BMW Driving Experienceってご存知ですか?自動車メーカーが主宰するドライバートレーニングのBMW版で、実際にかつてはBMWドライバートレーニングと呼ばれていました。中々2016年の開催スケジュールが発表されないなーと思っていましたが、もうすぐ発表になりそうです。
ドライバートレーニングって、何するの?
当ブログでも何回かご紹介しましたが、私が学生時代に免許を取得してドライビングを学んだ本の著者、菰田潔さんはこのBMW Driving Experienceのチーフインストラクターです。
菰田さんだけでなく、色々な方のドラテク本を読みましが、ほぼ皆さんおっしゃっていたのが、限界域での挙動を体験して対処法を学んでおくことで安全運転につながる、といった趣旨のことでした。
BMW Driving Experienceでは正にこの、限界域でのクルマの挙動も学べるようになっており、一度は私も参加してみたいと思いつつも歳だけ重ねてまいりました(笑)。
今年のスケジュールが中々発表されない理由は薄々気づいていたのですが、やはり予想は当たっていたようです。以下の記事を御覧ください。
BMWで“夜のお台場ドライブレッスン”はいかが?
日経トレンディネット 7月25日(月)12時5分配信
2万7000平方メートルという広大な敷地にBMWとMINIのドライビングレッスンが受けられるコースを持つ体験型販売新拠点「BMW GROUP Tokyo Bay」が臨海副都心にオープンした。
BMWは2016年7月9日、東京・お台場エリアにBMWおよびMINIの体験型販売拠点「BMW GROUP Tokyo Bay」をオープンした。
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2万7000平米という広大な敷地には、BMWとモーターサイクルのBMWモトラッド、MINIのそれぞれのショールームと、ドライビングレッスンが受けられるコースを完備。同社としては世界発の試みといい、“BMWワールド”を楽しめるテーマパークのような作りになっているのが特徴だ。
●全長80mのBMW展示スペース、MINI11台を展示するMINIショールーム
BMW GROUP Tokyo Bayで最も大きいのはBMWのショールームで、展示スペースの全長は80m。道路に見立てられたこのスペースに、BMWとEVのサブブランド「BMW i」の最新モデルが常時20台程度展示される予定で、さらにハイパフォーマンスモデルシリーズであるBMW Mや BMWモトラッド、BMW車のカスタムオーダーを行う「BMWインディビジュアル」の専用コーナーなども設営。それぞれの車両を展示しており、日本国内で販売しているBMWの全ラインアップを見ることができる。
カフェも備えるセンター棟をはさんだ向かい側は、カラフルなMINIを11台展示するMINIのショールームだ。BMW同様に最新のCI(コーポレートアイデンティティ)に沿った展示スペースになっており、ハイパフォーマンスモデルシリーズのJohn Cooper Works(ジョン・クーパー・ワークス)のコーナーもある。
●セールススタッフではないスペシャリストが常駐
両ショールームには、それぞれのブランドとモデルに精通した「BMWジーニアス」「MINIジーニアス」と呼ばれる各ブランドの担当者が常駐し、来場者のあらゆる質問に答えてくれるという。ポイントは彼らがセールススタッフではないこと。つまり、来場者は一般の販売店を訪れるよりも気軽に質問できるという。
とはいえもちろんショールームなので、正規ディーラーとしてクルマを売る機能は備えている。来場者が望めばセールススタッフを呼んで商談もできるし、オーナーは他のディーラーと同じように愛車のメンテナンスも依頼できる。
またショールームの外には、屋根を備えたBMWとMINIの認定中古車展示スペースもある。
夜のドライビングレッスンや最新モデルの公道試乗も可能!ところで、この新施設の最大の目玉は、さまざまな機能を備えたドライビングエリアだ。ドライビングレッスンが可能な専用コースであり、散水設備や夜間照明などを備える。
