BMWのデザインの特徴、「ホフマイスター・キンク」にはこんな効果が!

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以前当ブログで、BMWのデザインアイコンをご紹介しました。その中でホフマイスターキンクについても触れたのですが、最近になって気付いたことがあるので、ご報告します。

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ホフマイスター・キンクって?

そもそもそれ、何よ?と思いますよね?私もクルマ雑誌で初めて見た時はそう思いました。

簡単にいうと、フロントサイドウィンドウとリアサイドウィンドウの下端が真っ直ぐ後ろに向かって伸びていくじゃないですか?そのままずーっと辿って行ってください。

すると、最後に上に行くところ、セダンならCピラーで、ツーリングならDピラーのところでちょっと斜め上に跳ね上がってから折り返して天井に向かって行きますよね?

ここの斜め上への跳ね上がりを「ホフマイスター・キンク」といい、BMWのアイデンティティであると言われています。

BMWのデザインアイコン

2016.08.16

上の記事でもご紹介していますが、昔のBMWでも必ずホフマイスター・キンクはあるんですよね。

これは1960年代のBMWのチーフデザイナーであるホフマイスターさんが始めたもので、BMWが意匠登録しているらしくて、他のメーカーはそのまんまは使えないそうなんです。

ですが、最近では似たラインを持つクルマもありますよね。レクサスとか。

マセラーティもですね。

まあ、まんまホフマイスターキンクではないのでいいのでしょうね。

ところで、なんのためにあるの?

私が、とあるコインパーキングでボーッと他のクルマを眺めながら息子と家内が戻ってくるのを待っていた時のことです。

私の目の前で、1台のハッチバックが方向転換しようと切り返しをしていました。ハッチバック車の割には(というと偏見かもしれませんが)ボリューム感のあるスタイリングで、シャープなプレスラインも入っているその白いクルマを「カッコいいデザインだなぁ・・・あ、これマツダのアクセラか!いいな、これ。でもグリーンエリアが狭いな、特に後席が・・・」などと眺めていました。

アクセラのカッコいい所は、サイドウィンドウ下端のラインが後ろに向かってすっと真っ直ぐ斜め上に上がって行って、これも最後はホフマイスター・キンクっぽくラインが立ち上がり、横から見ると獲物に飛びかかろうと力を貯めている肉食獣っぽく見える所じゃないかとこの時思いました。

思えばALPINAも前下がりのスタイリングで、同じような雰囲気を出していますよね。あれもALPINAの特徴として有名ですが、もちろん私も好きなポイントです。

そこで気付きました。

なるほど。BMWはホフマイスター・キンクがあることで広いグリーンエリア(要するに窓の部分です。)を確保しながら、ちょっと前下がりのイメージを出しているのか!

これは個人的感想ですので、「?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんし、反対に「今ごろ気付いたの?」と思われる方もいるかも知れません。が、私的には一大発見でした(笑)。

見慣れる過ぎると気付かないこともある。

私はホフマイスター・キンクをすっかり見慣れてしまっていたようでして、逆に他のクルマってどうしてたっけな?なんて思い出せないこともあったりします。

あっさり言ってしまうと、まあ、大抵真っ直ぐなままで、天井に向かって折り返しています。例えとしてメルセデスのCクラスを載せておきましょう。

BMWがなぜこのホフマイスター・キンクにこだわる、いえ、BMWのアイデンティティとして採用し続けるのか、色々理由はあると思いますが、大きくは二つあるのではないかと思います。というか、私が思いつくのは二つです(笑)。しかも勝手に思いついたものです。

一つ目は、前下がりのイメージを作ること。これがなぜ重要かというと、前下がりのクルマって、先ほども申し上げたように、獲物に飛びかかろうとしている動物は後ろ足に力を溜めて前屈みになりますよね。つまり、このように前下がりのイメージを持たせることで、「後ろに力を溜めている」ように見せることで、BMWはFRであることを強調しているのではないかと。それに、クルマは「速い」ことも憧れの一つとなりますが、同時にその速さも予感させる効果もあると思います。

もう一つは、先ほど申しあげた、グリーンエリアの確保です。前下がりにするにはアクセラのように、サイドウィンドウの下端のラインを全体的に後ろに向かって斜めに跳ね上げれば簡単に出来ますが、その分リアウィンドウが小さくなってしまいます。ホフマイスター・キンクにすれば、十分なグリーンエリアを確保しながら前下がりイメージにできるので、後席の快適性も損ないません。

つまり、「家族みんなでドライブ」することがちゃんと考えられているのではないかと。

ちょっとこじつけっぽいですか?

