40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMW3シリーズは内装も意外と頑丈なのですね。インテリアトリムの話。

BMW

私の320dツーリングはデザインラインのスポーツの標準のインテリアトリムがついています。これは黒に赤のラインが入っていて非常に雰囲気的には好きなのですが、グロッシーな黒の部分、傷がつきそうで怖いですよね?ですが実はそう気にすることもない、というお話です。

インテリアトリムって?

あの、エアコンの吹き出し口周りとか、シフトレバー・iDriveコントローラーの周りのパネルです。M Sportではヘキサゴンアルミトリム、ラグジュアリーや今は亡きモダンなどはウッドパネルになっています。表面処理も綺麗にしてあって、ピカピカしていて傷をつけないように非常に気を使いますよね。

私は以前F30の320iに乗っていた時には、このインテリアトリムをオプションのサテンアルミニウム・グロスブラックラインにしていました。これは、320iが出たばかりの頃で在庫車から選んだらたまたまこうだったのですが、アルミだから傷もつきにくいだろう、大体元からつや消しだし、傷がついても気にならないだろうな、と思って気に入っていました。室内も明るくなりますしね。

ですが、現在のF31の320dツーリングはスポーツの標準のままです。これも在庫車から選んだらたまたまこうだった、というだけなのですが、もちろんこれは後から張り替えることもできます。実際、購入時に「貼り替えますか?」と言われたのですが、私は標準のままにしました。というのは、このグロッシーブラックとレッドのライン、結構スポーティで似合っていると思ったんですよね。

いかがですか?まあ、確かに派手は派手ですけど、個人的には赤と黒の組み合わせが好き(したがってスポーツの内装も好きです。)なんです。

やってしまった・・・。

実は昨日の阿見プレミアムアウトレットに行った時、出発の時点でなぜか私のiPhoneも家内のiPhoneもバッテリーがピンチ。双方ともに残り20%今日という状態ですので、このままではおちおち別行動なんてできやしません。あ、アウトレットに行った時は奥様とは別行動するのが円満の秘訣ですよ。そうでないと、自分の好きな店には寄れないですし、おちらは女性の買い物に付き合わされて疲れるだけですし・・・とお互いにいいことがありません。

おっと、脱線してしまいました。で、バッテリーがピンチと聞いた私は家内に聞きました。

「モバイルチャージャー持ってるんでしょ?」
「うん、バッテリーは持ってきたけどコードを忘れた。」

なんとまあ。それじゃただの重りですよね。実は私はいつもiPad mini4に接続しているコードを、以前ご紹介したWicked chiliのシガーチャージャーで充電しようと思っていたんですよ。

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これで充電すればiPhoneくらいは到着までに十分充電できるだろうと踏んでいたので。

その間、iPad mini4は充電できませんが、こちらはバッテリー残量が99%となっていますので大丈夫でしたので。

そうした見込みは脆くも外れ、半分ずつくらい私と家内のiPhoneを充電することとしました。

そして、実は私がもう一つ充電したいものがあります。実は私はiQOSを使用しているのですが、これもバッテリーがピンチだったんですね(笑)。ところがシガーチャージャーのソケットの空きはありません。だって、一つはSHARPのプラズマクラスター、一つは家内のiPhoneの充電ですから。

ここでただの重り、もとい、モバイルチャージャーの登場です。マイクロUSBのコードはあるので、モバイルバッテリーに繋ぎ充電することにしました。

そして到着していざコードを抜こうとしてモバイルバッテリを持ち上げた時のことです。

つるん。

表面の手触りをよくすべく、サラサラの仕上げをしている家内のモバイルバッテリーは無情にも私の手から滑り落ちて行きました。そして。

ガツン!

