40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMWのデイタイム・ランニング・ライトの有効化がソフトウェアアップデートで可能に!ついでに5シリーズツーリングも見てきました。

BMW

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、BMWのエンジェルリングを使用したDRLが認可され、2017/04以降の新車はデイタイム・ランニング・ライトが有効化されています。このアップデートを我が愛車に施工してみました。結果は見事!成功です。

デイタイム・ランニング・ライト(DRL)って?

もしかしたら見かけた方もいらっしゃるかもしれませんが、昼間なのに煌々とイカリングエンジェルリングを光らせたBMWをみたことはありませんか?そう、それがDRLです。

DRLは、ドイツ本国ではすでに一般的でして、BMW各社にも有効化できるように組み込まれています。が、日本の法規に合わせてプログラムで無効化されていたんですね。

ということは、コーディングでなんとかなるもの。実際、ショップでのコーディングメニューで一番最初の出てくるのは、このDRL有効化です。

そもそもDRLはなんのためにあるのか?これはもう、日中でも被視認性をあげて安全性を高める以外の用途はありません。日本では人とは違うBMWに乗りたい方がドレスアップとしてやっていましたが、本来の目的は安全性なんですよ。

では、日中にDRLを点灯することで被視認性は上がるのかというと・・・これは個人差があるのでなんとも言えませんが、個人的には「上がる」と思います。DRLってそれくらい明るいです。

古い話で恐縮ですが、私が若い頃アメリカに旅行に行った時、日中でもライトを点灯したままそうこうしている車が多くいました。主に街中ではなく、周りに文字通りなんにもないだだっ広い場所を走行している時によく見たのですが、どうやらアメリカでは遠くに見えてもどっち向きに走っているかわからないので、日中もライトを点灯していたようです。

これの発展系がDRLですね。

ちなみに、これを点灯しているBMWは、正面から見ると、より目元がぱっちりくっきりして、かっこいいです。そういう意味で、ドレスアップとしても人気があるんですよね。

このDRLが日本でも正式に認可され、合法になったということです。

ところで、プログラムアップデートでDRLが有効化されるって?

これは、すでに対応しているディーラーもありまして、ブログなどに書かれていますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。ここに、当該ページへのリンクを載せておきましょう。

やっとBMWもデイタイムランニングライト化(DRL)

つまり、BMWのお墨付きなわけです。

Carly for BMWではDRLを有効化できなかった!

私はCarly for BMWでコーディングを行なっていますが、それらしきメニューは「FEM」の中にあるものの、スイッチの位置の指定だけで、これだけでは有効化できませんでした。

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ですが、このころはまだDRLが合法化されていなかったので、どちらにしろコーディングで有効化する気はありませんでした。が、合法化されたとなると話は別です。必死で何がいけないのかを調査し始めました。まずはCarly foe BMWにサポートを求めますが、解決しません。

ネットで調べればいくらでも情報はありました。それを総合するに、どうやら日本仕様では、設定の「ライト」のメニューに「デイライト」を表示する機能がオフになっているようなんですよね。これはNBTの項目のようですが、Carly for BMWにはそんな項目はありません。

そこで、Carlyのサポートにメールをして見ました。定型の返答(FAQへのリンクなど)が送られてきたので、

「違うよ。日本仕様ではNBTの項目の中のメニューを変えなければいけない。でもCarlyにはないからできないと言っているんだ。将来的にアップデートでできるようになったりするの?」

と聞いて見ましたが・・・返答はありません。ここまで3回くらいメールの往復をしているのに、ぱったりと途絶えました(笑)。

それでも諦めきれずに探していたら、上のディーラーさんのブログ記事を見つけたんですよね。

早速Toto BMWにも問い合わせ。

ちょうどバンパー修理から戻ってくる日でしたので、早速Toto BMWさんに問い合わせて見ました。お電話したのはいつもお世話になっているサービスの方です。

かくかくしかじかと事情を話して見ると、やって見ましょう!と言ってくださいました。ですが、どうやら私がToto BMWさんでは一番最初の被験体となる様子。しかもこれ、通常のアップデートとは違い、「追加」するようになるので任意となり、有料となります。

価格がいくらなのかよくわかりませんが、7,000円代と書いているブログもあり、6,000円代という噂も。ですが、一番最初の被験体ということで気持ちお安くしていただけました。お値段は詳しくは申し上げませんが、ショップでコーディングするよりははるかにお安いです。

ですが気になるのはこのアップデート、「LCI後」が対象なんですよね。私のもちろんLCI前です。不安はありますが、大丈夫だろうとタカをくくってお願いすることにしました。

