40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

2017年フランクフルトショーは大賑わい!ですが・・・何か足りない。

BMW

BMWなどのドイツメーカーが、お膝元のフランクフルトショーにかける意気込みというのはいつも相当なものがあるのは感じていました。今回も話題は豊富なのですが、矢継ぎ早に出てくるニュースに心踊らせつつも何か足りない感じが・・・。そう、やっぱりアレが気になるんですよね。

まずはスポーツカー軍団!

Z4と8シリーズのコンセプトが、極めて生産型に近い形で出てくるようですね。

2017.8.29

【フランクフルトモーターショー2017】BMW、Z4 と 8シリーズ の各次期型を出展予定

BMWは8月29日、ドイツで9月12日に開幕するフランクフルトモーターショー2017の出展内容を発表した。2台のコンセプトカーが主役となる。

コンセプトカーでは、『コンセプトZ4』と『コンセプト8シリーズ』を出展予定。コンセプトZ4は、2018年に発売予定の次期『Z4』のデザインスタディモデル。BMWグループの新しいデザインの方向性を示唆したコンセプトカーでもある。

なお、次期Z4に関しては、トヨタ『スープラ』後継車と共同開発されていると伝えられている。日独2強がタッグを組んだスポーツカーは、注目度が高いといえる。

コンセプト8シリーズは、2018年に市販される新型『8シリーズクーペ』を示唆したコンセプトカー。1999年に初代が生産を終了した8シリーズが、およそ20年ぶりに復活を果たす。コンセプト8シリーズは、BMWブランドの最上級クーペ。ひと目でBMWとわかるフォルムを持ちながら、新しいデザインアイデアを導入した

インテリアは、ドライバー重視の設計。シートはダークブラウンのメリノレザーで、ダッシュボードなどには、カーボンファイバーやアルミのアクセントが配される。iDriveコントローラーは、スワロフスキーガラス製するなど、新しい試みも取り入れている。

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(レスポンス 森脇稔)

それにしてもすごいですね、スワロフスキーのiDriveコントローラーってどんな感じなんでしょう。もう、そんなキラキラのコントローラーだとさわれませんよねぇ、コントローラーなのに(笑)。というか、どこかのスリーポインテッドスターのメーカーをまたも意識したのでしょうか?

i3テコ入れ!

個人的にはようやくといった感じですが、i3にもテコ入れがされます。

2017.8.29

【フランクフルトモーターショー2017】BMW i3 改良新型が登場予定、184hpのスポーティEV新設定

BMWグループは8月29日、『i3』の改良新型モデルの概要を明らかにした。実車は9月12日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー2017で初公開される。

i3の改良新型モデルは、デビュー以来、初の大幅改良が施されたモデル。リフレッシュされた外観が特徴で、新デザインのフロントバンパーを採用。バンパーに組み込まれる新デザインのウインカーはLED式。ヘッドライトもフルLED化された。

改良新型モデルには、スポーティEVとして、「i3s」グレードを新設定。モーターのスペックは、標準グレードに対して、最大出力が170hpから184hpに14hp向上。最大トルクも25.5kgmから27.5kgmへ、2kgm引き上げられた。従来通り、モーターはリアアクスルに搭載し、後輪を駆動。0~100km/h加速は6.9秒、最高速160km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

i3sと標準グレードともに、バッテリー(二次電池)は、蓄電容量33.2kWhのリチウムイオンバッテリー。1回の充電での航続は、欧州仕様の場合、標準グレードが最大300km、i3sが最大280kmと公表された。

i3sにはスポーツサスペンションを標準装備。車高を10mm引き下げ、トレッドは40mm拡大された。オプションで20インチのタイヤ&ホイールが選択可能。DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)やDTC(ダイナミックトラクションコントロール)には、スポーティな設定が施されている。

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(レスポンス 森脇稔)

i3sにどれだけ需要があるかはわかりませんが・・・このクルマでもスポーティさが求められるんですね。もっとも、i3が侮れないスタートダッシュを決めるクルマであるのは私も確認しています。

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そもそも日本仕様のi3では、全高をタワーパーキングに入るサイズである1,550mmに抑えるためにローダウンしたスポースさすが標準になっていて、ついでにBMWの特徴たるシャークフィンアンテナも捨て去って折りたたみアンテナを装備しています。

ということは、i3sとi3のスタンダードでは、パワーがわずかに違うだけで仕様はほとんど同じ。これは・・・そもそも日本に導入される可能性も薄いと個人的には見ています。

なんかフラストレーションが・・・そう、足りないのはアレ!

他にも、当ブログでお伝えした1シリーズのLCIのみならず、当然ながら兄弟車である2シリーズもLCIを施されていますので、発表・展示すべきクルマはかなり豊富です。

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ですが・・・ブランニューのクルマのワールドプレミアというのがないのでどうも寂しい感じはありますね。これはBMWも感じていたからこそのアレ何でしょうね。そう、アレですよ。

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これはよほどBMWも厳重に情報管理をしているのでしょうね。おくびにも出さないという感じでしょうか。これに関する情報はほとんど聞こえてきませんね。ある意味では、メディアの注目度が結構低いのかも・・・という気はしますが(笑)。

当ブログでも英知溢れるコメンテーター陣が様々な予想をしてくださっています。一体何がくるのか・・・まあ、知らない方が楽しみであるとも言えますけど、あまりにインパクトがありすぎて、Z4や8シリーズの展示が霞んでしまうようでは、それはそれで困りますね(笑)。

いよいよサプライズの発表があると思われるフランクフルトショーまで2週間ほどとなりました。

現行3シリーズにフルEVが設定されて即発売・・・なんてことになったら、早速ディーラーに走って予約する人が出るかも?!なんて妄想しています。

ここから発表までは一日千秋の思いがするのでしょうね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。