VWパサートヴァリアントとゴルフに試乗してきました!〜ゴルフ編

さて、前回はパサート・ヴァリアントの試乗のご報告のみで終わってしまいましたが、今回は引き続きゴルフの試乗のご報告をしたいと思います。

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前編:パサート・ヴァリアントの試乗記事はこちら

VWパサートヴァリアントとゴルフに試乗してきました!〜パサート・ヴァリアント編

2017.02.22

試乗車はゴルフTSI Highline Connect

パサートの試乗から戻って、パサートの周りをぐるぐる回りながら観察していると、セールスの方がささっとゴルフの試乗車を準備してくださいました。

ゴルフに乗るのは久しぶりです。いや、久しぶりどころか、学生の時の友人が購入した中古の2代目ゴルフのMT車以来。実質的に初めてといってもいいと思います。

とはいえ、私が学生の時に一緒につるんでモーターショーに、会期中に何度も行ったりしたクルマ好きの友人は私の他に二人いて、その二人がゴルフとジェッタに乗っていた(両方とも中古)ので、VWには実は結構馴染みが深いものを感じています。あ、ちなみに上記の友人のうち一人はジェミニ・ディーゼルで軽油凍結事件の時の友人です。

ディーゼル乗りの方はご注意!寒冷地では軽油が凍ります。

2016.11.04

私自身、一番最近VWに乗ったのは約5年ほど前になりますか、宅配業者さんがお隣さんの自転車を倒してしまって私のE90 323iの助手席ドアに大きな傷をつけた時に代車で提供されて以来です。なんとこの時の代車が驚きのビートル・カブリオ(笑)。これは私も笑うしかありませんでしたが、初めてのオープンでそれなりに楽しんだのを覚えています。

余談が過ぎました。早速ゴルフも荷室チェックです。

下手なセダンを凌ぐ広大な床面積ですね。容量は380Lとのことですが、やはりハッチバックということで使いやすそうです。

そして恒例のタイヤチェック。

これまたパサート・ヴァリアントと同じくかっこいいホイールを履いていますね。バイカラーです。タイヤサイズは225/45R17で、銘柄はブリジストンTURANZA001でした。これはメルセデスのCクラスに試乗した時と同じ銘柄ですね。

メルセデス・ベンツCクラス、試乗して来ちゃいました。そしてタイヤ調査にも進展が。

2016.11.26

あの時のCクラスの乗り心地と静粛性を考えると、結構期待できるかと、この時は思いました。

運転席はこんな感じです。中心部にアルカンタラがあしらわれていまして、なんだか本革シートよりも豪勢な雰囲気に見えます。

そしてまたポジションを大体合わせてからみた後席がこちら。

さすがにパサートと比べると狭いですね。パサートでは身長175cm(公称値)の私が乗り込んでも膝前に拳が縦に二つくらい入りましたが、ゴルフでは姿勢正しく座って手のひら1枚分といったところです。あ、どうでもいいですが私の手のひらは厚いので、想像されるよりは少し余裕があるかと思います。

運転席に乗り込むと、さすがに目の前にパサートのような眺めは広がっていませんでした。

ですが非常にシンプルで必要な情報をすぐに得られる表示ですよね。表示の内容は変更できますが、さすがにナビ表示にはなりません。それはそうですね。タコメーターとスピードメーターのリングがありますから。

そしてインパネはパサートと全く同じ。

非常にシンプルで好感が持てるのですが、エアコンのスイッチが下過ぎて遠いです。パサートでもそうでしたが、この辺が手足のリーチの長いドイツ人基準ですね。

では出発しましょう。

キビキビした動きが心地よい

パサートと全く同じルートで試乗できるので比較が容易です。

走り出してすぐに気づいたのが、身軽な動き!それはそうです。パサート・ヴァリアントと同じ1.4Lターボを搭載しているのですが、車重はパサート・ヴァリアントの1,510kgに対して1,240kg!と270kgも違うんです。しかもゴルフの方がホイールベースも短く、リアのオーバーハングも短いので、この1.4Lのダウンサイジングターボエンジンが2Lクラス以上に感じます。

