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X2市販モデルの姿を捉えた!これは人気が出そうですね・・・

BMW

パリモーターショーで登場して一躍注目を集めたBMWのコンパクトSUVのクーペバージョン、X2の市販モデルの開発は順調に進んでいるようです。大人気になりそうですね。

まだ偽装は多いものの、カタチはだいぶわかります。

この記事でご覧になれます。

2017年に登場するBMW最小クーペSUV「X2」、市販モデルを激写!

clicccar 12/3(土) 15:33配信

clicccar.com(クリッカー)

BMWの最小SUVクーペとなる『X2』市販モデルの姿をカメラが捉えました。

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「X2」は2016年のパリモーターショーでコンセプトモデルが公開されていますが、その市販モデルと思われます。

BMWは、「X」シリーズの偶数ナンバーモデルをクーペSUVと位置づけており、「X2」は最小クロスオーバーSUV「X1」のクーペバージョンとなり、「UKL」プラットフォームおよび多くのメカニズムを共有します。

プロトタイプのディテールは不明ですが、ワイドに広がる新キドニーグリル、緩くラウンドするルーフラインはコンセプトモデルを彷彿させます。

兄貴分の「X4」や「X6」ほどルーフの傾斜がないのは、車幅がタイトな分、十分なヘッドルームを確保するためだと思われす。

パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ツインターボや、2リットル直列4気筒ツインターボなどがラインナップされ、実用性だけでなくデザインも重視されたスタイリッシュなSUVとなりそです。

ワールドプレミアは2017年初頭が予想されます。

(APOLLO)

このプロトタイプの画像と見比べると、より想像しやすいですよ。

BMW X2の画像

ボディのサイズは全く違いますが、横からみたプロファイルがアルファロメオ・ステルビオに似ていてかっこいいですね。

パワートレインは何が来るのか?

記事によると、エンジンはBMWお得意のモジュラーエンジン、3気筒1.5Lまたは4気筒2Lと書いてあります。4気筒はツインターボ?と書いてありますが、どうなのでしょう?現在のBMWのラインアップで4気筒2Lエンジンのツインターボはない・・・と記憶しているのですが。BMWが言うところのツイン「パワー」ターボですね。これはターボチャージャーが2つあるのではなく、低回転域のレスポンスをよくすることを狙った、シングルターボの技術であることはご存知の通りです。

そうは言ってもX2はスポーティなラインに属するので、新エンジンが載せられるのでしょうか?

発表当初はエンジンはこの二本立てでくるとしても、後々エンジンは追加されるでしょう。個人的には、PHVは必ず来ると思いますが、ディーゼルは日本には導入されないんでしょうね。

そして、一番の注目どころはフルEVが出るのかどうかだと思っています。最近、BMWはX3とMINIをベースにしたフルEVの企画を発表したばかりですし、ヨーロッパの潮流として内燃機関からの脱却を図る動きが出ているのは当ブログでも既報の通りです。

ヨーロッパの自動車メーカーは電気自動車に本気出してます。

となると、量販が見込めるクルマで、かつコンパクトで車重が軽く、SUVであるのでバッテリーを積むスペースもあり、EV化のベース車としてはうってつけだと思います。

もちろん、これは私の勝手な予想で、必ずしも出るとは限りませんよ。

これからの数年間に発表されるBMW車はのちにPHVやEVが加わるかも?!

これは覚悟しておいた方がいいでしょう。もはや「BMWは6気筒!」と言っていられない時代が来るのは目に見えています。

PHVなのかフルEVなのかわかりませんが、7シリーズに始まり5シリーズでも採用されたCLARプラットフォームによる大幅な軽量化は、短期的には燃費に効果を発揮し、長期的には電費に効果を発揮する上での基幹技術の一つなのでしょう。うーん、恐れ入りました。

X2、実は個人的にも気になっています。

X2にはまだCLARは採用されないでしょう。あくまでX1ベースの車ですので、構造まで変えて来ることはちょっと想像できません。

ですが、個人的にはこのX2、非常に気になる車です。X1のディーゼルに乗った時、ディーゼルだからと言うのではなく、クルマとして非常に出来がよく、全方位に隙がないコンパクトSUVであることを確認してからと言うもの、X1自体も気になっています。それをベースにしたスタイリッシュなクーペバージョン、気にならないわけがないですよね。

X1ディーゼルに試乗!〜完成度の高い、万能コンパクトSUV

お値段的にはX1よりも高くなってしまうのでしょうが、X2のPHVが出たら欲しくて仕方なくなりそうで今から困っています。まあ、まだX1でもPHVが出ていないのに気が早すぎますね。

これで「若者の車離れ」も止まらないかな・・・

スタイリッシュなコンパクトSUVでしかも燃費がいいとなると、顧客のターゲットは20代後半くらいから30代前半の層になって来ると思います。私はこの層に入っていませんね。いいんです。

そう、これが若者の車離れを止める一歩にならないかと私は期待しています。今の若者がクルマに対してあこがれを抱かないのは、「クルマがかっこいいものではないから」と言う原因が一番大きいと思っています。クルマを所有することへの憧れがないんですよね。

私の世代は、子供の頃はカウンタックにときめき、長じてからはR32GT-Rを熱い眼差しで眺め、NSXに驚愕した世代です。私の場合はここにE30のM3と、W201の190E 2.3-16/2.5-16のデッドヒートと言うのも加わりますが。

つまり、モロに「クルマってかっこいい!」と思って育った世代なんですよね。その前の世代の「いつかはクラウン」のような憧れ方ではないですが、間違いなくクルマを所有することへの憧れを持つような環境だったと思います。

今や日本車は「総お座敷ミニバン」化し、さらにHVと言うおまけまで付いています。こんなクルマばかりだと、「クルマは寛ぐところ」「燃費が悪いのは絶対悪」と言う価値観を刷り込まれ、「クルマでの移動なんて退屈するだけ」と言う文化になってしまうのはしょうがないですよね。運転を楽しむことは端から頭になくなってしまうわけです。

このX2、文句なくかっこいいと思いますし、X1の出来から考えてもいいクルマになると思います。若干メルセデスのGLAを意識しているような気がしないでもないですが、SACと称するSUVクーペ作りには一日の長を持つBMWの提案するコンパクトSAC、期待して待ちたいですね。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。