40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

BMW3シリーズツーリングのデザインの伝統を感じた日。

BMW

今回のお話は、私のちょっとした失敗談です。ですが、お陰で改めてデザインの伝統に気付くきっかけとなりました。

あれ?それは私のクルマでは?

ちょっとした用事を足しに、ある立体駐車場に入った時のことです。

その立体駐車場は、最新式の立体駐車場で、ガラス張りの待合室から自分のクルマが横にスライドして出てくるのが見られるようになっているところでした。

あまり人の多くない、と言うよりも私以外には同年代くらいの男性が自動販売機で飲み物を買っているだけの待合室で、私は自分のクルマが出てくるのをボーっとして待っていました。

(そっかあ、あの人、そんなに喉が渇いているんだあ。そういえばこの建物、他の場所には自動販売機がなかったもんなあ。)

最近は年度の初めという事でちょっと忙しい日々が続いていたせいか、そんな事を考えながら私は半覚醒状態でした。もう少しこのままでいたいな・・・気持ちいいな・・。

と、その時、駐車場の方からクルマが出庫するらしい音が聞こえて来ました。

(随分早かったな。やっぱり最新式だし、人がいないからなあ)

と考えながら、乗車口に向かいます。今まさに横にスライドして出てくる準備がされているパレットに乗っているのは、見慣れたインペリアルブルー・ブリリアント・エフェクトの3シリーズツーリング。

扉が上にスライドして開いてくるにつれて、クルマが徐々に全貌を表していきます。

と、その時、私はある事に気付きました。

(?!ホイールが元に戻っている?!)

私はE90の323iに以前乗っていましたが、その時と同じホイールになっているのです。これは一体?!なんで立体駐車場に乗っていたのにホイールを変えられたんだろう?私はしばらくの間混乱していました。

そんな私の動揺も知らず、淡々と機械はクルマを出庫させています。

そして私の目の前に用意されたのは・・・E91の325iツーリング。私のクルマではありませんでした。

スゴイ勘違いですよね(笑)。

この話、物語風に書いてますが事実です(笑)。あの、ボーっとした状態で気持ちがいい、あの状態(わかりますよね?!)だったのと、なぜか自動販売機で飲み物を買っていた先客を「ただ飲み物を買いに来ただけの人」と認識したりと、勘違いに勘違いを重ねて、しまいには自分のクルマが先祖帰りしている白昼夢を見てしまうと言う・・・。

まあ、この後はこんなにカッコいいものではなかったですよ。だって、いかにも「このクルマ、自分のです!」って言う体で乗車口の自動ドアの直前に立っていたのに、全部出て来てもまだしばらく退かなかったんですから(笑)。恥ずかしかったので、「早く自分のクルマが出てきて欲しいせっかちな人」のフリして切り抜けました。

セダンはそうでもないですが、ツーリングはシルエットが似ていますねー。

あともう一つ、勘違いしたのには、E91とF31が横から見たシルエットが非常に似ていると言うこともあります。

テールゲートに向かってなだらかにスロープを描くルーフライン、ホフマイスターキンクが特徴的なウィンドウ周り、ドアハンドルを目立たなくさせるかのようにクッキリとボディに陰影を落とすサイドのプレスライン。

驚く程似通っています。この全てが、今や3シリーズ、いえ、最新BMWのデザインアイコンになっているんですね。

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そして私をして勘違いさせた最大の原因は・・・春のうららかな陽気ですね(笑)。「春眠暁を覚えず」とはよく言ったものです。起きて活動しているのに半覚醒状態に追い込みます。

これからの季節、運転中に半覚醒状態に陥らないように気をつけましょう。いえ、それ以前にそのおクルマ、本当にあなたのですか?(笑)お間違いないようご注意ください(笑)。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。