まあ、個人的に勝手に考えたことなので許してください(笑)。

ですが、それでもいいですよね?だって、デザイナーはもちろん確たる意図があって作っているのは当然なのですが、ユーザーがそのデザインを都合よく解釈するのも・・・ありだと思います。

ちなみに、iシリーズが横から見てもイマイチBMWっぽくないなーと思っているあなた!鋭いです。i8はこのホフマイスター・キンクはあるにはあるのですが非常に目立たなくて、i3には・・・見当たりません。

さて、あなたにはホフマイスター・キンクはどの様に見えますか?先ほど申し上げた様に色々な解釈があってもいいんですよ。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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8 件のコメント

  • メインのシリーズである1/3/5/7の基本ボディはホフマイスターキンクがそのままリアドアの開口ラインになっています。
    これの意味する所はCピラーを深く抉って狭い開口部でも乗員の上半身が車内にすっと入る事です。
    1シリーズを除いてリアの荷室が車内になっている車体やクーペはホフマイスターキンクとドアの開口ラインが異なっていますが、これはPontaさんがおっしゃる様な効果もありますね。

    • あっきろ様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      確かに、グリーンエリアが広い=ドア開口部が広く乗降性に優れる、というメリットもありますね。

      あっきろ様の4GCも私の320dツーリングも、ホフマイスター・キンクが開口部に沿ってはいないですが、上半身がすっと入るのは同様ですね。

      思えば、クルマのデザインって基本的に「前のめり感」を目指している気がしますね。今や死語になっていますが、「ハイデッキ」、覚えてらっしゃいますか?トランク容量が増えるのがメリットでしたが、これも前のめり感を出す手法だったと今更ながら思います。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • ホフマイスターキンク??はじめて聞きました。モンスターズインクは知っていますが!
    デザインセンスは一切無いので、何もいいませんが・・・

    • bmwpopo様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      上手い!「ホフマイスター・キンクだかモンスターズ・インクだか知らねえが、こちとら江戸っ子でいっ!」みたいな感じで語呂もバッチリですね(笑)。まあ、随分とハイカラ「死語)な江戸っ子ですが。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • ホフマイスターキンクですか、私にとっては初耳です。我が愛車の320iラグジュアリーは窓枠に銀の縁取りがありますが、このことを意識したことはありませんでした。確かにライトの配置が我が愛車を正面からみるとライトをヒトの目と例えると下から見上げている感じがします。
    pontaさん、ドイツ車は楽しいですね。VWもワーゲンを復活させたときに、前型が一輪挿しをメーター横にあったのでそれも忘れずに装備したり、またツゥーランはカップホルダーの仕切りが栓抜きになっていたりして、そのアイデアは私の購入意欲をそそられるものであります。BMWも型が古くなろうが、どこから見てもBMWであり、我が愛車には夜間になればセンターピラーやドアノブに間接照明が点灯していたり、僅かな事ですが心憎さを私は感じます。こういった感じ、または発見がドイツ車を持つ愉しさなのでしょうかと思います。

    • 蜜柑山 三郎様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      横顔も見てやってください!なんだか止まっているのに走っているような前のめり感がありますよ!惚れ直すこと請け合いです。

      ビートルの一輪挿し!ありましたねー。日本車ならカップホルダーにする所にありましたから、これはさすがビートルをどういうクルマにしたいか強くメッセージを出しているなー、と思ったものです。

      よくドイツ車は理詰めと言われますが、馬車以来の伝統があるので、実用一点張りではない、遊び心というものが欧州車にはあると思っています。むしろ、今の日本車の方が理詰めに考え過ぎて、そこにユーザーの要望(カップホルダーがここに欲しいとか!)を入れた結果、面白みがなくなって来ているように感じます。昔はあんなに魅力的なクルマが多かったのに、コレは悲しいことですよね。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • ホフマイスター・キンク・・・てっきりドイツ語かと思いましたが、調べてみたらキンク(kink)は英語で「よじれ」の意味だそうで 、あと「ひねくれ」とか「変態」という意味もあるみたいです(笑)。
    以前、エンブレムやキドニーグリルを見なくても(横からでも)ひと目でBMWと分かるのはなぜだろうと思ったとき、そうか、リアドアの切り方が独特なんだと気がつきました。これを「ホフマイスターのよじれ」と呼ぶことを教えてくれたのは、去年のponta様の記事です。その時はまだ、何のマイスターなんだろうと思ってましたが(笑)。
    あっきろ様が仰るように、セダンの後席に乗り込みやすいカタチですね。私は後ろに乗ったことがないので試してみて合点がいきました。でも降りる時はうっかりすると出っ張りで顔面を打ちそうです。やはりキンク(「痛み」の意味も)です。
    このCピラー形状がFRであることを強調しBMWの前傾姿勢を一体的に造形していること、なるほどと思いました。もともとBMWはノーズを低く見せるのが上手いですしね。改めて愛馬を愛でながら、美しいなと一人で悦に入っています(笑)。ホフマイスター先生、天才です。レクサス・キンク、失礼ながら所詮は真似にすぎません。

    • 夢酒様

      いつもコメント頂きありがとうございます!

      あ、すみません。本文中にも書いておけばよかったですね。kinkの意味。ですがここまで色々な意味があったとは!夢酒様の探究心に敬服です。

      LCI前の3シリーズも好きですが、LCI後の3シリーズの表情って本当に美しいと思います。超イケメンですよね。以前も当ブログの記事でこの話題はお届けしましたが、夢酒様がうっとりなさるのも当然です。

      ただ、あのホフマイスター・キンクに沿ってきってあるリアドア、確かに頭をぶつけますよね(笑)。そして、あの部分が張り出しているので、ドアを開けるときには若干気を使います。壁ドンしないように。

      まあ、超イケメンに壁ドンされるんならいいですけど、超イケメン(3シリーズ)が壁ドン(ドアがガツン)すると、心もボディも傷つきますからね(笑)。お気をつけください。

      では、またのコメントたのしみにお待ちしております!

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