そしてパサートと一番違うのは・・・乗り心地ではなく、室内の静粛性です。エンジン音の透過もさることながら、ロードノイズの侵入が大きいですね。乗り心地は若干リアがばたつきますが、直接的なショックは抑えられていて中々快適だっただけに惜しまれます。同じ銘柄を履いていたCクラス、しかもあちらはランフラットタイヤということを考えると、Cクラスの快適性にかけているコストというのは相当のものでしょうし、その努力は完全に実を結んでいると改めて感じました。さすがメルセデスですね。

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ですが、ハンドリングは非常にいいです。ここは不思議なのですが、テイストというか、いわゆる「乗り味」といった部分では非常にパサート・ヴァリアントに似通っているにもかかわらず、明らかに軽快感を感じるんです。ノーズの反応もよく、リアの追随性も素直で変な癖がありません。

これは私としてはかなり好感を持ちました。

気筒休止システム作動!

幹線道路を流れに乗って流している時、メーターパネルに出ている表示にふと目をやると、驚くべき表示が出ていました。運転中でしたので写真はありませんが、「2シリンダー作動中」(正確な文言を忘れちゃいました・・・)みたいな表示が時々出てくるんです。

正直に告白すると、私はVWに気筒休止システムが当されていることを知りませんでした。そこで慌てて隣に乗るセールスさんに伺うと・・・なんと、パサート・ヴァリアントにも搭載されているそうです。

全然気付きませんでした(汗)。

ゴルフの気筒休止システムも、私が全く気付かなかったパサート・ヴァリアント同様に非常にシームレスな動作をします。メーターパネルを見ていないと、作動していることには全く気付きません。まるで、330eでEV走行中にエンジンがかかる時くらいの自然な作動です。

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2016.04.24

これは高速道路でクルーズコントロールを作動さえている条件下では相当燃費の向上に寄与しそうですね。ゴルフのカタログ燃費はJC08モードで19.9km/Lを謳っていますが、高速燃費はもっと行くでしょう。ガソリンながら、単純な燃費だけで見ると我が愛車320dツーリングに匹敵すると思われます。逆に言えば、320dツーリングが1クラス下のゴルフと同等の燃費を誇っているということがスゴイのですが。

ゴルフはCセグメントのベンチマークであり続けるのか?

今回の試乗車はTSIでしたが、こんなおとなしいエンジンでもキビキビした動作などは好感が持てます。これはGTIが人気があるのも頷けますし、非常に楽しいクルマであろうことは容易に想像がつきます。私も是非GTIを試して見たくなりました。

ですが、ここでちょっと冷静に考えて見ますと・・・メルセデスのAクラスに乗ったことはありませんが、118dに乗った経験からすると、昨今のCセグメントの基準は大きく上がっていると感じます。118dの動力性能と、BMWファミリーに共通するFRならではの素直なハンドリングというのは非常にフィーリングがよく、このクラスでは貴重です。内装の質感もすでにモデル末期とはいえ1シリーズの方が圧倒的に「高級感」はあります。乗り心地もかなり上質感を感じるもので、タイヤのばたつきなどはありませんし、静粛性は段違いで118dが上です。

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2016.05.23

となると、もし私だったら118dを選ぶと思うのですが、やはりネックはお値段ですよね。極端に言えば、ゴルフは200万円台から購入できますが、1シリーズは300万円台からのみ。そう考えると、俄然ゴルフのメリットが光ってくるわけです。

Cセグメントというクラスには豪華さは求められません。乗り心地・静粛性といったものにも高いレベルは求められないでしょう。そういう意味では、価格とのバランスにおいて、Cセグメントに求められるものを最も如実に表現しているのが、今回試乗したゴルフの中核モデルであるTSIなのであり、BMW1シリーズは、プレミアムブランドらしい静粛性と運動性能を付加価値として付け加えたが故の高価格、ということになるかと思います。

展示車で興味があるクルマが。

まずは特別仕様車、Polo with Beats。

もっと横から取ればよかったです・・・。ですがこれ、beatsの音響システムと、非常におしゃれなホイールも履いていてお値段控えめの239.9万円。セールスさんも、「これはお買い得です。」とオススメしていました。個人的にはVWはやはり小型車作りに長けていると思っていますし、所有しているbeatsのヘッドフォンStudio Wirelessの音が澄んだ音で気に入っているのもあり、欲しくなってしまいました。

