BMW8シリーズのエンジンラインアップがスクープされました!直列4気筒もあるんですね。

いや、驚きました。8シリーズのスクープ記事を読んでいたんですが、驚きました。私はてっきり、直列6気筒以上のラインアップだと思ったんです。ところが直列4気筒もあるとは・・・ここまできたらディーゼルもあるんですかね?!

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8シリーズのエンジンラインアップが判明!

まずは以下の記事をご紹介します。

2018年最初のスクープは「BMW 8シリーズ」…エンジンラインアップ情報を入手

1/2(火) 8:00配信

レスポンス

BMW 8シリーズ スクープ写真

2018年、最初のスクープはBMWのフラッグシップクーペ『8シリーズ』に関する情報だ。1999年以来、20年振りの復活となる新型8シリーズ。コンセプトモデルとは異なる市販型プロトタイプ最新の姿を捉えたほか、「M」を含めたラインアップに関する情報も入手した。

[関連写真]

今回撮影したスクープ写真からは、BMW最新世代のスクエア・LEDヘッドライト、ワイドなキドニーグリルやテールライトの一部が確認できる。ワイド&ローのデザインやダイナミックなルーフラインはコンセプトモデルから継承されている。

パワートレインは、2リットル直列4気筒ツインターボエンジンを搭載する『830i』、3リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する『840i』、4リットルV型8気筒エンジンを搭載する高性能『M850i』、そして頂点には6.6リットルV型12気筒スーパーチャージドエンジンを搭載、最高出力600psを発揮する『M8』、さらにPHEVモデルが用意されることになるという。M8が登場するならば4WD「xDrive」の設定も間違いないだろう。

市販型のワールドプレミアは、2018年3月のジュネーブモーターショーが有力。発売は秋以降となることが予想される。

《レスポンス 子俣有司@Spyder7》

どうですか?これはちょっと驚きではないですか?

そしてもう一つ、注目すべきなのは全て「ツインターボ」と言っていることです。ご存知の通り、今のBMWのエンジンはツイン「スクロール」ターボであって、「ツインターボ」ではありません。

正直、ツイン「スクロール」ターボを「ツインターボ」と言ってしまっている可能性も無きにしもあらずですが、もしこれが本当だとすると、8シリーズの登場をもってしてBMWのエンジンは「ツインターボ」に刷新されることになりますね。だって、そう何種類ものエンジンを作るのが生産効率の上で不利だということで、現在のモジュラーユニット化されたラインアップになっているんですから。

さて、どうなるか。3月のジュネーブショーが楽しみですが、刷新されるかも・・・と私が考えるのはそれなりに理由があるんです。

PHVはどう出るのか?

日本のPHVと輸入車のPHVって、何か違う・・・とお考えの方、多いと思います。

日本のPHVというのは、電力のみでの走行距離の長さを競うというよりも、エンジンに負荷がかかる状況で駆動力をサポートし、結果として低燃費につなげる、という発想が多いですよね。つまり、発進加速が多い市街地では電力によるアシストが多く働いて燃費が良く、エンジンの負荷が軽くなる高速などの走行ではエンジンを積極的に使うのでかえって燃費が悪くなる、という現象が起きます。

一方でヨーロッパのPHVは、電力のみでの走行距離に重点が置かれていますよね。「モーターのみで〇〇km走行できます!」「最高時速〇〇◯km/hまでモーターのみで走行できます!」と言われると、すごくEVよりな印象を受けます。ところが、電池が切れた後は普通にエンジンで走行するんですね。これが一般的に「長距離には向かない」と言われる所以です。まあ、一概にそうも言えないのは当ブログの常連コメンテーターさんが300eで名古屋〜東京間の無給油走行を達成したことで証明済みですが。

これは「ポストEURO6」とでもいうべき排ガス規制が関係していルそうなんです。ヨーロッパで近い将来化される厳しい排ガス規制に関しては何度か当ブログでも言及していますが、その排ガス規制においては「電力のみでの走行距離が50kmを超えるクルマに関しては、その分のCO2排出量を通常走行の3分の1として計算する」という抜け穴的な規制があるらしいんですね。

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もうお分かりですね。内燃機関車の販売規制等で揺さぶりをかけるイギリス・フランス勢に対抗するドイツ車は、この項目を適用しようとして、PHVの電力による走行距離を50km以上にすることにしのぎを削っているんです。

