40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

Primacy3との高速巡航は楽チンで燃費改善効果も。

BMW

GW初日、高速道路はどんな阿鼻叫喚状態になるのかと思いきや・・・全く渋滞していませんでしたね。今日のお出かけで、走行距離も1,000kmを超えて馴染んで来たPrimacy3 がさらに心地良く感じるようになって来ているのを感じたのでご報告したいと思います。

渋滞が激しい日は近場でお出かけに限る!

そもそも天気のいいGW初日なんぞに出かけても大したことはできないし、移動に時間がかかるだけ。そう決めてかかっていた私は、最近はスギよりも症状がひどいヒノキ花粉に苦しめられていることもあって、今日どこかに行くことにはあまり乗り気ではありませんでした。

しかも、ヒノキ花粉症の症状って、鼻水は滝のように流れ出ますし、夜中になんども起きて寝不足になりますし、加えて子供にも花粉症の症状が出てきていたので、ちょっと花粉が収まるまではキャンプもお預けかな、と思っていたので、GWには大した予定は入れておりません。

ところが、鼻づまりと喉の痛みに耐えかねて早朝5時くらいに起床してしまった私が何気なく高速道路の状況をチェックしてみると・・・あれ?全然渋滞していない・・・。あ、まだ早すぎるだけなんだな、と思って、二度寝して(笑)、遅い時間にもそもそと起き出しました。

朝食を食べているうちになんとなく、やはり「どこか行く?」という話になりまして・・・家内が「私はアウトレットに行きたい」と言い出しました。

以前当ブログでもご報告しましたが、連休中にアウトレットなんてもっとも近寄りたくありません。人が多すぎてどうにかなりそうになるに決まっています。大体、つい最近佐野プレミアムアウトレットにいったばっかりなのに、なんでその時に・・・と恨めしく思いましたが、まあ、渋滞していないのでいいだろう、ということで決定しました!

行き先は、阿見プレミアムアウトレット!

常磐道がガラガラ!Primacy3が極上の高速巡航を提供してくれます。

佐野ではなく阿見にしたのは、この間行った時に佐野も結構オープン当初に比べて賑わっていることがわかっていたからです。

一方で阿見は、圏央道のICが至近であるにも関わらず、かなり空いていて穴場的存在です。そして、これは結構前ですが、圏央道が東関道から常磐道まで繋がったので、アクセスは抜群に良いと言えます。

まずは常磐道に乗るべく、首都高速をひた走ります。途中、一度も渋滞に引っかかることなくすんなりと常磐道にたどり着くと、常磐道もガラガラ!確かに常磐道は空いているので有名ですが、それにしてもクルマが少なすぎです。流れが早いです。

常磐道は舗装の状態・線形共に良いので個人的には結構お気に入りです。

こんな状況では、Primacy3はわずかなハミングを奏でるのみ。不快な振動やザーッというノイズもなく、滑らかに大海を突き進む大型空母のようです。空母に乗ったことはないですが(まだ言っている)。

そして、速度が上がれば上がるほどユニフォーミティの高さが極まって目立ち始めます。いや、この表現はちょっと変ですね。私の感じ方としては「タイヤがどんどん丸くなっていく」ような感じです。

これはきっと、一つにはBMWの走行安定性の特徴自体もあるのでしょう。というか、欧州車全体の特徴ですね。速度域が上がれば上がるほど安定性が増しますが、それと相まってPrimacy3のユニフォーミティの高さが際立って来るような感触です。

ふと、後席がエラく静かなのに気付くと・・・二人とも寝ています(笑)。なんだか、Primacy3に変えてから、後席が寝る確率が高くなりましたね(笑)。

つくばJCTから圏央道に入り、対面通行になると、左手の方に既に阿見プレミアムアウトレットが見えてきます。ちらっとみる限りではちょっといつもより駐車場が埋まりすぎのような・・・。まあ、いいです。止められないということもないでしょうし。

と思いながら、阿見東IC出口のタイトなカーブを曲がって行きます。途中、曲率がきつくなっていくのに合わせてゆるくブレーキングして荷重が前輪に乗ると、まるでスポーツタイヤでも履いているかのように、フロントをキュッと巻き込みながらノーズをインに向けます。とは言ってもその動きは漸進的でなんの不安もありません。あれだけ乗り心地がいいのにハンドリングをスポイルしていないPrimacy3、クルマに何を求めるのかは人によって違うのは百も承知ですが、少なくとも非M Sportを選んだ方には「オールマイティで穏やかなタイヤ」としてお勧めできます。

さて、目指す阿見プレミアムアウトレットに到着しました。後はブラブラと歩いて、興味のあるお店をチェックするだけです。

阿見プレミアムアウトレットは小ぶりながらも充実した内容。

このあみプレミアムアウトレットは、ご存知の方も多い遠いますが、御殿場や佐野のプレミアムアウトレットと同じ系列ですので、出店されている店も主な部分では似通っています。一つ一つの店舗の規模が小さい場合もありますが、私がアウトレットで必ずチェックするスポーツ系のお店は網羅されています。

NIKEはちょっと小さい上にABC Martと統合されてしまっていますが、adidasやアンダーアーマーは同様の充実度合いですので、私にとってはどこのアウトレットに行っても同じです(笑)。ですから、人が少ない阿見の方がいい、ということになります。

