40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

カー・オブ・ザ・イヤーはインプレッサ!M2はエモーショナル部門賞!

ついに2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定しました!私の予想は全く外れ、インプレッサが受賞しました!

スバルに拍手!!

結果はこちら。

第37回 2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー

素直に嬉しいです。インプレッサは私も乗っていたことがありますが、今や世界最高クラスの安全性能を全て標準装備で備え、運動性能もスバルの伝統である水平対向エンジン+AWDで非常にいいクルマです。

私が予想したプリウスは2位。「トヨタ」と「プリウス」、この2つの圧倒的なブランド力を持つクルマを抑えての1位というのは非常に意味があることだと思います。

カー・オブ・ザ・イヤーの栄冠はどのクルマに輝くのか?

当ブログをお読みいただいているようなクルマ好きの方には、なぜインプレッサが受賞したのかはお分かりかもしれませんが、世間一般的にはどうなのでしょうね。最近のスバルは絶好調とはいえ、どちらかというとマニア受けのするクルマを作ってきたメーカーですから。

ですが、例の「ぶつからないクルマ」のCMで一躍知名度を上げ、一部のスバリストだけでなく「みんなの」クルマになりました。その後もその根幹であるアイサイトを磨き続け、現在のクルマでは当たり前となっている安全装備の数々を全て標準装備で備えて価格を抑えめにすることで付加価値を上げたと言えるでしょう。

そして、こうした安全性能だけでなく、「ファン・トゥ・ドライブ」なところも評価を上げた理由でしょうね。

スバルは個人的にすごく好きなメーカーですので、この結果は非常に嬉しいです。でもまさか、プリウスに勝てるとは思いませんでした。

おめでとうございます!

インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはA4!

そしてこちらも見事に予想を外しました(笑)。しかも大接戦で争ったのは、ボルボXC90。

これは意外な結果でした。メルセデスのEクラスはこの2台から少し引き離されてしまいましたね。なんとも意外な結果です。

ですが、A4は受賞にふさわしいクルマだと思います。評価ポイントの中の「クオリティの高い走行フィールを実現している」という点は私も全く同意できます。

アウディA4アバントも試乗して来ちゃいました。ただの試乗のはずが、タイヤ選択問題も進展!

我らがM2はエモーショナル部門賞

そして投票結果を見てみると・・・なんとM2は10台のノミネート車中同率9位。実質最下位です(泣)。

その最下位を分け合ったセレナとM2がそれぞれ部門賞を受賞しているのが象徴的なように思いましたね。かたや最新の「自動運転」機能が盛り込まれたものの、クルマ好きの心には響かないミニバン、かたやクルマ好きの心にはめちゃめちゃ響くものの、環境性能や自動運転では後塵を拝するM2。

大げさですが、なんだか「これまで」と「これから」がくっきりと対比されていると思いませんか?M2の楽しさって、古典的なスポーツカーとしての楽しさです。

私には、こうしたものへのノスタルジーと、こうした時代への別れを告げる合図であるような気がしてしまいました。

M2初試乗!もしかしたらどこよりも早い試乗記

選考委員の方々の投票結果を見てみると中々面白いですよ。

こちらのページからご覧になれます。

選考委員別配点表

ほとんどの方がインプレッサかプリウスを1位として10点与えている中で、もちろんそうでない方もいらっしゃいます。そこに注目すると、面白い事実が見えてくるんですよ。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたアウディA4に1位票を投じた委員の方は2人。一方で、ボルボXC90とメルセデスEクラスに1位票を投じた委員の方はそれぞれ4人いらっしゃるんですよ。

アウディは満遍なくコツコツとポイントを稼いで、結果としてはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーの栄冠を勝ち取りましたが、メルセデスEクラスやボルボXC90ほどの熱狂的な支持は受けづらいということでしょうね。

無色透明。

アウディA4を表現する言葉として、これ以外の言葉が思い浮かびません。つまり、突き抜けた個性があるわけではないものの、乗ると誰もが一定の評価をして「いいクルマだね」と言ってくれるのですが、じゃあ、ライバルと比較すると・・・ということではないでしょうか?

これこそがアウディが日本で一気にメジャーブランドとしては中々認知されない理由ではないでしょうか?学生の頃、一つ一つの教科ではトップ3とかに入らないのに、総合点では1位になる同級生みたいな感じですかね。「優秀」「頭がいい」という評価は受けますが、これだったらアイツに聞け、というふうにはならない、みたいな感じかと思います。

BMWやメルセデスは、その点ではキャラが明確ですよね。BMWはスポーツドライビング、メルセデスは安全性、ついでに言うとボルボも安全性と北欧デザインですね。

ですが、試乗記をよんでいただいてお分かりの通り、私はアウディA4はかなり好きで気に入っています。その無色透明さが、ドライバーによってはいかようにも変えられるんです。ゆったりと流しても、眦決してワインディングロードを攻め込んでも、優等生ですので素直に反応してくれそうです。

まとめ

スバルは13年前のレガシィに続いて2度目の受賞となりますね。開発陣の方々の喜びはひとしおでしょう。本当におめでとうございます!

私が懸念した、「結局燃費だけ」と言う選考結果にならなくてホッとしました。さすが選考委員の方々は私なんかよりもはるかに経験豊富で知見をお持ちですので、いい意味で驚かせてくださいましたね。選考の家庭で色々な悩みがあったと思います。配点方にすると素っ気ないですが、この裏には我々などでは計り知れないほど、慎重に考え抜いた結果なんですよね。お疲れ様でした。

なんだか、最近はトヨタ・日産・ホンダの3大メーカーではなく、第3勢力?たるスバルとマツダが元気です。もしかしたら、本当にグローバルの潮流に乗って、いい具合に歩調を合わせて開発していけているのはこの2メーカーなのかも知れませんね。

いかがでしたか?あなたの予想は当たっていましたか?

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。