この話題、クルマ好きのみならず全てのドライバーにとって必ず一度は考える、ある意味「あるある」ですよね。クルマ好きでも、いえ、クルマ好きだからこそ意見の分かれるところでしょうが、こんなベタなテーマながら、私の考えをご紹介します。
満タン派の言い分
ちなみに先に申し上げておくと、私は基本的には満タン派です。
「基本的には」ということはそうではないこともあるということですが、今まで給油に際してはほとんど満タンにしていました。
最近はガソリン車もエラく燃費が良くなっていて、一度満タンにすれば、運転パターンにもよりますが、最低でも500kmくらいは安心して無給油で走行できる足の長さがありますよね。
ディーゼルやHV/PHVなら尚更です。特に320dですと、過去にも当ブログでご紹介したことがある通り、連続高速走行ですと、満タンでの航続可能距離は1,000kmを超えることだってあります。
やはり「ディーゼル」と聞くと、「つまらない」「のろい」「うるさい」「振動がすごい」などネガティブなイメージばかりですよね。実は私も320dに乗るまではそう思っていました。いくら愛読誌CGが褒めていても、ネットで検索した記事が絶賛していても全[…]
でも、「ガソリンスタンドに行って給油する」ということは、まあ大抵の場合は「わざわざ」行く感が否めません。正直面倒に感じることもあります。かと言って、行きずりの店で給油すると、行きつけのガソリンスタンドよりもリッター当たり単価が大幅に高くて損した気になることも・・・。
このジレンマを解消したくて、以前320iに乗っていた頃に考えたことがあるのですが、所詮リッター当たり単価が高いと言ってもせいぜい10円くらいまでのレベル。私は燃料計の残りが4分の1に差し掛かったら給油を考え出しますが、BMWの3シリーズだと、そのタイミングで満タンに給油した場合におおよそ45L前後の給油量です。
となると、その違いは450円。そして、標準的よりもちょっと多い走行距離を走ることを想定して、1,000km/月走るとすると、大体給油量は2回/月だとして、その内1回を出来るだけ近所の安めのガソリンスタンドで給油し、もう1回を10円高い単価で給油したとしても、そうそう大きくは変わるものでもないんです。
いや、450円/月だけに着目するとまあまあな節約になるとは思いますが、わざわざ安いガソリンスタンドまで行くという労力の割にはリターンが少ないんですよね。これが、安いガソリンスタンドが、たまたま自宅を出て幹線道路に行くまでの間とかで、必ず通る道にあるとかならいいですけど、私の場合は本当に「わざわざ」行かなければいけない距離なので、ちょっと労力を要するんですよね。
ディーゼルに乗ってからも基本的にはこの考え方で、出先で安い所を見つけたらもちろん満タンに給油し、さらにどうしてももう給油しないといけなそうな時はわざわざ安いガソリンスタンドに行って満タンに給油していたわけです。
最近になって少し考え方に変化が。
ですが、最近はちょっと考え方を変えました。かと言って、ちょこちょこと20Lずつ給油するようになった、というのではありません。
過去記事でもご紹介している通り、最近になってShellでの給油にこだわりたくなりました。ですが、私の自宅の近所には安いShellのガソリンスタンドはありません。Shellはあるのですが、むしろかなりお高めの単価設定で、Shellにこだわり始めてから最初に給油した時に、その高さに驚くくらいでした。
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そう、これも以前当ブログでご紹介したことがありますが、軽油ってガソリンスタンドによって単価の設定が全然違うんですよね。リッター当たり単価が20円違うことも珍しくありません。そうなると、1回の給油で1,000円近く違ってきてしまいます。
自己紹介 みなさん、はじめまして。pontaと申します。 まずは簡単にスペックを。 東京都在住 40代既婚、子供一人(♂) の普通の会社員です。 昔からBMW、特に3シリーズが好きでこのようなブログを[…]
まあ、ディーゼルの場合は月の給油が1回で済むこともあるのですが、こだわって給油しているとはいえ不経済極まりありません。
ですので、最近はなるべく「Shellで入れるけれども、出先で安い所を見つけた場合は満タンに、それ以外は10Lや20Lのみ給油しよう」というように考えるようになっています。
とか言いつつ、実はまだ実践していないんですよね(笑)。まだタンクには「高級軽油」が入っていまして、Shellにこだわることにしてはじめての給油での高さに辟易して、これからはこうしよう、と考えたというのが実情です。最近は子供の習い事のスポーツがもう一つ増え、私もやっているので休日に中々お出かけできなくなっているので、走行距離が伸びていないんですよ(泣)。
よく言われる満タン給油のデメリットは大して影響ない!
