40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

どうしても慣れない操作、それは「ドアロック解除」

免許を取得して以来○十年、私が未だに慣れない操作が実はありまして・・・それは「ドアロックを解除する時です。なんでそんな簡単なこと?とお思いかもしれませんが、どうも自分の意思とは違う動きをしてしまいまして、未だに家族からブーイングを受けます。

いわゆる「集中ドアロック」は便利!

「集中ドアロック」と言われてもお若い方にはなんのことだかピンとこないと思います。まあ、現代のクルマは99%が集中ドアロックだと思うのですが、要するにキーのボタン一つ、あるいは室内のボタン一つで全てのドアのロックを解除できる機能ですね。

BMWでは、治安が悪い地域での使用を想定してか、ボタン1回だと運転席のみドアロック解除、2回目で全ドアロック解除とするように設定できるようにもなっていますが、私は1回目で全てのドアロックが解除される、デフォルトの設定のまま使用しています。

これ、私がまだ免許取り立ての頃は当たり前の装備ではなかったんですよ。ドアロックといえばキーをドアに差し込み、キーを回すことで解除していた時代です。ドアのロック/解除は当然キーを差し込んだドアだけ。助手席に誰か乗せるときには、まず運転席に乗り込んでから、助手席までてと体をいっぱいに伸ばしてロックを解除しなければ行けなかったんです。

もしかすると、そうした時代に3ナンバーボディが流行らなかったのは、こう言うときに助手席ドアが遠くなるからと言うのもあったのではないか、などと思うのですが・・・。

そして私が乗った車で初めてリモコンによる集中ドアロックが付いていたのはインプレッサでした。実はその前からキーを運転席ドアに差し込んでロックを解除すると全ドアのロックが解除されるようにはなっていたのですが、リモコンで解除できるようになって飛躍的に利便性が上がりましたね。荷物で手がふさがっていても、一旦荷物を地面に下ろしたりしなくてもよくなったのには感動しました。

私に遅れてリモコンによる集中ドアロックのクルマを購入した姉が、自分の車でリモコンドアロックを使って「あんた、こんな便利なもの使ってたんだ!」と笑っていたのを覚えています。それはそうです。私がインプレッサWRXの購入を決めた理由の一つに、このリモコン集中ドアロックの存在もあったくらいですし、姉がクルマを購入する時も、絶対にあったほうがいい装備として勧めましたからね。

それが今やどのクルマにも装備され、それどころかトラックリッドやテールゲートまで足の一振りで開いたり、ドアノブに触れるだけでドアロックが解除されたりするんですから、当時の私の想像をはるかに超えて便利になっていると思っています。

その割に未だに間違える!

このように私としては昔から切望し、しかも長年使っているはずの集中ドアロックなんですが、未だに慣れないんですよね。実は今日もやってしまいました。

実は最近、2週間ほどお腹が痛い→治ったと思ったら普通に風邪をひく、と言うコンボでずっと体調が悪かったので家にこもっていたのですが、今日の夜ご飯を家内と買いに行った時のことです。家内のみが買いに出て行き、私はクルマに乗っていました。家内はもちろん、BMW特有の室内からのドアロックの解除の仕方、つまりドアノブを1回引いてロック解除、2回目に引くとドアが開く、と言うのを知っているので、右後席に座っていた家内は私が何も操作しなくても普通に降りて行きました。

しばらくして家内が戻ってきたのですが、後ろからきているクルマを気にしてか、左後席から乗り込もうとしています。そこで私は室内にある集中ドアロックボタン(ハザードスイッチの下にありますね)を押してドアロックを解除した・・・はずでした。

ですが、家内はまだドアノブを1回引いただけで入ってきません。しばらく(と言っても1秒くらい)考えて、あっ、またやっちゃった、と思いながらもう一度集中ドアロックのボタンを押してめでたく(?)家内は乗り込んできました。

もうお分かりですよね。最初に家内が降りた右後席のドアロックが解除されていたため、1回ボタンを押しただけですと全ドアがロックされた状態になってしまっていたんです。2回目でようやく全ドアのドアロックが解除された、と。

これ、私がしょっちゅうやってしまうんですよね。まあ、右から降りて左から乗ると言うトリッキーな動きをする家内もどうなのかと思いますが(笑)。

どうなっているかわからない!

問題は、ドアロックとロック解除のボタンが別れていないこと、もしくは今ドアロックがどのような状態になっているかわからないことです。

前者の方がわかりやすいとは思いますが、そうは思いつつもスイッチが無駄に増えるのは今ひとつスマートな解決方法とはいえあい気がして、個人的にはイヤです。

となると、今がどのような状態か、あるいは次に集中ドアロックボタンを押したときにどのようになるかが別ればいいんですよね。

今販売されている新車のBMWではきちんと対策がされているんです。もうこれだけで羨ましくなってしまうのですが、とブログをお読みの最新モデルのオーナー様でもお心当たりある方がいらっしゃるでしょう。

そう、今のBMWの集中ドアロックボタンは、緑や赤の丸が表示されているので、私のような悩みがなくなるんです。

これは7シリーズのダッシュボードですが、2つのアコンのルーバーの間に横に並んだハザードと集中ドアロックのスイッチです。右側の集中ドアロックのスイッチに緑の丸が表示されているの、わかりますでしょうか?

これは・・・えっと・・・確か全てのドアがロックされている状態を表していたかと思います(最新モデルオーナーの方、もし間違っていたらお教えください。)このように表示してくれれば、私も間違えないで済むんですよね。なんでこんな簡単なことで済むのに最初からそうしてくれなかったのか・・・ちょっとここは気遣いが足りなかったところかと思います。

え?そんなの間違えるやつがいるとは思わなかったんだろうって?・・・おっっしゃる通りです。返す言葉もございません・・・。

でもでも。

最新モデルではこのように表示されていると言うことは、私のような悩みをお持ちの方が相当数いらっしゃったということではないでしょうか?あるいは、日本車では当たり前のようにわかるようになっているのに、BMWはわかりにくい!という声があったか。

いずれにしろ、最新モデルのこの緑や赤の丸を見ると、ドアロックの解除をし損ねるのは私の記憶力減退のせいだけではなかったか、と自らを慰めております(笑)。

これ、リモコンで車外から操作する時には実はあまり問題にはならないんですよね。これも設定次第なのですが、ロック解除でハザードが2回、ロックでハザードが1回点滅するので、ちゃんと最後まで目を話さずに見てさえいれば、今の操作でドアがロックされたのかロック解除されたのかはちゃんとわかるんですよね。

いかがでしょう?もし、最新モデルでなくても、ここを見ればドアロックがどういう状態かわかるよ!という良い知恵がありましたらぜひお教えください!

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。