40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMWにこんなにも助けられた雨の日。

今日は東京近郊は一日中はげしい雨が降ったり止んだりでした。そんな中、久しぶりに息子の習い事も何もない休みだったのでお出かけしたのですが、この雨の中、私たちドライバーはこんなにもクルマに助けられているのだということを思い知らされました。

す、すごい雨なのに。

今日は久しぶりにのんびりできる日・・・のはずでした。どこか行こう!と前から家族で話していましたが、もう雨なのがわかっていましたので意気も上がらず・・・ですが、やはり起きてみると家でじっとしているのも勿体無い気がしてきます。

どこか行くところはあるだろうか・・・と考えていましたが、うちの家内が「ジャムが買いたい」と言いだしました。ジャ、ジャム?!と思いましたが、家内曰く、以前買ってきたジャムで、非常に美味しいとのこと。私も食べたことがあったので、ああ、あれか、と思いましたが、以前は比較的近所で買っていたはず。なのになんで町田?と思いましたが、そういうものなのだそうです。女性はこういうの探すのがうまいというかよく知っているというか・・・。

まあ、行き先としてはまあまあなので町田を目指して行くことにしました。

事故が多い!視界が悪い!

行きは一般道で行きました。町田といえば東名高速の横浜町田ICで知られています。東京近郊の高速道路って、以前は終点近くの本線料金所が一番長く渋滞していましたが、ETCが普及した今となっては、実は終点の一つ二つ手前のICの方が混みますよね。これ、私が気づいた法則なのですが、気づいてらっしゃいました?

例えば関越なら所沢IC、中央高速なら調布IC、東名なら横浜町田ICをすぎると、そう混雑はしていないんです。必ずではないですし、唯一3車線ではない中央道は終点の高井戸ICでも混みますが。

ともあれ。

その横浜町田ICがあるのに高速道路で行かなかったのは、交通情報をiPhoneで見たときに事故マークがかなり多かったからです。強い雨なので予想はしていましたが、危険な箇所は避けるに限る、と思ったんですね。

ですが一般道も視界が悪くて危険です。窓は曇りますし、バックミラーは見にくいですし。ですが、我が320dツーリングに装備されている数々の装備が助けてくれました。

ミストセンサー

第1にミストセンサーです。

と言われてすぐ分かる方、いらっしゃいますでしょうか?これぞ優れた隠れ機能だと思っているのですが、まあ、BMWに限らず、ちょっと装備のいいクルマであれば付いているでしょう。

どういう機能かというと、フロントガラスの曇りを検知したら自動的にフロントガラスに向かって風を吹いて曇りを取ってくれるんです。

一体どういう仕組みなんでしょう?湿度をリアルタイムでセンシングしているのでしょうか?

私は当ブログで再三再四申し上げているように、視界の確保を一番重視します。そして、雨の季節の前には、マメにせっせとこれでせっせとガラスの内側を拭いています。

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でも、流石に今日ほどの雨ですと、濡れた傘をswはないにもちこむだけでしばらくすると窓が曇ってきます。エアコンだけでは間に合いません。そして「あ、フロントガラスが曇ってきたかな」と思った途端にミストセンサーが働いて視界が確保されるんです。この作動タイミングの絶妙さ加減といったらないですね。

あ、ちなみに作動しても音なんかしないのでわかりません。「うん?曇ってきた・・・あ、曇りが取れた」みたいな感じですので、気づかれない方も多いかもしれませんね。

ミラーヒーター

一般道を走行していても車線変更はしますし、後方の状況を確認する必要はあります。ルームミラーで見るぶんには、ツーリングにはリアワイパーがあるので心配ないのですが、ドアミラーはなんとかしたいですよね。

実際、このように思う方は多いようです。以前、当ブログで「ロータス効果」をご紹介したのですが、これは元々はLED化したヘッドライトが寒冷地で雪が溜まって見えなくなるのをなんとかしたいと思って実験したものでした。

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ですがここでご紹介したこの商品、元々はドアミラーにコーティングして水滴をつかないようにするものだったんですね。

つまりはそれだけ困っている方が多いということ。むかーしのメルセデスではドアミラーに小さなワイパーが付いている車種があったやに記憶しておりますが、きっとコストの関係で普及しなかったんでしょうね。それ以来、ドアミラーは雨に対して無防備といってもいい状態のままです。もちろん、雨滴がつきにくいようにドアミラーカバーの形状を工夫したりはしているのでしょうが。