そしてもう一つ、ゴルフRのヴァリアントがあったので荷室を見て見ました。

あーもっと写真撮ってくるんでした(泣)。荷室はこのようにパサートに負けず劣らず広大で容量は605Lを確保しています。その代わりにリアオーバーハングが30cmほど延長されているので、先ほど私が感じたゴルフの軽快感は若干スポイルされてしまいそうですね。

終わりに

以前も当ブログで申し上げましたが、このように他メーカーのクルマを時に試乗しないと、BMWがいいのか悪いのかの判断もつかなくなってきます。

試乗の帰り、VWと違った低い座面に閉口しつつも320dツーリングに乗り込んで見ると、適度にタイトな空間が広がっていました。この囲まれ感、このタイト感がBMWの運転席。そしてやっぱり落ち着きます。ここで初めて気がつきました。VWは座面が高くて乗り込みやすいですし、視界もすごく広いです。ですがその割にドアミラーが小さかったりと若干ちぐはぐな部分も見受けられ、運転環境全部をトータルで考えてプロデュースしていないような気がします。でも、やっぱりBMWのルームミラーは邪魔ですね(笑)。VWはアウディと同じ、フチなしルームミラーでしたので余計にそう感じます。

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2016.11.27

そして帰路について見ると、キビキビ感は若干ゴルフに劣るものの、意思通りに反応する車体の動き、路駐車両を避けて走るために車線内でわずかにラインを変えたいと思う私の意思にもきちんと思う通りの反応を返すBMWのハンドリングに「やっぱりいいなあ」と、初めてE90の320iを試乗した時と同じ感銘を受けつつ帰ってきました。

不思議です。パサート・ヴァリアントに試乗した後は「これいいな!」ゴルフに乗れば「これはかなりいいな!」と思い、欲しい!とまで感じたのに後味で残っていないんですよね。ですが、それがVWの良いところなのかもしれません。普段の生活を邪魔しすぎず、移動手段として忠実に任務を全うする。あの、VWの真面目な優等生ぶりからすると、そのくらいの距離感がVWとのいい付き合い方なのかもしれません。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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8 件のコメント

  • ゴルフも欲しい車の1台でした。何か間違っていたら、購入していたことでしょう。
    ゴルフヴァリアントを契約寸前まで、見積りだしてもらって、あきらめたことはあります。笑
    車って、面白いですね。BMWをなぜ、買ったのか?今思うと、不思議なぐらいです。
    pontaさんのブログもBMWを購入していないと、見ても、いないでしょうし・・・笑
    思い切って、BMWを購入して、流れは良い意味でかわったとは思いますので、行動するものです。
    今後、自分で乗る車は何になるのか、楽しみですし、pontaさんの次期車も楽しみです。

    • bmwpopo様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      ゴルフはやはり名車ですね。これがCセグメントの直球ど真ん中だ!という感じでした。そして、ゴルフを軸として1シリーズを改めて思い返してみると、これはもうプレミアムブランドたるBMWが矜持を持って送り出したというほかはない出来の良さだったと思います。お値段以外では、私の中ではゴルフに優っています。

      ゴルフ・ヴァリアントから急転直下、320dツーリングに決定されたんですね。そのおかげで私も今スタッドレスを履けていて冬にどこにでも行けるようになったわけですし、こうしていつも楽しいコメントをいただけているわけですから、その時に決断されたbmwpopo様に感謝しなければいけません。

      私の次期クルマは・・・どうなるんでしょうね?だいぶ先の話としてしか今の所は認識していません。それくらい320dツーリングが気に入っています。それでも最初に揺らぐとしたら・・・次期3シリーズ発表・試乗というところでしょうか?今度は多分、5シリーズと同じく最初から320dをラインアップしてくるでしょうからね。でも、モデルライフの途中でフルEVも出てきそうで、それはそれで揺らぐでしょう。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • 連日の記事で、一瞬「あれ? このブログってVWがテーマだっけ? 」なんて・・・(笑)
     冗談はさておき、トップの写真がパサートのそれと同じ写真と思うくらい共通イメージなのがいかにもVW(というか、ドイツ車)だなあと。プレミアブランドでなくとも、しつかりメーカーとしてのアイデンティティを持っているのを感じます。
     さてさて、肝心のゴルフですが、町中で走っているのを見ると、モデル世代にかかわらずいいなあと思ってしまいます。サイズ感、モデルとしてのまとまりなどなど、日本の道路事情を考えるとすごく魅力的に思ったりします。昔々、小生も事情でセカンドカーが必要になり、中古のゴルフⅡを使ったことがあります。音や振動などは別にして、何ともしっかりしたボディの囲まれ感に安心感を覚えていました。
     そのゴルフが、時代が変わっても、常にCセグメントの中心にい続けていることが素晴らしいと思います。昨日書いたTouranのほかにも、Alltrackもあるし、バリエーションもいろいろあって楽しいですよね。pontaさんおっしゃるとおり、まさしく生真面目なメーカーだけに、安全に走るための装備や性能は有しているものの・・・という車ですが、それこそがVWの真骨頂なのかなと。VWを基準に、BMWやMercedes、さらにはAudiなどがそれぞれの個性や色気(あえてこう書きます)を出している。そういう立ち位置がしっかりと確立されているのかと。
     トピずれになりますが、翻って日本で考えると、どうでしょう・・・って。

