東名事故で、追突したトラック運転手よりも悪いとされている、被害車両を1.4kmに渡って煽り倒した挙句に停止させて事故原因を作ったとされる容疑者ですが、どんどん報道が加熱していますね。社会的にはこうした行為が十分に危険であることが認識されたと思うのですが、実際問題、そうした輩とと言うのはいなくはならないと思います。では、遭遇した時にどうづればいいのでしょう?色々と言われていますが、私は正直どれも決め手にかけるような気がしています。
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色々言われていること。
もう、すごい叩かれようですね。実際にそれだけのことをしたので、私も擁護する気はこれっぽっちもありませんし、危険運転致死傷でしか裁けない今の法を変える必要があると考えています。
ですが、実際問題としていくら法令で厳罰化されても、そうした行為はなくならないと思うんです。これは悲しいことですが、そんなことは屁とも思わない輩というのはいるものです。そして、高速道路だけではなくても、見通しの悪い道でそのような行為をするだけで危険であるという正常な判断ができない輩も。
そして、ニュースを見ていると言われているのが、そうした輩に遭遇した場合の防衛策です。読んだことありますか?私が読んだのは、「クルマから絶対に外に出ないで100番」「クルマの窓は格闘家でも破れない」という内容です。
確かにおっしゃる通りです。クルマの窓って、人間の素手で破ることは不可能です。だからこそ、緊急時にドアが開かない時に窓をかち割るハンマーが売っているんです。
そして110番。法令に違反している輩を相手にしているのですから、法の番人に救いを求めるのは当然ですし、一番強力な味方になってくれます。高速道路であれば、必ずどこの地域でも高速隊がいるので駆けつけてくれるのも早いでしょう。
でも、今回の事故と同じように、夜の高速道路で無理やり前に割り込まれて停止させられたら?そして、警察が来る前に追突されたら?というか、その恐れは十分にありますよね。
君子危うきに近寄らず?!
一番の方法は、そうしたクルマに近づきもしないことです。
ですが、これは例えば今回のケースのようにPA出口を塞がれた状態のクルマを見かけて、注意しないということに通じます。
これは重大なことです。今の日本の世の中の縮図のようですよね。私が子供の頃は、住んでいたところが田舎だったこともあってか、悪さをしていると容赦無く知らないおじさんや近所のおじさんに叱られました。ですが、今の日本では下手に注意するとこちらが危険な目にあうと言う始末。古い話で恐縮ですが、私の記憶では、電車内で携帯電話で大声で喋っていた女性を注意した男性が、痴漢冤罪をでっち上げられたこともあったくらいです。
こう言う世の中が、ある意味今回の容疑者のような輩をのさばらせてしまったのではないでしょうか?報道によると、1ヶ月の間になんと3回も同様の行為をしていたそうです。その時には相手が何も言わなかったのでしょうね。まあ、刃物を持っている可能性もありますので、その時の被害者も迂闊なことはできなかったのでしょう。その恐怖は非常によく理解できます。
では、どうすればいいのか?
祈る!(笑)
ではなくてもっと真面目に考えましょうか。
前回、東名の事故に関して思うことを記事にした際に読者様からいただいたコメントを読んでみると、被害に遭われたことがあるかもいらっしゃって、やはり絡まれた理由はわからないそうです。
となると、「君子危うきに近寄らず」作戦は全く無力であることがわかります。
しかも、BMWに乗っていると、目をつけられやすいのは確かです。これはBMWに限りませんが、世に言う「高級車」に乗っている方は頷けるのではないでしょうか?
そもそも私は高級車だからといって目をつけると言うメンタリティも嫌いですし、そもそも私の乗っている3シリーズなんかよりも今や日本車お得意のミニバンの方がよほど高級車だと言うことを声を大にして言いたいのですが・・・。
それはいいとして。
目をつけられやすいBMWで、そうした被害に遭わないようにするためにはどうすればいいか?
私が出した答えの一つは、「まずは自分が文句のつけようがないほど正しい運転をする」と言うことです。
これは「君子危うきに近寄らず」作戦と通ずるのですが、要するに周囲に埋没し、目立つような運転をしないようにするしかありません。そして、PAの出口を塞いでいる場合には、華麗な運転テクニックでかわしていく、と。
要するに、周囲のドライバーのお手本となるような運転をするんです。ちなみに、この運転をしていると普段でもパトカーには目をつけられません(笑)。
ちなみに誤解のないように申し上げますが、私は決してゆっくり走って安全運転をしろ、といっているわけではありません。道路交通には流れというものがあります。正しい車間距離をとり、流れに沿ってスムーズに加速し、停止もきちんと1回で行う、という、周囲のクルマをイラつかせない運転をするんです。
それでも絡んでくる輩はいるでしょう。そうした場合は、私はむしろこちらから安全なところに停止して、ドアも窓も開けず、すかさず110番です。いえ、むしろ見かけただけで110番してもいいでしょう。というか、自分が絡まれなくても危険運転をしている輩を見かけたら、すぐに110番した方がいいと思います。
「周りから救いの手を差し伸べて集団で対処する」というのが、私が考えるもう一つの、そしてもっとも重要な対処法です。
効果を試したわけではないのでご注意を。
私はこれで行きたいと思っています。今までは自ら省みても必ずしもお手本となるような運転はしていなかったと思いますが、これからは特にそこに気をつけて行きたいと。
ただ、これは私がまだこれから試そうと思っていることですので、これで必ずしも絡まれる可能性が減ることは確認できていません。ですが、周囲が見逃さないで救いの手を差し伸べることで助かることもあると思うんです。願わくば、これだけでも習慣として日本のドライバー全員に根付いていって欲しいと思っています。
究極的には、先に申し上げたような古き良き日本の伝統、近所の雷親父に怒られるとか、お互いに注意し合う社会が実現することで、傍若無人な輩を減らしていくことが一番の解決方法だと思っています。
さて、あなたならどうしますでしょうか?
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。