BMWがジュネーブショーで発表したクルマで個人的に注目しているのは・・・

ジュネーブショーのニュースがネットに続々と上がってきていて、ほぼ出揃ったようです。全体として準母国のモーターショーということもあってドイツメーカーが圧倒的な充実度を誇ったようですが、ドイツ車メーカーが「クルマ作り」に関して他国メーカーよりも一歩も二歩も抜きん出ている印象ですよね。そんな印象を強くした、個人的に注目した2台をご紹介します。

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まずはやっぱりこれ。

残念ながら新型3シリーズは発表とはなりませんでしたが、私が目を奪われたのは、まずはコレです、やっぱり。

BMW M8 に4ドア「グランクーペ」、2019年に市販へ…ジュネーブモーターショー2018

3/7(水) 7:45配信

レスポンス

BMWは3月6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018において、『コンセプトM8グランクーペ』を発表した。

画像:BMW コンセプト M8 グランクーペ

BMWは現在、新型『8シリーズ・クーペ』と、その高性能モデルの『M8』を開発している。両車はともに、ボディは2ドアクーペとなる。

これに対して、ジュネーブモーターショー2018で初公開されたコンセプト M8 グランクーペは、『4シリーズ・グランクーペ』や『6シリーズ・グランクーペ』同様、ボディが4ドアクーペ。近い将来、M8に加わる4ドアクーペを示唆したコンセプトカーが、コンセプトM8グランクーペ。

コンセプト M8 グランクーペは、BMWのMモデルらしく、大型のエアインテークや4本出しのスポーツエグゾーストなどが特徴。トランクリッドは、スポイラー一体デザインを採用。なお、コンセプト M8 グランクーペは、2019年の市販化を予定している。

《レスポンス 森脇稔》

最終更新:3/9(金) 14:27
レスポンス

我ながら下手ではありますが、やはり外すわけにはいきません。

クーペ・グランクーペとしての6シリーズがなくなって8シリーズに上級移行し、メルセデスのSクラスクーペやベントレー・コンチネンタルをライバルとする8シリーズ登場のニュースがあった時、他人事ながら心配したものです。BMWのファッションリーダー(死語)たるグランクーペ(GC)はどうなてしまうのか、と。他人事というのは、単純にとても私に手が出るクルマでは無いからです(笑)。

一時期は4GCのみが生き残る形となって、それもそのうちなくなるのでは無いか?!とまで考えていましたが、そこはそれBMW、やはり8シリーズはただの上級移行したクーペで終わらせるつもりはなかったわけですね。しかもM8のGCですからね。やはりBMWはスポーティと伊達の2枚看板を下ろす気はさらさらなかったというわけです。

コレ、前々から噂としてはあったものの、やはり衝撃的でした。もちろんいい意味ですが、こんなクルマが本当に市販されていいのかと思うくらい、現実離れしたデザインをしています。もちろん、コンセプトモデルですので生産型は違う形になるでしょうが、8シリーズクーペがあまりコンセプトと変わらないデザインになりそうなのを見るにつけ、M8GCに限っては大きくイメージを崩すことなく出てきそうな気がします。

BMW8シリーズはこんな顔で出てきます!

2018.01.11

しかも「M」ですからね。BMWをちょっとでも知っている方には取り立てていうことでは無いかもしれませんが、MのフラッグシップはM6GCでしたよね。ですがやはりMでは無いラインに7シリーズが存在するので、個人的にフラッグシップとしてはちょっと物足りない感じを受けていたのは確かです。

ですが、今回は名実ともに最高峰のクーペ・GCの8シリーズということを見るにつけ、手前味噌ですがBMWも多少なりとも私と同じことを考えていたのでは無いかと勝手に思っています。要するに、ラインアップの整理も目的としているということでは無いかと。いや、もちろんそれだけの理由では無いと思いますよ?きっと、こうしたクルマをポンと帰る富裕層に、こうした4ドアクーペの根強い需要があるのは確かでしょうし、最大のライバルのメルセデスもAMG GTの4ドアクーペを出してきているので、真っ向勝負してマーケットで優位を占めようという計算だってあるに違いありません。