そしてあみプレミアムアウトレット、地図を見ていただくとわかると思いますが、有名な牛久大仏が近くにあり、もちろん敷地内のどこからでも見えます。「どこからでも」というのは文字通りでして、夜になると牛久大仏様の腰のあたりと頭のてっぺんに航空保安灯(あの、赤く点滅するアレです)が付いていることからもその高さがわかろうかというものです。近くに行くと大迫力なのですが、以前行ったことがあるので今回は特に行っていません。あ、ちなみにこの牛久大仏、奈良や鎌倉の大仏と違って立像ですが特に歴史的なものではないので、あまり訪れる人もいないようです。まあ、霊園の入り口?あたりに立っていますしね。

アウトレットでは私もなんとなくアンダーアーマーで買い物をし、家内も何かをどこかでゲットしてきたようです。息子はというと、フードコート内で、我が家がたまにキャンプに行く「成田ゆめ牧場」のお店があったので、そこのソフトクリームを「おいしい!」と言って食べていました(笑)。さらに、同じフードコート内でメンチカツも。おいおい、大丈夫?晩御飯食べられなくなるよ?

まあ、そろそろやり尽くした感も出てきてそろそろ帰ろうか、という雰囲気になりましたが・・・なんと、外に出てすぐ近くを走っている圏央道を見てみると、既に常磐道方面は渋滞しているようです。一方で成田方面は渋滞していないようでしたので、圏央道から東関道〜首都高速湾岸線で東京都内に戻ることにしました。

どこまでも身を任せられる安心感

しつこいようですが、帰路でもPrimacy3の良さは炸裂します。交換してからの走行距離も1,000kmほどに達して馴染みが出てきたのでしょう、交換当初あった、目地段差でなんとなく突っ張る感じもなくなってきている気がします。往路は横風が強くて安定感をそこまで堪能できませんでしたが、帰路は横風もなく、安定感を存分に堪能しました。こうもリラックスして運転できるとは、タイヤ一つで随分とクルマの性格というのは変わるものだと改めて感じます。

ルート選定が功を奏し、渋滞はほとんどありませんでした。が、燃費にはかなりよくない流れ。速度が不規則に大きく上下し、ACCをセットしていなければ右足が疲れてしまうような流れです。

往路にも気づいていましたが、かなり運転に不慣れか、または道に不慣れな方が多く走行しているようです。特にJCTなどでは、3車線の一番右側を走っていたクルマが突然車線変更して左まで横切って行ったり、少しでも流れが悪くなると「右側車線の方が流れが早い」とでも思っているのか、一斉に右側へ車線変更したりと不規則な動きが多いですし、大したことがない上り坂でも速度をキープできず、平気で20〜30km/hくらい減速します。これは全て渋滞と事故の原因を作り出しているようなものです。私の周りでは幸い、多少流れが悪くなった程度で済んでいますが、案の定、BMWのインフォディスプレイに表示される首都高速の簡易図には、事故を示す×印が点々と、常時4つくらいは表示されていました。表示されている場所はめまぐるしく変わりましたが、ほとんどがJCTでの事故です。せっかくのお休みが台無しになりますので、ぜひ気をつけて運転しましょう。通り過ぎてしまったら、次で降りて戻ればいいんです。場所によってはそうせずとも別ルートで行けたりもしますので、まずは落ち着いて運転することが大事ですよ。

そして、道に慣れていない方の方は、遠方県からいらっしゃっている方達。この方々は、ただ単に不案内なだけですのでしょうがないですよね。それよりも驚いたのが、かなり遠方県からのナンバーが多いこと。まあ、静岡や岐阜、宮城というのはわかります。ですが、広島からもいらっしゃってるんですね。今日はまだ連休初日ですので、昨日のプレミアムフライデーを生かして早めに出発してこられたんでしょうね。いやー、それにしてもその多さに驚きました。特に、なぜか私は今日広島ナンバーとの遭遇率が非常に高かったんですが、なぜでしょう?まあ、いいです。ゆっくりと東京観光を楽しんで行ってください。そして、帰路もお気をつけてお帰りくださいね。

こんなことを考えながらはっと気づきました。車内が静か、タイヤがあくまで自然と仕事をしているこの感じ。決してでしゃばらないながら良い仕事を淡々とこなすPrimacy3のリラックス感がそうさせるのでしょうね。S001では駆り立てられるように先へ、先へ!と走らせ、またその期待に見事に答えてくれるタイヤでしたが、Primacy3はグランドツーリングに向いていそうなタイヤです。

まあ、今日走行したくらいの距離ではグランドツーリングなんて言えませんが。

考えてみれば、Primacy3に変えてからあまりまとまった距離を走っていませんでした。

今日は久しぶりにまとまった距離を走った気がします。もちろん、他にも当ブログでご報告している通りちょくちょくと中距離くらいを走行していますが、だいぶタイヤが馴染んできたと思ってからは初めてですね。

まだ交換当初の高めの空気圧から調整をしていませんので、高めの空気圧のままかもしれませんが、それでも段々本領発揮してきています。特に今日のルートは終始路面の状態・線形ともいいルートでしたので、余計にPrimacy3の美点が際立ちました。あ、もちろん首都高速の橋の継ぎ目なんかは、以前報告したように相変わらずスムーズに軽くやり過ごせていますよ。

そんなこんなで本日の燃費は5.1L/100km(19.6km/L)。行きの常磐道の高速の流れの速さや、帰路のスピードの頻繁な上下を考えると私には望外の良さであると感じました。恐らく、S001ですともう少しだけ悪かった感じです。多分、19.0〜19.3km/Lくらいではないでしょうか?Primacy3、劇的な改善でもないですが、多少は燃費に効果ありと感じます。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。