40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

中央道渋滞時の回り道で秩父ドライブ。ちょっと遠かったけど・・・

BMW

さて、ほったらかし温泉に行ったはいいのですが、帰路の渋滞はすでに行く時点で始まっており・・・全くもって中央道をそのまま帰る気になんかなりません。なんせ往路の時点で大月から渋滞していたんですから。そこで、以前から行って見たかったルートのうち、一つを選択して行ってみることにしました。

中央道の渋滞、なんとかならないのでしょうか?

関東甲信にお住いの方や、一度でも中央道の渋滞にはまった方はご存知かもしれませんが、中央道で小仏トンネルを先頭にした渋滞が発生している時は早々に諦めた方が無難です。たとえ高速をそのまま行くにしても、一般道で迂回するにしても。

何せ、大月から八王子まで50km弱、通常であれば40分で到着するところ、2時間以上かかるなんてざらでして、ひどい時は3時間以上かかります。つまり、時速にすると16km/h〜25km/h。これ、高速道路を走る車の速度ですよ?!

というわけで、私も富士五湖方面から帰ってくる時は、山中湖から道志みちを通って帰ってきます。そして相模湖ICくらいから復帰するわけです。実は小仏トンネル手前の相模湖ICくらいからは流れているんですよね。ただ、入るまで一般道が渋滞しますけど。

このほかにも、いくつものルートがネットで紹介されています。詳しくは「中央道 渋滞 回避」などでググって見てください。

その中で、私が気になっていた道が一つあります。それは、雁坂トンネル有料道路を使って秩父方面に向かう道路。ここから長瀞に抜けて花園ICから関越道に乗る・・・というわけには行かず、花園ICといえばこれまた関越道の渋滞名所なのでさらに迂回して行く必要があるのですが。

それでもなぜ私がこの道に惹かれていたかというと、単純に「埼玉県と山梨県が繋がっているというのが実感できなかったから」。え?!とずっこけた方いらっしゃると思いますが、超絶方向音痴っていうのは、そうした当たり前の方向感覚すら想像もできないんですよ。

しかも行きにチェックしていたんです。フルーツ公園にいく道の麓辺りの交差点で、「雁坂トンネル有料道路」の案内標識が出ていることを。

これが悲劇(?)の始まりでした。

目指せ!長瀞。

この雁坂トンネル、埼玉の秩父市に通じていまして、「あっ」というまに長瀞まで出れそうな感じがしていました。暑いし、長瀞で名物の天然氷のかき氷でも食べれるかな、と。何せ、東京都内で天然氷のかき氷を食べようと思うと、休日ですと優に2時間待ちとかですから。

交差点で曲がると、「雁坂トンネル 24km」の標識が。ま、まあ遠いけど信号も少ないし、車も少ないしなんとかなるかな、と楽観的に考えていました。

実際、信号はほとんどない上に流れも比較的早いです。想定通り、意外と早く雁坂トンネルまでたどり着きました。有料道路ですので、通行料金を払わなければいけません。トンネル手前の料金所で普通車の通行料730円を支払っていよいよ雁坂トンネルに突入です。

この雁坂トンネル、全長が6,625mもありまして、一般国道のトンネルとしては東京湾アクアトンネル(要するにアクアラインですね)に次いで長いそうです。つまり、山岳トンネルとしては日本最長です。

トンネルの中はひんやりとしておりますが、長大トンネルですので排気ガスが気になる前に窓を締めておきます。するとどんどん外気温計が下がって、なんと19.5℃まで下がりました。外は30℃以上の中で、ですよ?窓を開けたくなる衝動に駆られますが、グッと堪えます。

それにしてもまっすぐです。見える限りまっすぐ。ですが、カーナビに表示されている画面では、出口直前で右にカーブし、出た途端に次のトンネルで左に急カーブしているのでスピードの出し過ぎには注意しなければいけません。

このトンネルの中で、県境を超えました。インフォディズプレイに表示させていた現在地の表示が山梨県から埼玉県に変わりまして、意外な順調さに私自身がビックリです。この時点でまだ時刻は午後5時。頭の中では6時くらいに長瀞につくかな?なんて思っていました。

ところが。

トンネルを出たその後は延々と山道を走ります。しかも、山梨県ってどこでも道路が立派で広く、線形も良いのですが、正直申し上げて埼玉県内に入った途端に狭いワインディングに変わります。現在地表示は秩父市なのですが、ずっと秩父市のまま。広いです、秩父市。完全に目論見が狂いました。ただ、救いはずっと荒川沿いの緑豊かな道なので、運転好きの方にはたまらない道です。こんなところをZ4ですとか、新しく出るi8ロードスターで走ったら気持ちいいでしょうね。なんて、私もしばし現実逃避をしておりました。

