40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

静岡のお茶を堪能して浜松のエアパークへ。無事に下山できました!

BMW

ご心配おかけしましたが、台風一過、無事に寸又峡から下山できました。今日が最終日となりますが、ここに来てようやく緑茶を堪能し、さらに浜松にある航空自衛隊の広報館、エアパークに行って来ました。

カラッと晴れ!・・・とはいかないものの。

深夜まで降り続いていた雨もいつしか止み、朝には完全に上がっていました。

ね?全然違いますでしょ?

とにかく、進路がズレたおかげで何とかなった、という感じです。滋賀の方の被害状況を見ると、私の判断も紙一重だったことを思い知らされます。

宿の方は朝イチで見回って来てくださった様で、「道の方は大丈夫でしたよ」とお声かけくださいました。よかったです。

朝ごはんを頂いた後は迅速にパッキングして出発です。何せ今日は帰りに一旦家とは逆の浜松にある航空自衛隊の広報館「エアパーク」に行きたかったので。

寸又峡から降りてくるときも、まだまだ大雨の後が残っていました。こんな風に。

川も増水して濁流です。

川床が広いので何とかなっていますが、池の谷ファミリーキャンプ場のあの清流もかなり濁流なんでしょうね。

寄り道その1: 道の駅「フォーレなかかわね茶銘館」

まずは、買い出しの際に何回か通り過ぎていた「道の駅 フォーレなかかわね茶銘館」に寄り道します。

私が訪れていた箇所は、住所でいうと川根本町というのですが、お隣の島田市の川根町と合わせた「川根」のエリアはお茶の栽培で有名だそうです。私も来て初めて知りましたが(笑)。

ともあれ、静岡と言えば「お茶」「みかん」。みかんはさすがに季節外れですが、お茶は・・・まだまだ新茶の季節ですねということで、お茶を飲まなきゃ損!と思い、寄って見ることにしました。

古民家風の建物が並び、見事な芝が貼られた気持ちのいい道の駅です。

ここで、お茶の入れ方をレクチャーして、実際に飲ませて頂けるというので、やって見ることにしました。

銘柄は「やぶきた」と「おくひかり」の2種から選びます。「やぶきた」の方はまあ有名ですが、「おくひかり」は知りません。何でも、香り高いとのことですので、私はこちらに、家内は「やぶきた」に、息子は・・・家内とお相伴ということで(笑)。小さなお茶菓子もついて300円。これは個人的には安いと思います。

こんな本格的な茶室に通され・・・

庭を眺めながら待っていると・・・来ました!

真ん中のチェックの小袋は、茶の出がらしを天日で干したものが入っていて、香り袋として使えるとのことです。湿気も吸い取ってくれるそうですので、もっと大きいものであればタンスなどに使えるかも知れませんね。

そしてお茶の入れ方をレクチャーして頂きます。これは実際に行って聞いてみてください。ちょっとだけ明かすと、一番煎じを味わうために、お湯を少し冷ますために湯呑みに一度注ぎ、もう一度別の器に注ぎ(上の写真で、上の列の真ん中の三角の器です。これ、なんていうのでしょう?)、その後で急須に注ぎ、一気に入れて、振らずに最後の一滴まで落ちるのを待つ、というものです。二番煎じとその後は、是非体験してみてください。

さて、初めて飲んだ「おくひかり」、苦味と渋みが効いた、パンチのある味わいでした。私はお茶の味が濃厚で美味しいと感じましたが、人によっては苦手な方もいらっしゃるかもしれませんね。

美味しくお茶をいただき、ちょっと庭を歩いて、売店でお茶を買い・・・道の駅に別れを告げました。

ここはいいところです。本当に。平日ということもあって、私たちの他はもうひと家族しかいませんでしたが、ここはかなりオススメですよ。

浜松エアパーク!