もう、この時点で気分が一気にブルーです。というか、顔もこわばっていたに違いありません。あの黒くてツルツルのインテリアトリム、iDriveコントロラー周りの比較的広い面積の部分に傷がついてしまうんじゃないか。下手したらパネルが割れたんじゃないか。

だって、モバイルチャージャーって小さくても結構重いですもんね。

覚悟を決めて見てみると・・・案の定、iDriveコントローラーの手前に見事に白く変色した部分が線となって入っております。やってしまいました。線は結構太くて目立ちます。

ついてしまったのは自分の不注意なのでしょうがないですけど、かなりの自己嫌悪です。ですが、自分のミスはなんとか帳消しにならないものかと思って、もしかしたら磨けばなんとかなるかも・・・と思い指でなぞってみました。

ところが傷がついた時特有の凹んだ感触はありません。あれ?と思いそのまま指先で擦り続けると、気のせいか線が細くなったような。そんなわけはありませんよね。私の指はヤスリではありません。いや、でも指紋がいい具合にヤスリになって磨きになっているのか?!とありえないことを考え、試しにもう少し強くゴシゴシ指でこすってみました。

確実に線が細くなっています。これはもしかして・・・と思い、クルマに常備しているタオルでこすると・・・綺麗さっぱり落とした後が消えました!もうどこにあったかわからないくらいで、相変わらず傷ひとつないクリアでグロッシーなツヤを放っています。

これには驚きました。

どうして?どんな表面処理したらそんな風にできるの?

だって、あれだけみた感じすぐ傷つきそうな、ピカピカの表面をしているじゃないですか?「あれだけ」と言っても実際にご覧になった方以外には伝わらないと思いますが、黒くて光るものに硬いものをガツン!とぶつけて無事な訳がないんです(偏見)。

それなのに今回はすごい音を立ててぶつけた(自分で落とした)のに、この有様。一体、どうやって表面処理しているんでしょうね?

喜ばしいことではありますが、このことを考えるに、実は今までなんの根拠もなく、このインテリアパネルはウッドにグロッシーなツヤを放つ黒を塗ったものと思っていましたが、どうも違うのではないか?と思い出しました。大体、そうであれば、わざわざ「ピアノ・フィニッシュ・ブラック」のインテリアパネルがBMW Individualのオプションであるわけがありませんもんね。ちなみに、そのインテリアパネルはこちらです。

写真の右側半分にしか写っていませんが、330eの100周年記念車の室内です。エラく豪華な室内でして、インテリアトリムはグロッシーなブラックの輝きを放つ「ピアノ・フィニッシュ・ブラック」のウッドパネルでした。

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確かに、私の愛車のものよりも、なんというか、もう少し上品な輝きだったと思いますが、照明の具合かな?と思ってあまり気にしていなかったんですよね。

で、思ったのが、「標準のパネルって、もしかして・・・プラスチック?」

まあ、ウッドパネルだって全てがウッドパネルでできているわけではありません。実はウッドが貼ってあるのは表面の薄い部分だけで、中身はアルミなどの金属などの多層構造になっていたやに記憶しています。これは、なんらかの理由で破損した場合に、気が搭乗者に刺さったりしないように配慮した上での構造だというのも聞いたことがあります。

ウッドパネルがオプションなのなら、きっと標準はプラスティックですよね?

そして、今回私がモバイルチャージャーを落としても全く無傷だったのもなんだか納得が行きます。万が一の際に割れたりして搭乗者を傷つけないようにするためには、まず「頑丈」であることが必要ですよね。ということはこの材質自体(勝手にプラスティックだと思っていますが)、かなり硬いのではないでしょうか?表面処理云々ではなく、モノ自体の硬さでモバイルチャージャーの衝撃に耐えたということなのでしょう。

いや、理由はどうでもいいですが、感心です。とにかく、何も残らなかったので元気を取り戻してお買い物に言ったのは前回記事の通りです。

蛇足ながら、家内も慣れているのか、モバイルバッテリーの方は大丈夫なのかと確認しないところへのツッコミはありませんでした(笑)。

本当にBMWって丈夫です。以前も当ブログのどこかでご紹介しましたが、BMWのボディって硬いです。塗装面などの外板という意味でも、ボディ剛性という意味でも。

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このカチコチさ、なんと内装まで及んでいたとは。まあ、だからと言ってガンガン落として大丈夫ですよ!とは申し上げません(笑)。もちろん気を使って行きたいですが、過剰に気にすることもありませんね。

まあ、いざとなったら、それなりにお金もかかるでしょうが、貼り替えられますし。その時にはM Performanceのアルカンタラがいいな・・・などと夢想しています。張り替える時が来るのかどうかわかりませんが(笑)。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。