BMWのハイパフォーマンスモデルの開発などを手がけるBMW M社の基準をクリアしているのも特徴で、コースの規模は世界最小らしいが、便利な場所なので仕事帰りにドライビングレッスンを受講する、ということも可能だろう。専任のインストラクターによるドライビングレッスンは、近日中に開講する予定という。
また最新モデルの公道試乗も可能で、最大でBMWモトラッド20台とBMWとMINIが合計で80台もの試乗車が用意されるという。試乗はネットで事前予約するが、スケジュールに空きがあれば現地でも申し込める。
●急速充電器や会議ホールなども
ほかにも急速充電器など充電機能を備える100台の来客用駐車場、ネスプレッソカフェ、最大400人収容可能な会議場なども併設している。この会議場は国際会議や学会、展示会などにも貸し出される予定。
7月9日、10日の2日間にわたって行われたオープン記念イベントでは、BMWのヒストリックカーの展示やドライビングエリアでのレーシングドライバーによるドライビングパフォーマンスなども行われた。
一見、巨大なディーラーだけど?新施設は、気軽に立ち寄れるオープンなBMW・MINI施設であるとともに、正規ディーラーの機能も持つ点がユニークだ。
最大のライバルはメルセデス・ベンツが展開する体験型施設「Mercedes-Benz Connection」だろう。しかしメルセデスの施設は展示や試乗は可能ながら、セールスやメンテナンスなど通常のディーラー機能は持っておらず、レストランを備えるなどライフスタイル寄りの展開になっている。
お台場にはトヨタの「MEGA WEB」もあるが、こちらも展示と施設内コースでの試乗体験を基本とし、さらに自動車博物館や子供向け自動車施設を備えるなど、よりテーマパーク的な作りとなっている。
ブランド体験型施設といっても、各社の特徴はかなり異なるが、BMWの場合にはブランドスローガンである「駆け抜ける喜び」を強調すべく、一般的なディーラーでは難しい稀少なモデルに触れられたり、多くのクルマに試乗できるのが魅力だろう。さらにディーラーとしても活用できるわけだ。
とはいえ巨大な販売店然とした外観だから、施設の存在を知らなければ、入りにくさは多少感じるだろう。そうした点があっても狙い通り多くの人を集められるかどうか、お台場周辺エリアの“新たな観光スポット”としてどのように集客を図るのか、今度の取り組みにも注目したい。
(文・写真/大音安弘)
はい。要するにBMW Tokyo Bayの完成を待っていたんですよね、きっと。狭いながらもM(BMW M社)の認定を受けたコースで、このDriving Experienceを行う、というBMWファンにはたまらない状況でレッスンを受けられるわけです。
散水設備があるということはスキッドパッドを作り出しての定常円旋回からテールが流れた時の修正の仕方等、今まで郊外のクローズドコースを借り切ってやっていたような内容もできるようになるのでしょうね。
ということはコースを借りる料金分くらいはお安くなるのでしょうか?今年の分がオフィシャルに発表されていないのでなんとも言えませんが、確かレッスン料として5万円とか6万円くらい必要だったと思います。
近いから気軽に行けそうですけど。
値段が下がらないとやっぱり気軽にはいけないですよね(笑)。でもさすがに「仕事帰りに」は無理でしょう。だって、私が自動車雑誌などで読む限りでは、きちんとドライビングポジションの取り方とかから始めますし、座学だってあるんですよ?どんなに短くても半日はかかるはずですので、個人的には若干上の記事は「盛っている」感が拭えません。むしろ半日なんかで終われせて欲しくないです(笑)。2日間で近場にすんでいる人は宿泊なしで、とかも企画して欲しいですね。
じゃあいくらくらいだったら行くんだよっ!と怒られてしまいそうですが、BMWはこれでも良心的なお値段だと思います。ランボルギーニのレッスンとかは確か過去に読んだCGの記事では2日間のコースで100万くらいしていたような記憶が。サーキット貸切で豪華ホテルに宿泊でフレンチのディナー付き、などかなりセレブな内容でしたが。
何れにしても近々と予想されるスケジュールとお値段の発表、期待して待ちたいと思います。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。