さて、本日のメインイベント、浜松エアパークに向かいます。

千頭エリアまでは島田金谷IC方面からのアプローチが吉。

相変わらずカーナビタイムに道案内は任せていたのですが、なんせ浜松、かなり遠いので高速に乗るのかと思い、島田金谷ICを目指していると思っていました。

ここで判明したのですが、寸又峡に行かれる方は絶対に新東名の島田金谷ICから行かれた方がいいです。私は連日、静岡市葵区から川根本町にアプローチしていましたが、ここ数日の記事で嘆いていた通り、延々と狭い道が続きます。これでも国道か!(362号線)というような。だって、千頭から寸又峡までの道には、狭いところがあるとは言えこのような信号のようなものがあるのに、

362号線には一つもないんですよ。

ですが、千頭から島田金谷方面に向かう道は、殆どが中央線のある道です。現に、大型車などはこちらからアプローチしています。不思議に思っていたんですよ。千頭エリアで大型バスがバンバン来ているのですが、一体どこから来たんだろう?と。きっと遠回りでも広い道があるに違いない!と思っていたのがビンゴでした。しかも、大井川に沿って下っているので、かなり眺めがいいです。


いいですよね〜。我が愛車も水を得た魚のように調子よく走っていきます。

あんなにツラい(?!)思いをしたのが何だったのだろうというくらい、いい道でしたし、早く平野部に出れました。

さすが天下の国道1号!

さて、私の心積もりとしては島田金谷ICから新東名で浜松ICを目指す、思っていましたが、いざ来てみると、カーナビタイムは高速を素通りさせます。

あれ?どういうこと?

と思いましたが、国道1号線を目指しているようです。東京都内か、せいぜい箱根くらいまでの国道1号線しか知らない私にとっては、「おいおい、カーナビタイム何すんの!」と思いましたが。

これ、高速道路?

昨年島根に行った時の山陰道と同じ様な道で驚きました。しかもかなり長い!○○バイパスがずーっと続くんですよね。確かに、これは高速に乗る必要がありません。信号もないですし、制限速度以外は高速みたいなものです。

しかも無料!

首都圏でも西湘バイパスなどがありますが、ちょくちょく料金を取られ、気付いたら結構払っています。

ですがここはずーっと無料。どこまでも無料。ACCをセットしてどこまでも楽チンドライブでどこまででも行けます。

東西に長い静岡県なので、東西の移動がかなり便利かつ短時間で出来る様に考えられているんですね。南北はちょっと弱い気がしますが。

ただ、これで「新東名はやっぱりムダ!」と決めつけるのは性急というものでしょう。東名・新東名のダブルネットワークで通過交通をさばいているからこそ、静岡県内の国道1号線の各バイパスが良好な流れとなっていることは否めないと思います。

ともあれ、12時前には航空自衛隊浜松基地に到着しました。

浜松エアパーク、楽しい!

まず、いきなり建物前の飛行機が目に飛び込んで来ます。

いやー、テンション上がりますね。

私と息子でワクワクしながら突入します。男子は乗り物が好きなんです!

外では滑走路から訓練していると思しき機が飛び立っていきます。

これはE-767早期警戒管制機(AWACS、「エイワックス」と言います。)ですね。ボーイング767をベースとしたこの巨体でタッチアンドゴーをしていました。他にも、T4練習機も同じくタッチアンドゴーをやっていました。

展示格納庫には零戦や、過去の戦闘機や練習機、回転翼機が所狭しと並んでいます。

そして、時間によってはコクピットに座れるんですよ。私が行った時は、T2高等練習機が解放していました。

練習機ですので複座になっており、前席は息子に譲って後席に座りましたが・・・もう、めちゃくちゃ童心に帰りました。何を隠そう、私の小さい頃の夢はパイロットだったんですよ。目が悪いのであっさり諦めましたが、やはり強烈な憧れは残っています。

ここはパイロットスーツを貸し出してくれるので、コスプレをして楽しんでもいいでしょう。息子は恥ずかしがって来ませんでしたが、格納庫内にはたくさんのちびっこパイロットがチョロチョロしていました。

全天周モニターのシアターは是非見るべし!

私達がついた時、ちょうど上映する映画の整理券を配っていましたので、早速ゲットしました。

ここら辺はさすが自衛隊ですね。「整理券」であって、「鑑賞券」ではありません。つまり無料!

私達が見た会は、航空自衛隊のアクロバットチーム、第4航空団第11飛行隊、通称「ブルーインパルス」の回でした。

この全天周モニター、すごい臨場感です。私は最初、座席が動いているのかと思いました。実際には動いてなかったのですが、そのくらいリアルです。正直、30分の上映時間の最後の方は気持ち悪くなるくらい。

これは人気があるのもうなづけます。確かに夏休み中ではありますが、今日は平日で、しかもまだお盆休み前。なのに、シアター内は満席でした。

帰り際に気づいたのですが、ブルーインパルス以外にも二つのプログラムがありました。個人的には「アグレッサー」も見て見たかったですね〜。気付いた時にはもう整理券を配布し終えた後だったので諦めましたが。ちなみに「アグレッサー」とは、航空戦術教導団の飛行教導群のことで、訓練において敵役を務める部隊のことです。航空自衛隊のパイロットの中でも選び抜かれた、エリート中のエリートパイロットが所属すると言われています。

ね?見たくないですか?