でも、私としてはもっと情緒的な部分でM8GCの登場を歓迎したいと思っています。それが、名実ともに最高峰のパーソナルカーを作ったということです。7シリーズを運転していると、ショファーに見られかねませんが、M8GCではまず間違いなく無いでしょうし、もちろん超高価格帯に属するクルマでしょうから、運動性能・快適性・高度運転支援機能の全てが、他のBMW、いえ、Mを含めても他者とは一線を画した出来栄えになることでしょう。

でもそれだけじゃ無い。

もう一つ、私が一番注目したのはi4です。

2018.3.12

BMWの新型EV、車名は『i4』に決定…ジュネーブモーターショー2018

BMWグループは、スイスで開催中のジュネーブモーターショー2018において、現在開発中の「i」ブランドの新型EVの車名を、BMW『i4』と発表した。

i4はEVおよびプラグインハイブリット車の『i3』、PHVスポーツカーの『i8』に続いて投入されるiブランドの第3の電動モデル。2017年秋に発表されたEVコンセプトカー、BMW『i ビジョン ダイナミクス』の市販版となる。

i ビジョン ダイナミクスのデザインは、BMWの4ドアクーペ、「グランクーペ」の未来形を提示するもの。現在、グランクーペには、『4シリーズ』と『6シリーズ』がある。i ビジョン ダイナミクスは、「4シリーズ・グランクーペ」サイズのEVコンセプトカー。

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モーターやバッテリーのスペックなど、EVパワートレインの詳細は公表されていないが、モーターが4輪を駆動する4WDとなり、1回の充電での航続は600kmと、高い実用性を発揮する。また動力性能に関しては、0~100km/h加速が4秒以内。最高速は200km/h以上の性能を持つ。

なおi4は、2025年までに25の電動車をラインナップするというBMWグループの電動化戦略の一環として、登場する予定。生産はドイツ・ミュンヘン工場で行う、としている。

 写真を拡大写真を拡大BMWの新型EV、車名は『i4』に決定…ジュネーブモーターショー2018写真を拡大BMWの新型EV、車名は『i4』に決定…ジュネーブモーターショー2018写真を拡大BMWの新型EV、車名は『i4』に決定…ジュネーブモーターショー2018写真を拡大

(レスポンス 森脇稔)

こちらもベタで、ものの見事に私自身BMWの戦略にはまっている感がありますが・・・いいいんです。

だって、i4ですよ?今まで「i」と言えばi3とi8、いずれもちょっと「今のクルマの感覚」からはかけ離れていました。i3はEVですのであくまで短距離を目的としたクルマに特化しているように見えましたし、i8に至ってはPHEVの新たな可能性を見せてくれましたが、実用車として使うかと言われると少し考慮が必要なクルマと捕らえられていました。ただ、いずれもイメージだけの話であって、i3もi8も十分な航続距離と動力性能および室内スペースを持って、そのきになりさえすればファーストカーとして活躍させられるポテンシャルを持っているクルマであることは当ブログで何回か既報の通りですが、今度のi4は誰が見てもスタイリッシュで実用的なセダンになっていますよね。

個人的にはこのi4は大いにTESLAを意識した成り立ちなのでは無いかと思いますが、純粋にデザインも8GCに通じるものがあってかっこいいと思えますし、航続距離が600kmというのは十分以上の実用性を備えているとしかいいようがなく、驚異的です。

はっきり申し上げて、BMW以外にこんなクルマを作れるメーカーはTESLAをのぞいて他に無いのでは無いかと思っています。そう、日本車は大きく水をあけられたと考えざるを得ません。

こういう点でかなり衝撃的だったんです。当ブログでも何度かEVの可能性やそれに関する新技術というものをご紹介し、自分でもそうした未来を思い描けていたはずなのに、思ったより早くきてしまって、しかも他メーカーが手が届かない状態になっている、というのをまざまざと見せつけられました。

