実は私の320dツーリング、購入当時は直進性が悪くて大変疲れがたまるクルマでした。前の320iと余りに違うのでさすがにおかしいと思っていましたが、あることで劇的に改善されました。
なんだか直進しない…
購入してすぐの頃の話です。
私の320dツーリング、タウンスピードでは全く気にならなかったのですが、高速道路を走るとどうも左による癖があることに気付きました。
Toto BMWさんに症状を伝えて前輪の向き?ですかね?を調整してもらうことですぐに治ったのですが、どうもまだ高速道路でキョトキョトして安定しません。
ツーリングになって荷重が若干リア寄りになったからかな?と思っていましたが、ステアリングはきっちりと接地感を伝えてきていて、前の320iと変わるところはありません。
そこで私の頭に閃いたのが、ホイールアライメントの狂いでした。
タイヤ館さん、お願いします!
私はこの事件でお世話になったタイヤ館さんにクルマを持ち込みました。
あ、もちろん東京の方の、ですよ?
こちらでかくかくしかじかと症状を話し、ディーラーにはここまで対処してもらったこと、後はアライメントの狂いしか考えられないことをお伝えしましたところ、
「うーん、やはりアライメントの狂いの疑いが強いですね。」
と言われました。
でもまだ買ったばっかり。確か当時は1000kmをようやく越えたところだったのでそうお伝えしたのですが、
「どこのメーカーでもそうですが、出荷時にこうしたショップでやるほどちゃんとアライメントを調整しているかというと、まずしていないですよ。」
と言われてしまいました。
また、
「BMWはハンドリングがいいので、元々トーインに設定してある前輪がよりトーインになったら、曲がりはさらによくなりますけど直進性には影響が出ます。」
なるほど。そうなんですね。それにしても、タイヤ館さんとはいえやけにお詳しいですね?
「いや、実は私もE46の3シリーズに乗っているんですよ。中古ですけどね(笑)。」
そういうことなんですね。納得です。
「じゃあ、早速私、見てみますよ。えーと、前に320iの時にもアライメント調整していただいているんですね。じゃあ、実質同じクルマなので会員価格でいいですよ。」
と大変嬉しいお申し出をいただきました。
タイヤ館さん、最初のアライメント調整は正規料金が必要で、確か3-4万円くらいしてしまうのですが、この時に会員になっておくと一年に一回会員価格、これも今はいくらかわかりませんが、4000円くらいで一定期間、確か3年間でしたか、見てくれるんですね。
私はすっかり初回料金をまた払うつもりで行ったのですが、BMWが繋いでくれた思わぬ縁からのご厚意に甘えさせていただきました。
劇的変化
待つこと一時間半。これに備えてタブレットまで持ち出していたので退屈はせずに済みました。
待合室には私の愛読誌CGが置いてあるのですが、私は当然読破済みなので、準備を整えて行ったんですよね。
やがて、タイヤ館のBM乗りさんが戻って来られました。
「これで大丈夫なはずです。許容範囲内に収まってはいましたが、やはりトーインに寄っていましたので、あくまで許容範囲内ですこーしトーインを弱くしておきました。私もそうしているんです。」
その後、画面で模式図を写し出しながら詳しく解説してくださいました。…半分くらいは理解出来ました。
「このくらいが曲がりと直進性のバランスがいいはずです。もしご不満がおありでしたらまた何時でもお越しください。調整しますから。」
との言葉に心強くなり、翌日確認がてら早速家族で御殿場アウトレット~どこに行くか迷ったとき、我が家がとりあえず目指す定番の目的地です~に行ってみました。
すると…今までほど直進に気を使わなくてよくなっています。というか、かなり安定しています。ではハンドリングはというと…まあ、高速ですのでちゃんとは確かめられませんでしたが、秦野中井~御殿場間のカーブの連続でもだらしなく外に膨らんで進路を乱すようなことはありません。
さすが、熟練の技。
こうして我が愛車は神経質な転校生から堂々と構える学級委員に生まれ変わったのでした。
まとめ
なぜ今さらこんな話をしているのかというと、これが購入直後の話だからです。
我が愛車はまもなく一年点検、ということはまたアライメント調整の時期でもあるんですね。
アライメントって、普通に走ってても狂ってきます。タイヤ交換の折りにはもちろんですが、タイヤ館さんのようなお得な制度があるところを利用して定期的に調整すると、ボディやサスペンションへのストレスが緩和されて、クルマがより長持ちすると思いますよ。
また、直進安定性に不満がある方は見てもらうと私のように改善されるかもしれません。
中古で購入した方などはこれはやっておいた方がいいですね。もし私が中古で購入したら、これとセットで必ずアライメント調整をすると思います。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。