40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMWのこれから出てくる新型車に関して。

BMW

Toto BMWさんの高速試乗会では、新担当となった方の都合が悪く違う方にアテンドしていただいたのですが、ずっと同じ方でした。3台に試乗する間、これから出てくるであろう新型車についてちらっとお伺いできたのでご紹介したいと思います。と言っても、小話程度ですが。

まずは、気になる新型3シリーズ。

ボディサイズについて

当然ながら一番気になるのは2018年半ば発表と言われている新型3シリーズです。

こちらに関しては、新型5シリーズの具合から見てボディはそこまで大型化しないだろうという観測を語ってくださいました。既にモデルチェンジしたDセグメントのライバル、メルセデスCクラスとアウディA4が4,700mm超えとなっていますが、3シリーズとしてもその辺りまではくるかもしれませんが、大きく超えることはないのではないか、ということです。

当ブログでも何度か申し上げている通り、Dセグメントのボディサイズは肥大化の一途を辿っています。個人的には、Dセグメントの価値というのは「大きすぎず小さすぎず、大人4人が移動するのに都市部でも長距離でもちょうどいいサイズ」というのがキモだと思っています。ボディサイズを大きくすれば、室内空間も荷室容量も大きくなって当たり前です。ですが、限られたボディサイズの中でそれを最大化するところが設計・開発の腕の見せ所だと思うんですよね。

でもそれって相反する要素です。ですが、単なるパッケージングだけではなく、例えば燃費のいいエンジンを搭載することによって燃料タンク容量を小さくして今まで通りの航続距離を稼ぎ出し、その空いたスペースを有効に使う、ということだって考えられるわけです。

話が飛びますが、そういう考え方って、キャンプの時の荷物の積み方に似ています。大きなクルマ、例えばレンジローバーなどの荷室容量が大きなクルマに乗って行けば簡単に解決します。ですが、私はそれを潔しとは考えません。ただの悪あがきとも言いますが(笑)、キャンプの時だけではなく、それ以外の時はスポーティに走るところができて、都市部でも立体駐車場のサイズ制限に大抵引っかからない使い勝手をもつ3シリーズのツーリングでいくからこそ意義があるのだと思っています。当然ながら、荷物の積み込みは最初に工夫して考えないと全部入りきりません。パズルのようにピースを当てはめて、隙間なく積み込んで行きます。

それと同じように、クルマのパッケージングって、よほどの無理がない限りできるだけ小さくまとめるのが理想だと思うんです。必要なパーツを、できるだけ隙間なく、効率よく詰め込む、と。

もちろん、ボディが大きくて重量があることによる恩恵はあります。7シリーズで体験したような乗り心地ですとか、居住空間の圧倒的な広さって、あのボディサイズでなければ味わえないものです。ですが、Dセグメントを購入する層がそう言ったことを求めているかというと・・・ある程度は求めているかもしれませんが、そこまでは求めていませんよね。ということは、そこまで大きくしないほうがいいわけですので、私としても、新型5シリーズくらいの肥大化に留めてほしいと思っています。

待望のブレーキホールド装備か?

7シリーズに試乗中にブレーキホールドを体験して便利さに感嘆していた際に、3シリーズにもついていればいいのに、という願望が思わず口をついて出てしまいました。

するとセールスさん、どうやら全く同じことを考えていらっしゃったようなんです。やはり、お客様からの要望も多いと。みなさんやっぱりそう思ってらっしゃったんですね。まあ、メルセデスやアウディ、日本車でも装備されている機能ですから当然でしょう。

そしてセールスさん、さすがに次の3シリーズには付くでしょう、とかなり強い調子でおっしゃってました。まあ、願望も入っているのかもしれませんが、次期3シリーズはかなり装備が充実してくるでしょうね。すでにライバルであるCクラスとA4が新型に切り替わっているので、ある意味後出しじゃんけん的に絶対に勝てる商品力を持って出てくる、そういうことだと思います。

次期3シリーズを占う上で重要なモデル、1シリーズ。先行して発表されればわかるのですが・・・

1シリーズ(F20)と3シリーズ(F30)の発表のタイミングは、何ヶ月かですがF20の方が早かったですよね。私も、その当時貪るようにCGの1シリーズの記事を読んで、次期3シリーズの行方を想像したものです。一番の懸念は、あまり評判の良くなかった、F20前期型の顔付きが3シリーズにも移植されてしまうのかということ、そして一番の期待はディーゼルモデルの設定でした。

結果を見てみれば、1シリーズにディーゼルが設定されたのは後期型になってからとだいぶ出遅れましたが3シリーズには比較的早くから設定され、顔つきも1シリーズの愛嬌のある顔立ちではなくハンサム顔で登場してホッとしました。いえ、ホッとじゃないですね、舞い上がりました(笑)。これはイイ!と。

ところが、同様に次期1シリーズが次期3シリーズに先行して発表されるかというと・・・セールス氏の弁によると、そうではないそうです。今度は3シリーズが先行する、と。

ここからは完全に私の想像なのですが、この理由はきっと次期1シリーズのFF化でしょうね。と同時に、1シリーズの内装と3シリーズの内装はF20とF30では共通性がありましたが、次期1シリーズは現在の2シリーズアクティブ/グランツアラーのような内装になるのではないかと想像しています。FFラインの仲間入りですね。では3シリーズは?となると・・・まあ、新型5シリーズほど豪華装備ではないでしょうが、意外と共通点が多くなるのではないでしょうか?むしろ部品は共用化した方がコストは下がりますからね。

となると、今度気になるのはパーキングブレーキです。これが現状のようなハンドブレーキではなく、大多数の希望通りボタン式のブレーキになったとすると・・・MTモデルが消えてしまいそうな気がします。

セールスさんに伺ってみると、MTモデルは・・・設定されるのではないでしょうか?とちょっと想像がつきかねるお答でした。以前も当ブログで申し上げたかもしれませんが、本当に、MT=ハンドブレーキ、AT=ボタン式ブレーキと別れるような気がします。

BMW談義って楽しいですよね。

まあ、実はいちばん言いたいことはこれだったりします(笑)。1ファンとして、次期モデルはこうあるべきだ!という強い主張もいいですが、ああでもない、こうでもない、ああだといいなあ、こうだといいなあと語り合うのって楽しいですよね。

しかも試乗しているのはいずれも極上の最新BMW車、楽しくないはずがありません。

本当に、夢のような週末でした。次の週末が近づいているのですが、まだ鮮明に感触まで残っている反面、本当にあんなことを体験したんだろうかと思うような気分です。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。