40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMWのクリーンディーゼル vs. PHVの燃費対決!実燃費で、コストも比較。

BMW

私のようなディーゼルのオーナーだけでなく、これから購入しようとしてディーゼルかPHVかで迷っていらっしゃる方としては、実燃費が気になりますよね。今回は、私の経験の他に、知人との会話や当ブログに今までいただいたコメントから総合して、カタログ燃費ではない、実燃費での比較を試みてみたいと思います。

1.  225xeアクティブツアラーのケース

少しだけおさらいしておきますと、225xeアクティブツアラー(以下単に「225xe」と呼びます。)は、218iと同じ1.5L3気筒ガソリンエンジンで前輪を駆動し、モーターで後輪を駆動します。システム最高出力は165kw(224ps)を誇り、この数値を見るとベビーギャングといってもいいほどの高出力ですよね。

実は、会社で知人が私を嬉しそうに見つけて教えてくれたのが、この記事のきっかけです。彼は普段はX3のxDrive20dに乗っておりまして、「ディーゼルの燃費が良くってやめられないっす!」と言っています。

そんな彼が、この間車検を迎えました。その際の代車として借りたのが、225xeだったそうなんです。そしてなんと、

「青森行っちゃいました(笑)」

は?聞き間違えたかな?でも今、青森って言ったような気が・・・。

「あ、もちろんディーラーには事前に言っておいたんですけどね。」

って、代車で青森まで行くなんていう人、初めて見ました(驚)。まあ、彼は私なんか目じゃないくらいの長距離ランナーでして、車検(1回目)の時の走行距離が50,000kmを超えていたほどです。しかも、そこまで長距離を走るのに、ほとんど高速を使わずに行くんですよね。

もう結論が見えてしまっていますが、ディーゼルかPHVかでいうと彼には100%ディーゼルが合っています。幾ら何でもこれは間違いありません。

で、225xeの燃費ですよね。

走行パターンは往路は白河まで下道で、そこからは高速道路で。復路は完全に下道で、ということでした。この走行パターンで、17.6km/L。ちょうどカタログ燃費通りですね。218iで17.3km/L、218dのカタログ燃費は22.2km/Lですからもう少し頑張って欲しいのですが、忘れてはいけないのは、30kmくらいならガソリンを1滴も使わずに走れることです。

そんな彼が言っていました。

「高速のSAで充電しようと思ったんですけど、形が違ってできなかったんですよね。できればもっと燃費が伸びたと思うんですが。」

まあ、今回の彼の使用パターンは長距離連続走行で、PHVの優位性が発揮されにくい状況だったことに加え、やはり途中での充電ができなかったことが大きく響いていますね。これはCGの2016年7月号における、BMW330e vs. メルセデス・ベンツC350eのテストと同じパターン、同じ結論ですね。

ですが、この高速走行が比較的少ないパターンでカタログ燃費を出すというのは大したものです。やはりPHV、市街地燃費がいいんですね。

2. 330eのケース

ここからは、当ブログにいただいた情報からです。

なんとも羨ましいことに、すでに330eをご購入された方がいらっしゃって、しかもお二方が当ブログ宛にコメントをお寄せくださっています。

本当にありがとうございます。情報をお寄せくださった2名以外の方々にも、この場をお借りして深く御礼申し上げます。大変心強く、いつも励まされます。

まず、お一方は330eに乗り換えて間もない方ですが、街中をちょこちょこと走って8km/L。

もうお一方は、330eに乗り始めて3ヶ月、お仕事に使用していらっしゃいます。外回りで20-25kmくらいだそうですが、それだけではエンジンは目覚めないので、エンジンを起こすべく400kmほどのドライブを2回。で通算燃費は、なんと20km/L!カタログ燃費(17.7km/L)を大きく上回る低燃費です。