そして、引き取りの日。

バンパーも綺麗になって私の前に登場した我が愛車320dツーリングは、すでにDRLを煌々と点灯させていました。その時の感激と言ったらありません。大げさなようですが、新しい車がきたかというくらいに嬉しかったですね。心配は杞憂でした。

明るいうちに撮影した写真がこれです。

明るく見えないのは私の撮影の腕が悪いのであって、実際にはかなり明るいです。これなら日中でも被視認性は抜群ですね。

よくよく見て見ると、眉毛の部分はスモールと同じままで、丸目のライトの周りだけが明るくなっています。

ただ、このDRL、コーディングで有効化した時と違う点が1点あります。それは、「ライト」メニューに「デイライト」と表示されないことです。

日本の法規では、デイライトが解禁されたと言っても、スイッチなどで任意にオン/オフできてはいけないことになっています。従って、プログラムアップデートで有効化したDRLは、ライトスイッチが「A」または「0」の時に常に点灯します。

そしてもう一つ、日本の法規に合わせているところがあります。それは、ライト点灯時は減光しなければいけないということです。Carlyにもありますが、ライトスイッチがどの位置の時に有効化するのか選べるようになっています。これは、上で書いたように「A」か「0」でなければいけなくて、「A」か「0」か「1(スモールかライトがオンの位置でしょうか?)」にしてはいけないことになります。

まあ、施工後はデフォルトで「A」か「0」でオンになっているので、気にする必要はありませんけどね。しかも、「A」の位置でも、ライトが点灯したら自動的に減光します。

重要な注意点

このプログラムアップデート、私がお願いした時には全てのプログラムをアップデートして、追加でライトの項目にDRLを追加しました。従って、今までコーディングした内容は全て消えます。

あともう一つ。これは私がやってしまった失敗です。

アップデート後は、Carly for BMWで「FEM」をいじらないことをオススメします。というか、いじるとロクなことになりません。なぜだかよくわかりませんが、Carlyのバージョンが、BMWのプログラムアップデートのバージョンに追いついていないためだではないかと・・・。

私は、ワンタッチウィンカーの点滅を5回にしようとしましたが、有効になりませんでした。そこで、しょうがないのでもう一度3に戻してからまた5にしようとしてもどうにもなりません。挙げ句の果てには、FEMでエラーが出る始末。そこでバックアップしていたファイルで、コーディング前に戻そうとしたら・・・なんと!警告灯がつきました。しかもオレンジではなく、赤で。内容は、

「ライト装置、異常。慎重に停車してください。」

ライトは付いていて、ワンタッチウィンカーは3回出るのですが、ウィンカーレバーを、ウィンカーがで続けるはずの位置まで押し込んでもなんと1回しかウィンカーが点滅しなくなってしまいました。幸い、早く帰宅していたのでそのままToto BMWさんに直行し、ライトのプログラムを上書きしてもらったのはナイショです(笑)。

まあ、おかげでいいもの見れましたけどね。

まずは318i CLASSIC。

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美しいですねー、本当に。

そして、LCIなった4シリーズクーペ。

ずるい!4シリーズはマルチディスプレイ・メーターなんですよね。なぜ3シリーズもそうしなかったのでしょう?

そして・・・どーんと飾られていました。523dツーリング M Sport!

荷室は広大でしたね。トノカバーがリアゲートやガラスハッチの開閉に合わせて電動で上下するところが3シリーズにはない機能で羨ましいです。そして、タイヤはミシュランのPrimacy3でした。もちろんZP(ゼロ・プレッシャー、ミシュランのランフラットタイヤのこと)でしたよ。

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聞くところによると、本来ならまだベールを被せておいてしかるべきクルマだそうです。明日が内覧会ですからね。

それにしてもDRL有効化は嬉しい!

本当に嬉しいです。帰宅したのは夜も遅くなってからでしたが、何度もあえてライトスイッチを「0」の位置にして前を照らしたり、降りて見て見たりしました。

メインライトをロービームで点灯すると、一定の高さより上にライトの光が拡散しないように配光されているのはご存知かと思います。ですが、その位置からDRLをオンにすると、明るさはライトとは全く違いますが、光が上の方まで行くんですよね。これが荷中での視認性をあげているのですが、確かにライトを点灯するような暗さであれば減光しないとかなり眩しいでしょう。

え?その写真はないのかとおっしゃる?

ですよね・・・すみません。ご近所様の壁に照らし出されているので写真が取れなかったんですよ。いずれこの配光に関しては写真で改めてご説明いたします。

そして、綺麗になったバンパー修理のことも忘れてはいけませんね。こちらも機会を改めてご報告いたしますが、想定していた予算内で、全くどこだったかわからないくらいに修理していただきました。

次回以降の記事にもご期待ください!

では、今回はこの辺で失礼いたします。ありがとうございました。