ですが、BMWにはドアミラーヒーターが標準装備されています。これ、日本車でも寒冷地仕様には装備されていることもありますが、これも雨の時には効果抜群です。

要はリアウィンドーに必ず装備されている熱戦と同じなのですが、裏側に仕込まれているのか、ミラー表面には何も見えません。それどころか、スイッチすらありません。そう、エンジンをかけたら自動で電源が入ります。試しにしばらく走行したのちにミラーを触って見ると、ちょっと暖かいのがお分かりになると思います。

これが雨滴を乾かしてくれるんですよね。私も、「こんなの効果あるのか?」と思っていましたが、中々どうして、優れものなんです。

サイドウィンドーのワイパー

サイドウィンドーにワイパーなんてないよ?と思われますよね(笑)。いや、あれ私もなんていうのかわからないんですが、窓を開閉すると、ドアの方の窓が入って行くところにゴムのワイパーみたいなの、あるじゃないですか?あれって、サイドウィンドーの雨を取るためにあるんですよね?私、免許を取った時からそう思っていたのですが、日本車ではそれがちゃんと機能しないんですよね。つまり、ほとんどサイドウィンドーの雨滴を拭き取らないんです。

E90の320iで初めてBMWに乗った時、感心したものの一つがこのサイドウィンドーのワイパーです。きっちりと雨滴をふき取ってくれて、ドアミラーに映る映像がはっきりと見えるようになりました。これ、意外と他の車では拭き取らないのが多いです。まあ、私の記憶の中の車ではサイドウィンドウワイパーのゴムが劣化していたのかも知れませんが、BMWでは特に綺麗に拭き取リます。

これはもちろんF30系でも健在でして、雨の日には出発前にまず運転席と助手席のサイドウィンドーを3分の1ほど開閉してから出発しています。そうすることで、とりあえずドアミラーは見えるようになりますから。走行している時も、ちょっと見えにくくなってきたなー、と思ったらすかさず開閉。これで後方視界は確保できます。

その他にも

つい最近無料で施工していただいたBMWレインリペール、まだまだピンピンに効果を発揮しています。今日は保土ヶ谷BPも帰りに少し走ったのですが、60km/hも出していると雨滴がどんどん重力に逆らって上に吹き飛んでいきます。

それと、リアフォグも大事ですね。一般道でも幹線道路はそれなりの速度で流れていると、後方にウォータースクリーンができて自車の被視認性が落ちます。自分で自分のクルマは見えませんが、前走者が見えにくかったらすかさずリアフォグをオン、そして見えるくらいに雨脚が弱まったらオフ、とマメにつけたり消したりしていました。あ、ちなみにヘッドライトはAUTOですので常にロービームでオンですよ。

そして一番大事なこと、それはタイヤの山です。

正にその保土ヶ谷BPを走行していた時ですが、古い道路で大型の通行が多く路面が荒れているだけに、あちこちに大きな水たまりがあります。そしてその深さは、追い越し車線を走っていると、対向車線で大型車が刎ねあげる水の塊りを思いっきりかぶるくらいです。

そんな中、現在のシューズ、ミシュランPrimacy3のウェット性能は盤石のウェットグリップを発揮してくれました。もちろん、十分に残り山があるのが前提です。

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実は途中、燃料が減ってきたところに安いShellのGSを発見したのですかさず給油したのですが、停止する時にあえて少しステアリングを切って停止し、残り溝を確認したんですね。まあ、まだ5,000km今日しか走っていない計算になるのでまだまだ大丈夫でしたが。もちろん、ついでに空気圧も調整しておきました。

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自分の方はこれで万全、でも・・・

ここまで確認してから、ようやく私も保土ヶ谷BPや第三京浜を走行する気になったのですが、問題は私の方は視界が確保できていても、周りに視界が確保できていないクルマが走行している方がいる、ということです。

また、タイヤの残り溝だって、十分残っているかどうか確認している方ばかりとも限りません。こういうとひどいことを行っているようですが、実際、交通情報に法事される事故の多さを見ているとそう思わざるを得ません。実際、私も今日だけで3回も事故現場を通り過ぎました。一つ目はクルマ4台の多重衝突、二つ目と三つ目はおそらく単独事故。三つ目なんて、第三京浜でクルマが進行方向と逆を向いてフロントがぐしゃぐしゃになっていました。

雨の日の走行を甘く見るなという警告を受けたような気がします。私は、タイヤの状態と体調、つまりいつもより集中力を必要とするために体力を消耗することを考えてから、大丈夫と判断して出かけましたが、それでもスピードは制限速度よりも遅いくらい、車間距離もいつもの1.5倍くらい取って走行しました。もし、「今日この雨で運転するのは気がすすまないな」とか、「タイヤがちょっと不安だな」と思ったら運転しないという勇気も必要ですよね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。