ものすごく差がありますよね。運転パターンがPHVの想定にハマれば、ここまで燃費が伸びるものなんですね。驚異的です。

ここから推測されるのは、やはり従来から当ブログで言っている通りに、PHVで低燃費で走るのには走行パターンを選ぶようですね。あと、乗り始めてすぐのお一方目の方の結果を見るに、慣れといいうか、使用法もあるのかと思います。

つまり、十分な充電状態をいかに乗り始めに持ってこれるか、ということです。

これは、私がi3を代車で借りた時にディーラーの方から聞いた話ですが、室温は充電しているうちに調整しておいた方がいい、特に暖房には電力を使うので、冬場は室内を暖めてから出発しないと如実に航続距離が落ちます、とのことでした。

i3は十分な航続距離を持っているのか?カタログ通り120kmも走れる?

 

PHVだって、EV走行する距離が伸びた方が当然燃費はいいはずですからね。

3. 320dツーリングの場合

330eとの比較になりますが、私の320dツーリングは、iDriveアップデート前の通算燃費で14.5km/Lでした。これは大きく330eの方に水をあけられていますね(笑)。

ですが、ハイオクと軽油では、単価が違うので、燃費の数値だけを単純比較しても意味がありません。

一番大事なのは、コストです。では、いつも通りその場合の1kmあたりのコストの比較をしてみましょう。

2016/10/5現在、ハイオクの全国平均が129.4円/L、軽油が96.0円/Lですので、

330e::129.4円÷20km=約6.5円

320dツーリング:96.0÷14.5=約6.6円

なんと、ハイオクの方がわずかに有利ながら有意な差が認められません。

330eはその車名が示すとおり、320dよりもパワーがあり、システム最高出力は185kw(252ps)もあります。それでこの燃費とは、すごいですよね。

 

感想と総括

トータルではPHVの方が維持費がかかりそう。

もちろん、PHVのコストを考える時、燃費だけではなくバッテリーの充電にかかる電気代も考慮しなければいけませんし、ライフスパンで見た維持費となると、何年後かに来るバッテリー交換の費用も見込まなければいけません。

これが、知人がディーラーに聞いた話ですと、X5のxDrive40eのケースとして聞いた話なのですが、バッテリーには5年とか7年の保証がついているものの、交換となると120万円かかるとのこと。

ひえええ。と、ちょっとおののきました。

でも330e好きです。

ですがPHVはかなり魅力的なクルマです。残念ながら3シリーズツーリングでは設定がない(対応グレードは4気筒ガソリンエンジンの330i)ので、ツーリング好きには330eは選べませんが、それでもなお、ツーリングを我慢してでも330eにしたい!と思わせるものがあるのも事実です。少なくとも、私はそうです。

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PHVがもし急速充電できたとしても、充電しながら走行するのは現実的か?

ただ今回わかったのは、長距離はディーゼルが断然有利、短距離はPHVに軍配が上がる、という、当たり前のことが目の当たりになった、ということです。

そして、よく言われる、PHVにも急速充電さえあればもっと燃費は伸びたあろうということ。

これは真実だと思います。i8にはCHAdeMO対応のソケットがあり、急速充電できるのですが・・・。

でも、充電のコストと時間のロスというのも考えると、実はPHVは長距離を充電しながら走るということを想定していないのではないかと私は思います。BMWではi3を購入した人向けに「ChargeNow」というサービスを展開して、充電環境を整備しているので、私が上の記事で一見さんとして月会費も払わずに充電した場合よりは安いでしょうが、あまりに急速充電ばっかりしても却って高くついてしまうケースもあるでしょうからね。

現実的には、食事などの長時間休憩の時のみ充電し、その他は特に充電しない、というのがいいところかな、と私は思います。

でも、PHVはやはりEVと違って普通に走れるガソリンエンジンがあるので、たとえ充電環境が整っていなくても長距離ドライブで困らないのがEVに比べたら利点で、ディーゼルと同等の手軽さを実現していますよね。

さて、どっち?!

さて、あなたならどちらを選びますか?コメントでお気軽にお答えください。また、他のご意見も楽しみにお待ちしています!

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。