです。まあ、もっと言ってしまうと、雨が降っているいないに関わらずそうですね。これは私がDRL を渇望した一つの理由でもあります。

それを防ぐためには、一にも二にも、自分の存在を周りにアピールすることが必要になってきます。

だから、雨の日は「ヘッドライトをロービームで」点灯することをオススメしたいんです。特に難しい話ではなく、オートライトにしておくと勝手に点灯してくれます。

ここ2〜3年の間に購入された方は、オートライトにすると、明るくなっても2分くらいはヘッドライトが点灯しっぱなしになってしまうことを嫌って、オートライトにしない方もいらっしゃいます。少なくとも私の周りのオーナー2名は異口同音にそう言っていました(笑)。

サンプルが少なすぎますが(笑)、特に5シリーズやLCI後の4シリーズに乗られていると、メーターが自発光式ですから、ヘッドライトを点灯しなくても特に自分には不自由がないので、点灯が遅れがちになりますよね。

一時期、日本でのヘッドライトの点灯が遅い理由として、日本車の多くがこうした自発光式メーターを装備していることが原因だという報道があったのを覚えてらっしゃる方も多いと思います。

でも、もうそんな人いないでしょ?とお思いかも知れませんが・・・そうでもないんですよ。私の自宅近くに首都高速が高架になって道路の上を走っていて雨に日には一際暗い部分があるのですが、ここでヘッドライトを点灯していない方が多いんです。

ヘッドライトさえ点けていてくれれば、クルマのミラーやカーブミラーでも視認しやすいのですが、点灯していないのであまりよくわからず、近くまで行ってから初めて気付き、「おお!そこにクルマが居たんかい!」と驚くこともあります。

こういう危険なことがあるので、当ブログにそんな力はありませんが(笑)、「雨の日はヘッドライトをロービームでオン」というのはマナーとして広めていきたいと思っています。

ところで、なんでロービーム?

そう、ロービームなんです。いえ、ロービームでなくてはいけません。

なぜかというと、市街地では対向車を幻惑するのはもちろんですが、視界の確保さえしっかり出来ていれば、ヘッドライトで照らさなくても見えるんですよね。あくまで「自車の被視認性を上げるため」ですので、わざわざ対向車や前走車の迷惑となる様なことをする必要もないですし、するべきではありません。

じゃあ豪雨の中、一台っきりで走っている時はいいでしょ?とお思いになるかも知れませんが、そういった状況で運転する事の是非は置いておくとしても、やはりハイビームにするのは得策ではありません。

これは、度々当ブログでも登場している著名な自動車評論家、故徳大寺有恒氏の著作に書いてあったことの受け売りですが、ハイビームにしても雨滴に乱反射して余計に見え難くなるだけなんですよね。

私はこれを読んだ時、「でもやっぱりハイビームがいいのでは?」と思って実験してみましたが、氏の言う通りでした。

目の前が明るくなるだけで、とにかく光が遠くまで届かないんですよね。まあ、さすがに、さほど強い雨ではなくて真っ暗な山中などを走行する時にはハイビームにした方がいいとは思いますが・・・。

いかがでしょう?これからの梅雨の時期、昼間でも「ヘッドライトをロービームで」点灯して走行しませんか?既にタクシーはそうして居ますが、一般車の普及率はまだまだですので、まずは私達からやっていきたいものです。本当に、ライトスイッチを「A」すなわちオートの位置にして放っておくだけでいいんですから。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。