第3世代となる新型X3、いよいよ発表になりましたね。当ブログで過去にもお伝えした通り、泥臭さを拭い去って都会派のデザインを身にまとって登場しました。
ちょっと面白い話
今日、523dツーリングに乗っている知人と話していた時のことです。彼が、「新型X3の資料をもらったんですよ!今度お見せしますね!」と私に言ってきました。彼も私と同じく、SUVよりも通常のクルマ派だったはずなのに、どうしてこんなに急にSUVに興味を持ち出したんだろう?と訝っていますと・・・どうやらX1に試乗したらしいんですね。
私もそうでしたが、X1の完成度の高さ、居住性のよさにすっかり参ってしまったみたいでした。
5シリーズオーナーをしてこう言わせるX1、素晴らしいクルマですね。
X1の大本命、X1 xDrive18d。Toto BMWさんで試乗車の用意ができたということで、早速試乗して参りました!それは、このクルマが驚愕の完成度を誇る、コンパクトSUVの決定版と言えることを確認した体験となりました。 1本の電話から[…]
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そして今や彼は新型X3にも注目しています。これはまんまとBMWの戦略にハマっていますよね。入門SUVのX1でBMWのSUVの魅力を知り、今までにSUVに興味なんぞなかったユーザーにまでX3にまで興味を持たせる・・・正にBMWが思い描いた通りのファンの作り方ではないでしょうか?
ですが私はこれを笑う気にはなりません。だって、何回か申し上げていますけど、私こそそういうのにハマりやすいタチなので(笑)。通販番組を見ているとどれもこれも感心し、欲しくなってしまいます。
新型X3はもちろん高度運転支援機能も満載。
流石にレベル3までは行きませんが、BMWお得意の「ドライビング・アシスト・プラス」が標準ですね。衝突回避・被害軽減ブレーキに始まり、ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)、レーンチェンジウォーニング、ステアリング&レーンコントロールアシストなどの他、事故回避ステアリングまで装備しています。
現時点では望み得る最高の運転支援機能を装備していると言えるでしょう。これにディーゼルとxDriveが加われば、鬼に金棒ですね。もちろん、ラインアップされています。
つまり、現時点でX3は最強のクロスオーバーSUVと言えるわけです。そう、でもクロスオーバーSUVであって、決してヘビーデューティな「クロカン四駆」ではありません。そうなると、デフロックやテレインコントロールなどが装備されていないと、ですよね。ランドローバーのクルマのように。
ですが、決して走破性はバカにしたものではありません。CGでもこうしたクロスオーバーSUVの比較テストをやっていたことがありますが、大抵のユーザーであれば尻込みするであろう悪路をことも無げに走破する実力を持っていることが証明されています。
最近の技術の進歩には目をみはるばかりですね。
ワイルドさはないけれど。
まだ試乗したことがないですし、実物も見たことがないのでなんとも言えないのですが、初代E83型では兼ね備えていた、SUVらしいワイルドさは、写真を見る限りでは薄れています。ご存知の通り初代X3はBMW初のSUVであるX5の成功を受けて発表された「小型」SUVです。そしてご存知の通り、X5と同じく大成功を納め、今回の3世代目まで続いています。
現行X5もそうですが、BMWは徹底して都会派路線を歩んでいるように見えます、これはSUVに限らず、1〜7シリーズまでのラインも含めてですが、BMWの最近のデザインは「洗練」がキーワードになっているように思います。まあ、昔からBMWと言えば垢抜けたデザインでしたが、同時にすぐに古臭く見えてしまうのが欠点だと個人的には思っていました。
それがE系くらいの頃から、新型が出ても全く古さを感じないデザインになっているような気がします。3シリーズで言えばE46は今見ても洗練されたデザインに見えますよね。
今回の新型X3、一見すると極めてオーソドックスなデザインのように見えますが、その中にもそこはかとなく洗練をまとってい流ように感じます。SUVだからと言ってワイルドさが必ずしも必要だとは思いませんので、このデザインは非常にいいデザインだと思うのですが・・・もう一つ、最近のBMWのデザインの特徴としてあげたいのが、そこはかとない「とっつきにくさ」も同様にあるんですよね。
実は今の私の愛車であるF30系3シリーズにすら、初見ではこのとっつきにくさを感じました。ですが今ではこれ以上かっこいいデザインはないだろうと思うくらいに気に入っています。
ということは、今は私は「洗練はされているけど・・・」なんてうじうじ言っていますが、後々見慣れてくると大のお気に入りになる可能性がある、ということなんですよね。
実物を早く見たい!
まだどうしてもSUVを自分が購入する対象として見れないのは確かですが、そうはいっても興味はあるのは確かです。
このX3の変化具合を見ると、まだまだ厚いベールに包まれている新型3シリーズの変化具合を想像するネタになるかな・・・とも思いますし、激戦区であるミッドサイズSUVにBMWが満を辞して送り込んだ感のあるX3自体にも実際に触れて見たいです。
デリバリーは12月からのようですので、ディーラーの店頭に並ぶのもその頃ですかね。忘れずにチェックしたいと思います。
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。