そしてこの規制があるがゆえにBMWのPHVも電力のみでの走行距離というものにこだわっているんですよね。

ということは、8シリーズのPHVもこの方向で来ると思われます。ですが気になるのはライバルの存在ですよね。

ポルシェがパナメーラ・ターボSE-ハイブリッドという、680psにも達する「バケモノ」クルマを発表したのは記憶に新しいところです。0-100km/h加速3.4秒、最高速度310km/hというモンスターマシンですが、このクルマのヨーロッパにおける複合燃費の表示はなんと3L/100km。計算するまでもありません、33.3km/Lという驚異の低燃費なんです。そして、電力のみによる航続距離は公称50km。

燃費計測の方法にもなんらかのアドバンテージが得られるようになっているとしか考えられない低燃費ですよね。この最高出力と電力でも航続距離、そして低燃費、スペック的には抜群です。

もちろんお値段もかなりなモノ(素の状態で2,800万円以上!)なのですが、こうした強力なライバルと伍して行かなければならないのが8シリーズなはずです。果たして、今現在のパワートレインでこうしたライバルと競争力を保てるのでしょうか?

一人のBMWファンとしては誠に口惜しいのですが、まず無理と言わざるを得ないでしょう。

「BMWとポルシェを比べるのに無理があるんだ」という方もいらっしゃるかもしれません。ですがM3はどうでしょう?「日常使いできるスポーツカー」としてのみならず、動力性能でも911と戦える戦闘力をもっています。ではM8は?となると・・・もちろん、第一のライバルはメルセデスのSクラスクーペでしょう。M8となるとAMG GTやAMG63や65も視野に入ってきますよね。では、そのメルセデスは何をライバルにしているかというと・・・もちろんBMWでもありますが、ポルシェの牙城に食い込んで行こうとしていると思います。BMWがすでにM3で911に戦いを挑んでいるように、メルセデスだってそうだと思うんです。

こう考えると、排ガス規制どこ吹く風といった形のV12も説得力を帯びてきます。M760iで既にお披露目されているエンジンで、最高出力およびトルクは610ps/800Nmと十分なモンスターエンジンです。これでポルシェと戦い、PHVは排ガス規制対策にする、というのが恐らく戦略でしょうが、燃費では見劣りしてしまいますね。

言い訳ではないのですが、これはBMWの戦略だと思います。幸い、BMWはスポーティであることを求められてはいますが、スポーツカーメーカーではありません。一方でポルシェは常にスポーツカーであることを求められます。生産規模も違うので、限られたリソースの中で排ガス規制に対処して行かなければいけません。この制約の中でのポルシェの解が「リアルスポーツで航続距離50kmを確保する」、BMWの解は「航続距離500kmは価格帯を抑えて普及しやすくして、リアルスポーツはV12一本で行く」ということなのだと理解しています。排ガス規制は、メーカーが販売したクルマの平均値で罰金が科されるようになるので、BMWとしてはそれでいいわけです。

果たしてどっちがいいのか?

正直申し上げると、クルマ好きにはV12エンジン搭載のラグジュアリーかつリアルスポーツというのは非常に魅力的です。ですが、別の側面から見ると、未来のスポーツカー像を示せていない気がするんですよね。

いえ、別に未来的なPHVが全ていいといっているわけではありません。むしろ一クルマ好きとしては、古典的なスポーツカーの楽しみを残して欲しいと思います。だからマセラティ・グラントゥーリスモだって気に入ったんです。

マセラティ試乗にお邪魔してきました! 〜 グラントゥーリズモ編

2017.12.03

ですが、そこはそれBMW、8シリーズのPHVだってBMWらしいスポーティな感触はきっと残してくるはずです。ですので、全く悲観はしていませんし、むしろ期待しています。でも、どちらが未来的なのか、というのを考えると、今の所はポルシェなのかなぁと思ってしまうんですよね。ただ、これが正解なのかどうかは、ちょっと大げさですが、歴史が判断する、としか言いようがありません。果たして私が生きている間にわかるのかどうか・・・頑張って長生きしなければいけませんね。

そんな遠い未来のことよりも、3月のジュネーブショーを楽しみに待ちましょう!

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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