40代子持ちのクルマ好きが、愛車のBMW 320dツーリングを評価するとともに、ちょっとだけ日々を楽しくするクルマのある生活の話題をお届けします。

東京モーターショー観覧記 ALPINAブースとメルセデスブースも見ましたよ。

BMW

さて、非常に時間的に厳しい中無理やり行ってきた東京モーターショーですが、BMWブースだけでなくALPINAとメルセデスも少しだけ見てきましたので、ご報告したいと思います。

ALPINAブースは遠くから指を咥えて見るだけ(泣)。

まあ、いつもそうなんですから今更嘆くこともないんですけどね。相変わらずALPINAブースは柵が張り巡らしてあって近付くことすらできませんでした。ですが、やはりBMWとは違う雰囲気というか、独特の雰囲気があって見入ってしまうんですよね。

では早速ご紹介してまいりましょう。まずは珍しい色のB4 Biturbo S Cabrio。このオレンジも中々いい色ですね。ALPINAのゴールドのストライプがすごく似合っています。断言はできないのですが、これはきっとBMW純正色のサンセット・オレンジではないでしょうか?

こんなクルマで「しれっと(@当ブログ常連コメンテーター密柑山 三郎様)」流して見たいものですねー。でも目立って目立ってしょうがないですよね(笑)。

そしてこちらはB5 Biturbo Touring Allrad。

うーん、結論から申し上げてしまうと、これまた6シリーズGTと同じく「あがり」の1台ですね。新型5シリーズベースのモンスターマシンで、ツーリングで荷物もいっぱい詰めて、しかもAllrad。もちろんカッコも抜群にいいです。こういうのに乗る方って、次にどういうクルマを選ばれるんでしょうか?

そしてここでも、以前ALPINAショールームで見たB5と同じく、フロントエアダムの「ALPINA」の彫刻?浮文字?がかっこいいです。

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そう言われてみればそう見えなくもない・・・程度にしか写せていませんが、念のために。

お次は個人的に大注目のALPINAディーゼル、5シリーズベースで新型登場です。

ALPINA D5 S Limousine Allradです。まあ、ご存知の方も多いと思いますが、BMWではセダンと言わずに「Limousine(リムジン)」と言います、本国では。ALPINAもそれに習ってのことですね。というか、日本でもALPINAは本国の雰囲気を濃厚に残していると言えるでしょう。逆に言えばそこまでローカライズしていない、とも言えますが、実際にはB3やD3でも右ハンドルを選ぶと全幅が1,800mmに抑えられるドアハンドルになったりだとか、勘所は抑えているんですよね。まあ、BMWで用意されているから容易に対応できるというのもあるでしょうけど(笑)。

話は戻りまして、このD5 S、ALPINAグリーンです。

あまりにボディがピカピカすぎて写り込みがすごいですが、これまたゴールドのストライプが映えますねー。私は当ブログの中でALPINAブルーが好きと再三再四申し上げていますが、なんだか最近は5や7などの大型セダンのフォーマルなモデルではALPINAグリーンの方が似合うのでは?と思うようになっています。

これは・・・憧れますねー。

メルセデスのブースと比べて初めて気づいたこと。

さて、お向かいさんのメルセデスのブース、賑わっています。

「公道を走るF1マシンを作る!」的なプロジェクトですね。メルセデスはフェラーリの領域までも攻め込もうとしています。というか、元々メルセデスってモータースポーツに非常に熱心な会社です。古くから「シルバーアロー」はサーキットを席巻し、数多のライバルに打ち勝って伝説を打ち立ててきました。そうした歴史を持つことを考えると、昨今のF1での圧倒的な強さもその情熱に支えられてのことと理解できますし、こうしたスーパースポーツ計画だって、個人的には「やっとか」とニヤリとするくらいの感覚で、あまり驚くことでもありません。どうも、日本では高級車という感覚だけが先行していますけどね。

そして、なんだかクルマに乗り込めるようなので、私も真似して乗って見ました。なぜかGクラスに(笑)。

人が多すぎてクルマの全体像は撮影できませんでしたが、これがSUVの運転席とは到底思えませんね。いえ、もっと言えばあの古めかしい外観のクルマの内装とは思えません。ドアは他のメルセデスとは一線を画す重さ。ドアを閉めると「キン!」と金庫の扉でも閉めたかのような音がします。

