40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMW320dツーリングで燃費も良く、力強く走るコツ

BMW

Carly for BMWや燃費のヨーロッパ式表示と、何も変わっていないにも関わらず購入当初からは随分と印象が違うクルマに感じられる我が家の愛車320dツーリングですが、主にヨーロッパ式燃費表示に変えてからというもの、なんだかより力強く、より燃費良く走れるコツを今更ながら掴んできましたのでご紹介します。

乗るたびに新鮮。

Carly for BMWでのコーディングで今まで気になっていた箇所、不便に思っていた箇所を解消し、かつヨーロッパ式燃費表示にしてからというもの、乗る度に新鮮な感覚を味わえています。

燃費の表示、ヨーロッパ式と日本式とでどっちがいい?

まあ、まだ慣れていないだけとも言いますが(笑)、特にヨーロッパ式の燃費表示は私の意識を変える効果が絶大でして、最近妙に燃費がいい気がするんです。ほとんど偶然の要素もあるのですが、意外とこうしたら燃費が良くなったよ!ということをご紹介したいと思います。

街中での燃費が向上

いかにコーディングをしたとはいえ、エンジンマネジメントの類はいじっておりませんので、コーディングによる効果ではないのは確かですが、都心部での燃費が向上しています。

季節要因もあるのかもしれませんが、以前までは都心部を走ると10km/Lがいいところだったのに、最近はなぜか7L〜8L/100km(おおよそ12km/L台)くらいは走るようになったんです。

最近になって運転スタイルを変えたことといえば・・・

ドライビング・パフォーマンス・コントロールのモードはCOMFORTで、アクセルの踏み方を一工夫。

最近は街中ではCOMFORTで走っています。というのは、ヨーロッパ式燃費表示にして一番のメリットは、瞬間燃費計の表示が変わることでしたので、あえてECO PROにせず走っていたというのが真相です。

ECO PROとCOMFORTでは、特に発進時が違います。ECO PROはほとんどの領域でロックアップして駆動系を直結しているのが感じられるのに対して、COMFORTではトルコンを使ってトルク増強作用を使っているのが、素人の私でも運転してすぐわかるくらい違います。

BMWのATにあるCOMFORTモードの存在意義

COMFORTモードですと、ECO PROよりもはるかに発進が力強いです。そして中間加速も間髪を入れずに反応します。

そうなると、伝達ロスが発生していることになるので燃費が悪くなるような気がするのですが、考えるにこれが一ついい方向に聞いていると考えています。

よく、省燃費運転のコツとして、「発進はゆっくり」というのを耳にしたことがあると思います。その目安として言われるのが、「5秒で20km/h」ですとか、色々ありますよね。やった事のある方はおわかりだと思いますが、5秒で20km/hって、相当遅い発進ですよね。

ちょっと何の本で読んだのか忘れてしまったのですが、昔、実は発進加速はある程度さっさとスピードを上げた方が燃費にはいい、という趣旨のことが書いていました。つまり、早めに巡航スピードに持って行って、長めに巡航状態を維持することで燃費を良くするということですね。

ですが、結局のところ今まではそうやってもある程度以上は良くなりませんでした。それがなぜ最近になって急に燃費が伸びたのかというと・・・ヨーロッパ式燃費表示における瞬間燃費計のおかげなんです。

上でご紹介した記事でも言っているように、要するに燃料を使っている赤いバーをなるべく表示させないようにすればいいわけですよね。これを忠実にやっているだけなんです。

走行状態としては、例えば都内で、制限速度60km/hの幹線道路を走っていて、それなりに頻繁に信号があるとします。そういう場合に、まず60km/hまでさっさと加速して、そのあとはアクセルを巡航状態以上に緩めてしまうんです。このとき、5L/100kmを切るところ、日本式でいうと25km/Lくらいのところになるようにしています。すると、非常にゆっくりとではありますが、スピードは落ちてきます。もし先の信号が赤でしたらそのままアクセルを早めに離してしまい、青だったら少し踏んで加速したのちにまた同じように緩めます。

最近のエンジンでは、実は一定のアクセル開度を保つよりも、このようにアクセルオフでのフューエルカットを頻繁に使った方が燃費が良くなる、ということも少し昔に読んだことがあるんですね。

この動作を穏やかにやるのがコツです。本当にゆるーくですが減速していって、また踏み増して、という操作は、急激にやると同乗者が不快に感じますからね。

大抵のドライバーがこの逆。

運転していると、たいてのドライバーがこの逆の運転をしています。つまり、発進では省燃費運転のコツを忠実に行って、「5秒で20km/h」に到達しているのですが、最後の「巡航状態を保つ」というところが90%くらいの方ができていません。

ゆっくり発進するからゆっくり走るのかと思いきや、こちらがACCで一定のスピードを保っていると、何だか段々離れていく!というクルマが多いです。つまり常に加速状態なんですね。これは省燃費運転では一番やってはいけないことです。こういうクルマにACCで同調して着いていくと燃費が悪くなってしょうがないので、私は一旦ACCの解除のボタンを押して、すぐにまたオンにして設定速度調節ボタンを上でも下でも一度クリックして、現状の速度を維持するようにしています。

ECO PROではまだこの方法を試せていないのですが、最初の発進のところが遅くなるので、COMFORTとどっこいどっこいな気がしますね。ECO PROである程度加速しようと思ったら2500ちょっとくらいは回さないとじれったくてダメですが、COMFORTですと2000も回せば簡単に周りの流れをリードできます。

季節要因かもしれないので断定するのは早いですが・・・

これからの季節は、特にダウンサイジングターボエンジンである現代のクルマにとっては燃費もパワーも一番いい季節になることは以前ご紹介しました。

BMWの運転には一番いい季節になりつつありますね。

この要因もあるかもしれません。いえ、確実に何%かはこの要因でしょう。

ですので、これからちょっと長めの期間で効果を図っていかなければいかなければいけないと思っていますので、折に触れてレポートします。

佐野プレミアムアウトレットに行った時の燃費は、都内の市街地を比較的走ったにも関わらず好燃費を記録していますが、この運転方法を既にやっていたので、それが原因かもしれません。大体、この時以外は都内をちょこちょこしか走っていませんし。あ、だからいいんですかね?あれ?わからなくなってきました(笑)。

いずれにせよ、まだサンプルが少なすぎますので、しばらくはこの走り方で試してみます。

色々楽しめますね。

前の320iセダンも含めるとF30系は足掛け4年以上乗っていることになるのに、まだまだ発見がありますね。色々と試してみることで、どんどん新しい世界がひらけていくのは、飽きが来なくていいです。

私は私のスタイルで楽しんでいますが、きっとそれぞれの方にそれぞれのスタイルがあると思います。今回の私のように、表示一つ変えてみるだけで変化を体感できたのですから、何か最近マンネリ気味だな、と感じていらっしゃるオーナーの方は、何か些細なことでも結構ですので、設定を変更してみると良いかもしれません。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。