このi4にどの程度の新技術が搭載されているのでしょうか?もちろん、電池容量のアップのための方策はもちろんですが、非接触充電(もちろんクルマの走行ようのバッテリーの話であって、スマートフォンを充電するためのものではありません。)や急速充電(これもスマホのものとは訳が違って、給油と同程度の時間でほとんど満タンまで充電できる技術です。)が搭載されていれば鬼に金棒で、後はインフラさえ整えれば、感情的な部分を除いて、内燃機関はもういらないのでは無いかとさえ思えます。

その他にも。

アルピナのXD3もそうですが、早くも新型X4をベースにXD4まで発表してきたのも私にとってはサプライズでした。

4ドアクーペ化はSUVの分野でも進んでいまして、メルセデスはGCC/Eでそれぞれクーペを用意しています。BMWももちろん対応するモデルはそれぞれありますが、デビューからだいぶ日が経ち、新型の開発風景がスクープされるようになってきたX5/X6兄弟でこうしたメルセデスのラインアップに勝負を挑むのはちょっと酷です。そういう意味でX4というのは実は非常に重要であると思っていまして、こうしたX5/X6兄弟の穴を埋め、さらに顧客層としてはまたX5とは異なるX3をターゲットとする層を開拓していく役割もしばらくは持たなければいけないですからね。

日本ではXD3は限定台数でしか用意されませんでしたが、新型XD3/4はカタログモデルとして継続的に販売されるとなると・・・かなりな人気になりそうな気がします。特にXD4ですね。私がSUVを買うとしたらXD4の日本導入を待ちます。価格的に絶対に買えませんが。

いかがでしょう?ジュネーブショーのBMWの発表車のニュースを見て興奮と感心が入り乱れている私ですが、あなたはいかがですか?ですが実はちょっとテンションが下がり気味なのは、先にも書いたように日本メーカーが大きく水をあけられているのをまざまざと見せつけられたことにあります。

不安定に見えたEVへのシフトの動きは瞬く間に未来へ向かって固定化された道であるかのようになってきました。ドイツ車メーカーがこぞって驚くべき性能のEV/PHEVを開発しているだけという話もありますが、であればかなり早い段階からPHEV全盛だった日本はどうしていまここに食い込んで熾烈な競争をなし得ていないのか?どこでこんな差がついたのか?

そうしたもやもやが心に残りつつも、我らがBMWはこれからもスポーティと伊達にあふれたクルマ、すなわち「エモーショナル」なクルマ作りをこれからもしていくという意思表示を今回のモーターショーでもしてくれたのが何より嬉しいです。BMWはいつだって、どのクルマだって「エモーショナル」、姿形に動力源すら変わってもこうしたブレない軸を持つBMWから、益々目が離せません。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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1 個のコメント

  • キーは中国だと思いますよ。欧州は市場として中国への依存度がかなり高い為に中国政府が強力に推し進める電動化(EV,PHEV,FCV)にそれこそ死に物狂いに対応しようとしているわけです。
    実はここ数年で中国は世界最大のEV普及市場となっています。それまで一位だったアメリカをあっさりと抜き去っています。
    熾烈な大気汚染と世界でのモビリティの覇権獲得の為の国策です。
    自由主義社会ではそうそう急激には市場は動かないと思います。
    環境負荷低減のビークルとしてはHVも十分効果的だと思いますが、彼の国の国策の1つは日本の技術の締め出しもあるので、先の3種に絞っています。
    ですが、HVもFCVもEVの基本構造にエンジンや燃料電池周りの装備などが追加された物。全く違う技術というわけでもないですし、肝は電池です。
    トヨタとマツダが個体電池の開発会社を立ち上げているのはその辺りをわかっているからだと思います。表立っては見えませんが、しっかりとやる事はやっている筈です。
    油断は禁物ですが、それほど悲観する事も無いんじゃないかと思います。

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