これはリアゲートもそうでして、ちょうど乗り込ませてもらおうとして並んでいた時のこと、年配のご婦人がいらして、リアゲートを開けようと悪戦苦闘していました。そこで「このボタンを押すんですよ」と押して開けてあげて、しげしげとご覧になっていたご婦人がリアゲートを閉めたのですが・・・見事に半ドア。思いっきり「ガン!」と閉めて「キン!」と音をさせないと閉まらないんですよね。なんか擬音ばかりですが(笑)。とにかく、ご婦人の力では厳しいかもしれません。

乗り込んでみると、不安になる程のショルダーラインの低さ。

肘のあたりまでサイドウィンドーが来ます。おかげで見晴らしはいいですね。そして何より、コンパクトですし見切りも良いです。その代わり荷室はちょっと狭かったですけど。

そして、「実際にクルマに乗り込める」というメルセデスブースのメリットが見事なまでにデメリットになって私に跳ね返って来ました。

とにかく、どのクルマも乗り込みたい人が並んでいたり、ドアを開けたりしていて1台としてじっくり見れる状態にありません。うーん、時間がない私としてはパスせざるを得ないですね。この方式、人は集まるかもしれませんが、私のようにクルマを見たい人にはちょっと合わないと思います。

ぷらぷら歩いて行くと、Smartの展示スペースもありました。そこで私がグッと心を掴まれたクルマが。

これです。Smart Vision EQ for Two。

これは・・・未来のモビリティそのものですね。そして可愛いのが・・・

可愛い!クルマが喋ってる!

おお!なんか挨拶してる!

これは可愛いですね。早く出て来てほしいです。こんなクルマがいたら道を譲っちゃいますよね。

と、ここで気づきました。

メルセデスはスマートを展示しているけど・・・そう言えばBMWがMINIを展示していない!

慌ててBMWブースから、終了時間も間近になって空いて来た会場見渡しますが、やはりありません。その頃にはすっかり打ち解けた(と本人は思っている)例の高身長美人の笑也さんがニコニコと「どうしました?」と話しかけて来てくださいました。神出鬼没ですね。ここ、6シリーズGTの前じゃないのに(笑)。

「あのー、そう言えばなんですけどMINIがなくないですか?」

すると、ちょっと言葉を濁しながら教えてくださいました。今回のBMWのテーマは”Story of Luxury”。なので、今回はMINIの展示はしていません、と。「なので」というのがポイントですね。この辺はBMWの中でも明確に線引きされているのでしょう。だったらロールス・ロイスは展示すれば良いのに、と思いましたが、これが東京モーターショーの地盤沈下の一証左なのかな、と悲しくなってグッと言葉を飲み込んでしまいました。

お隣のプジョーブースにお邪魔

こうして周囲を見渡しているときに気づいたのが、プジョーのブースに5007が展示してあったことです。なんだかSUVばかり見ているような気がしますが、3シリーズと変わらない全長に3列シートを持つSUV、中が気にならないというと嘘になります。

すでにステアリングが未来的。小径で、しかも六角形。

これでセンターコンソールの全景なんですよ。なんてシンプルな!クルマのスイッチはここまで整理できるはずなんですよね。それにしてもこのシフトレバー、どうやって操作するのか検討がつきません。さすがフランス車、いかにもな唯我独尊ぶりです。いや、これ、褒め言葉ですよ。

そして肝心の3列シートなんですが・・・終了間際だというのに人が群がっていて全く写真を取れませんでした(泣)。見た感じではそう狭くはなさそうでしたが、ちょっと座面が低い、というか床面が高くなっているように見えたので、大人は厳しいかな、という感じです。その代わりに運転席は高すぎなくて、自然と腰を横にずらした位置にシートの座面がくるので乗降性が素晴らしいですけどね。

さて、完全に時間切れ状態でほとんどBMWブースしか見ていない私ですが、そうはいっても非常に充実した時間でした。特に、やはり6シリーズGTを間近で見れたのは本当に嬉しかったです。

前回モーターショーは行かなかった私ですが、やはり行ってみるとその華やかな雰囲気と、自分の大好物がそこにたくさんある!という喜びで年甲斐もなく高揚して本当に楽しいです。少しの時間でも結構お気にりのクルマの観察は十分できますし、これで次回も行きたいという気持ちで帰路に付くことができました。

これから名古屋・大阪とショーが続きますよね。小規模だから・・・などとおっしゃってないで、是非とも少しの時間でも作り出して行かれることをお勧めします。その際には、何もかにも、というのではなく、ある程度見たいものを絞っていくと充実した時間が過ごせると思います。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。