まあ、そうは言っても、もう整理券配布が終了していてどうしようもないので、代わりにと言ってはなんですがお土産屋さんで物色してゲットしたのがこちら。


T4練習機ブルーインパルス仕様ですね。思いっきりシアターで見た映画に影響されています(笑)。組み立てると・・・

こんな感じです。

そしてもう一つ。

息子のTシャツの胸ポケットに付いているのは、パイロットの証、ウィングマークです。もちろんレプリカですが、この徽章が何か教えてあげると息子は大喜びでした。

寄り道その2: お茶カフェ

家内の非常に強い要望で(と言えばどういうことかお分りですよね?)、この後は緑茶をメインにしたお茶カフェに行くことになっています。

家内が手にしたガイドブックから指差したのはこちら。

ななや

なんと、一番近いところで藤枝市内です。と、遠い・・・。ですが、私と息子の嗜好で浜松まで来ておいて、家内の要望を却下することなどできるはずもなく。

ですがそこはそれ、今度こそ高速でひとっ飛び!・・・と思いきや、またもカーナビタイムはずっと一般道のルートを引きました。高速ルートでも20分くらいしか違いません。

なるほど、またも○○バイパスを沢山通って行くんですね。

ええいままよ!とばかりに向かいましたが、浜松に来るときに通った箇所を過ぎても延々と○○バイパスが続きます。本当に高速に乗る必要がありませんね。

目的地はあっさり分りました。要するに、抹茶ジェラートのお店ですね。「カフェ」という感じではありませんが、平野部に来て暑くなっていたので、むしろウェルカムです。

ケースの中は、お茶関係のジェラートばかり。

普通のジェラートもありますが、殆ど緑ですよね。抹茶ジェラートが濃さに応じて1〜7まで、その他にも玉露やほうじ茶などもありました。中でも「プレミアム抹茶ジェラートNo.7」が有名ということで、私はダブルで「リッチチョコレート」と合わせて見ました。

すごい濃さです。お値段もプレミアムですが、これは美味しいです。No.7は農林水産大臣賞受賞ということで、そちらもプレミアムです。

ですが。

「ななや」でネットで調べて見ると、トップに出て来るのは・・・

ななや青山店

東京にもあるじゃないですか!!

ま、まあ、ありえないほど抹茶が濃くて美味しかったのでいいですが・・・。

寄り道がお茶尽くしなので、ななやの駐車場に出てクルマに乗り込んでしばらくの間は、静岡ナンバーがお茶にしか見えなくなってしまいました。別にバカにしているわけではありませんよ。本当にDNAレベルで「静岡=お茶」が刷り込まれてしまったのでしょう。

帰路もバイパスを生かして!

さて、後は帰宅するだけです。

カーナビタイムを設定すると、清水ICから東名に乗るよう指示されました。そこまではひたすらバイパス、バイパス、またバイパスです。

幾つのバイパスを通ったでしょう。バイパスとバイパスの切れ目に信号がある箇所はありますが、基本的には高速不要と思える流れの良さです。何と言っても無料ですし。

これに気を良くして、清水ICを通り越して富士由比バイパスまで行ってしまいました(笑)。本当はもっと行って見たかったんですけど、さすがに帰りが遅くなり過ぎてしまいますからね。大人しく富士ICから東名に乗りました。

余り遅くない時間に帰宅し、今回の旅程における総走行距離は800km超。結構走りましたが、これ、昨年の島根旅行の片道分です(笑)。あの時は帰りだけで790km走りましたが、そっちの方が異常ですね。

そして総平均燃費は、ちょうど7L/100km(14.3km/L)。余り良くないのは、やはり険しい山道が多かったのが効いているのでしょうね。

短い日程でしたが楽しい旅行でした。帰りのクルマの中で、息子が「楽しかったことをみんなで順番に言っていこう!」というゲームをやりだしたのですが、出てくる出てくる、尽きることがありません。

息子が楽しんでくれたのが何よりです。その間、我が愛車も快調に走ってくれました。過酷な道程だったにも関わらず、タフな320dツーリングにしてよかったと、心の底から思いましたね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。