40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

トヨタ純正のアルミテープを使った空力改善チューンってご存知ですか?

BMW

トヨタが発売している純正パーツ「アルミテープ」を使用したお手軽チューンが人気だそうです。どうやら貼る場所によっては直進安定性が向上したりするとか。一体なんででしょう?

アルミテープそのものです。

純正パーツとご紹介しましたが、本当にただのアルミテープです。ただ、真ん中にちょっと穴が空いていたりして、特殊な形をしていますね。

で、どうするのかというと、これをボディなどに貼るんです。

え?という感じですか?

貼るんです、ボディに。こんな感じで。

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なんでこれが流行っているの?

そうですよね。私もそう思います。

諸情報を総合するに、このアルミテープはトヨタが86を開発しているときに同時に開発されたのですが、特にこういったものを開発しようと思って開発したわけではないようです。

86の開発中、同じ個体なのに、日によって印象が違うことに気がついた開発チームは、何が原因か調査します。すると・・・犯人はボディに帯電している静電気だったそうです。

[aside type=”warning”] 2016/12/18追記:86のマイナーチェンジ版「86kouki」とともに発表されましたが、実はそれ以前にもプロボックス・サクシードなどの一部車種で既に装備されていたようです。バンパー裏なので気付きませんよね。
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つまり、ボディに帯電した+の静電気により、ボディ表面を流れる空気が綺麗に流れておらず、結果として空力パーツが設計通りの性能を発揮していなかったということだったんですね。空気って、摩擦で+に帯電するので、ボディの静電気と反発しちゃうそうなんですよ。

ん?「設計通りの性能を発揮しない」と言えば、ボディ剛性とサスペンションの関係の話のところで出てきたばかりですね。

BMWを評価する時によく見る、わかるようなわからないような単語の意味を解説。

で、このアルミテープを貼ることによって、ボディに帯電した静電気を空中に放電するんです。

そうすると、ボディ表面を流れる空気が静電気に邪魔されずスムーズに流れるようになるというわけですね。

なるほど。

効果あるの?

私は試したことがないのでわかりませんが、空力を改善するので効果はあるでしょう。ただし、それが我々素人にも感じ取れるかどうか微妙です。

そもそも、空力性能が効いてくるのって、高速域の話です。ここで直進安定性が有意に改善できればそれはかなり有効なパーツでしょうが、クルマ自体の性能を向上するのではなく、性能を100%発揮させるようにするものであることを考えると、そこまで効果があるのか、非常に疑問です。

実際、ネット上で口コミを調べると賛否両論です。

昔はクルマをアースしてましたよね。

若い方はご覧になったことがないかと思いますが、私が子供の頃、リアバンパー下に鎖を垂らして地面に接地させているクルマが結構いました。

走るとちゃりちゃりいって、なんだか子供心に「かっけー!」と思っていたのですが、これは車のボディに帯電した静電気を逃がす、アースですね。これをしていると、冬場にドアを触ってもビリっと来ないという効果でした。

なんだかこれと似ていますね。アースしているクルマは最近全くみませんが・・・。

車のボディって、そもそも電流が流れているんですよね。バッテリーのマイナス端子ってじゃあなんでエンジンがかかっている時に触ってもビリっとならないのか不思議です。もちろん、そうならないようにしているんでしょうけど。

うーん、文系脳にはお手上げです(笑)。

まとめ

まあ、パーツとしては安いのでお手軽に試せますよね。

特に帯電しやすい樹脂パーツに貼ると効果が高いそうですので、やはりバンパーなどに貼るのが得策でしょう。フロントバンパーに貼れば高速での直進安定性を改善できそうですね。M Sportの方はさらにリアディフューザーあたりに貼って、底面の空気をスムーズに排出してあげると、もっと路面に吸い付くようになるかもしれません。

どうせだったら提携しているよしみで、BMWの各社専用のアルミテープセットなんて出してくれたらいいのに、と思います。

それにしても、なんだかトヨタはエアロスタビライジングフィンといい、こうしたちょっとした小さなパーツでの空力改善が得意ですね。

BMWを運転する時は駐車場のクルマ止めにご注意!

なんだか「風を操る」みたいでかっこいいですね。褒めすぎですか?

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。