1時間以上かけてようやく秩父市の市街地にたどり着きました。この頃にはさすがに疲れてしまいまして、燃料が心細くなってきたこともあり、GSで給油がてら休憩します。45L入って約4,300円。相変わらずの燃料代の安さに思わずニヤリとしますが、この時点ですでに6時半。もうかき氷を食べるどころではありません。この後は目的地は「自宅へ!」になりました(笑)。

案の定関越も大渋滞。

長瀞へ行くにはそのままバイパスを使わずに行かなければいけないのですが、そうも言ってられなくなった時点で、皆野寄居バイパスを通ることにしました。この道路なら荒川沿いをぐるっと迂回する一般道と違って、その裏をトンネルでショートカットしていけるので早いんですよね。

そしてそのまま直進して花園ICにたどり着きましたが、案の定渋滞しています。ただ、信号待ちでチェックした渋滞情報では東松山ICからは流れているようでしたので、そのまま東松山ICまで一般道で行くことにしました。

ここで初めてカーナビタイム登場です。花園ICを過ぎたところで、「ボイスコントロール」「東松山インター」で行き先が設定されます。

ここからは相変わらずのカーナビタイムの素晴らしさ。埼玉県内の県道を縫うようにして東松山ICを目指します。どの道路も片側1車線の道路なのに、交通量が非常に少ない上に信号も少なくてめちゃくちゃスムーズです。思わず、以前息子とキャンプに行った時を思い出しました。

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カーナビタイム、埼玉県内が得意なんでしょうか?

後はもう、ひたすらカーナビタイムに任せて自宅を目指すのみ。いつもであれば外環道から首都高速で東京都内に入るように案内されるのに、終点の練馬ICまで行って環八通りを通るルートだったのにはちょっと意外な感じもしましたが、それもそのはず、またも信号待ちでチェックしてみると首都高速が混んでいたんですね。

で、帰宅途中に晩御飯を食べて帰宅したのは・・・9時半!長い長いドライブになってしまいました。これなら中央道を行っていた方が早かったような・・・いや、確実に早かったですね(笑)。

でも、楽しいドライブでした。もうちょっと早く家を出て、それこそ日の出を拝めるような時間にほったらかし温泉で入浴して、世間様が起きだす頃にほったらかし温泉を後にして雁坂トンネルルートを通れば、うまい具合に昼頃に長瀞でかき氷が食べれるかもしれません。しかも、荒川沿いのワインディングでは、午前中の気持ちいい日差しをいっぱいに楽しみながら緑豊かな中を駆け抜けるドライブができるでしょう。

その後はライン下りをするもよし、温泉へ行くもよし、ですね。

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実は帰宅するだけならもっと早い道もあります。

そうなんです。実は雁坂トンネルへ向けて左に曲がってしまいましたが、もう少しいけば国道410号線というのがありまして、そのままいけば青梅街道に出れるんですよね。まあ、これまた随分と長い道のりになりますが。

この道のりでも奥多摩湖畔をドライブできますし、気持ちのいいドライブができたと思います。というか、雁坂トンネルルートはドライブを楽しみ、かつ寄り道をたくさんしたい方で、ご自宅が埼玉方面の方にぴったりで、東京方面の方は青梅街道ルートの方が帰宅はしやすいでしょう。ただ、青梅街道ルートは途中から高速に乗ろうと思っても近くにICがありませんので最初から最後まで一般道となります。

私は読みが甘く、しかも長瀞のかき氷が食べたかったので雁坂トンネルルートを選びましたが、こういう選択の仕方もあり・・・ですよね?!

今回の話は関東甲信以外の方にはさっぱり?かもしれませんが、こちら方面にくるご予定があって、かつお時間に余裕のある方は、雁坂トンネルルート、お試しください。特に夏は長瀞のかき氷、オススメです。どこで食べても美味しいですよ。

ご参考までに、ほったらかし温泉ドライブの燃費はちょうど6.0L/100km(16.7km/L)。エアコンは90%くらいの行程で付けっ放しでししたが一般道比率が高く、しかもワインディングで加減速が多いという燃費には厳しい条件だったと思いますが、信号が少なかったために意外に伸びましたね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。