満タンに給油するデメリットとして、よく二つの事が言われます。
一つは、「長く使用しない時の燃料の劣化」。
これ、給油したガソリンスタンドがよほど辺鄙なところにあって閑古鳥が鳴いているような所でしたら、そもそもそのガソリンスタンドで長期在庫となっていた可能性もあるので多少は気にした方がいいかもしれませんが、正直そこまで私たちは知る由もありません。ですが、安めの価格設定をしているガソリンスタンドは幹線道路沿いのガソリンスタンド激戦区に多いので、商品の回転も早いでしょうから、そのようなガソリンスタンドで入れる限りは気にしな九手も大丈夫でしょう。
それよりも、個人的には自らの給油サイクルの速さの方が心配です。私は燃料計が4分の1を切った所で給油を考えると申し上げましたが、そうすると残りの4分の1は古い燃料になるわけです。自分でもこれによる劣化は意識していまして、たまーにですが、燃料残量警告灯が黄色から赤になるまで粘ったりします。
そしてもう一つ、満タン給油のデメリットとして言われるのが、「クルマが重くなる」ということ。
クルマの重さというのはダイレクトに燃費に影響を及ぼしますよね。ちなみに、石油連盟の「換算係数一覧」から算出する限りでは、ガソリンなら1Lだ大体750gだそうです。以外に軽いですね。ということは、40Lで30kg。まあ、子供一人分ですか。
さて、ここでお考えいただきたいのですが、「今日は子供が乗っているから燃費が悪いなー」って感じたこと、ありますか?当ブログのタイトルをご覧いただいてもお分かりの通り、我が家は家族で車に乗る事が多いですが、私一人で乗ることもままありますが、少なくとも私はそう感じたことはないです。
厳密に算出すれば違うかも知れませんが、果たしてそれが満タンにしない事で生じるであろう不便さ、特に頻繁にガソリンスタンドに行って「無駄に」燃料を消費したり、残燃料の心配を常にしなければいけないということに見合う程の節約効果があるというと、疑問があると思っています。
特に残燃料に関しては、ディーゼルはガソリンよりも気を使うべきですからね。ガソリンと違って、ガス欠の際に燃料さえ入れればすぐ動くわけではないので、特に注意しなければいけません。
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「基本的には満タン派」というのはそういうわけでして。
というわけで、先に書いた通り、私は「基本的にはShellの軽油で満タンにしていたい」派ということになります。
本当はいつでも満タンにしていたいくらいなんですよね。あの震災の時、鮮明に覚えてらっしゃる方も多いとおもいますが、ガソリンスタンドにはガソリンを給油するためのクルマが長蛇の列を作りましたが、給油制限を実施する所もあってクルマに乗るに乗れない事態になりました。
あの時は私も長蛇の列に並んだ経験があるのですが、それはそれは不安な気持ちになったのを覚えています。報道によると、入手しにくかったのはガソリンで、軽油は物流の維持のために供給が維持されたとのことでした。
実はこの事が私が320dを選択した理由になっていないというと嘘になります。軽油供給の目的とは違うので、今度同じような事があった時に、普及が進んだディーゼル乗用車に対して物流を維持するためのトラックと同じように給油が可能かというと疑問ですし、控えるべきかと思いますが、いざという時には燃費の良さと相まって多少はマシでしょう。
ここだけの話、ネットで大地震の噂が立ったり、小さな地震が続いた時は、未だにすぐに満タンに給油しに行ってしまう私がいます。
ちなみに、とある調査によると、満タン給油派は6割だそうです。これを多いと見るか少ないと見るか・・・あなたはどちらですか?
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。