    • 桂様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      3シリーズはDセグメントのベンチマークと言われていますが、他のDセグメントやCセグメントのベンチマークがどんなものなのかを感じることによって、何か見えてくることもあるかなーと軽い気持ちで試乗しに行ったのですが・・・確かに一見するとVW大好きブログに見えますね(笑)。

      やっぱりゴルフはいいクルマでした。Cセグメントのど真ん中に立っているんだというプライドと、だからこそできる顧客のみならず他メーカーにまで提案する先進性とが最近のVWの最大の魅力ですよね。

      この試乗以来、街中でもパサート・ヴァリアントやゴルフに目が入ってしまいますが、もう一つVWの美点は「現行モデルでなくても古く見えない」ことです。最新型がローンチされるとその前のモデルが一気に古く見えてしまう日本車が多いですが、こうしたところもVWの生真面目さ・素晴らしさですよね。私はデザインおことはわかりませんが、何か普遍的なモチーフが使われているのでしょうか?BMWもそうですが、昔の同車種からのヘリテイジ的なモチーフが入っているとそう見えるのでしょうか?何れにしても、長く乗ってもいつまでも実直に要求に応えてくれそうだなと思います。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • レヴァンテ ディーゼルは、同車初のディーゼルエンジン搭載グレードであり、パワープラントはマセラティとVMモトーリ社が共同開発した3リッターV6ディーゼルターボエンジンと8段ATの組み合わせとなる。同エンジンには最大システム圧が2000barのコモンレール式筒内燃料噴射システムや、マルチインジェクションシステム、可変ノズルタービンを備えた可変ジオメトリーターボチャージャーなどの技術が採用されており、レヴァンテSを上回る61.2kgm(600Nm)/2000-2600rpmという最大トルクを発生(オーバーブースト時)。最高出力は275psで、0-100km/h加速は6.9秒、最高速は230km/hと公称されている。
    一方で、アイドリングストップ機構を採用するなど環境性能についても配慮がなされており、欧州複合モードにおける燃費は7.2リッター/100km(約13.9km/リッター)とされている。

    pontaさんにピッタリ!!

    • bmwpopo様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      レヴァンテ、かっこよくて憧れますよ。ガソリンモデルは左ハンドルしかないのでちょっと・・・ですが、ディーゼルはどうやら右ハンドルらしいので。

      ですが、お値段ですよ、お値段!肝心のお値段が書いていないじゃないですか!それが最大の「超えられない壁」なんです。

      でもいつか試乗してみたいですね。
      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

  • VWはゴルフIIIの頃結構本気で欲しかったですね。
    ゴルフIVとE46が時期的に被っていると思いますが、ゴルフには行かずに無理してBMWを買ってしまったので縁が無かったです。
    ゴルフもいい車なのは承知していますが、そこは少し捻くれた私ですから、ゴルフやパサートより、シロッコやCCに目が行ってしまいます。
    さりとてそれらを買うならBMWの方が…となってしまい、結局ご縁がないままです。

    • あっきろ様

      いつもコメントいただきありがとうございます!

      あっきろ様も虜にしていたとは・・・ゴルフはすごいですね。シロッコ!かっこいいですね。ですがどうしても私にはシロッコというとパプテマス様の方が先に思い浮かんでしまって・・・若年の頃の刷り込みというのは怖いです。

      今ではすっかりBMW乗りになってらっしゃいますが、後悔は・・・もちろんされていませんよね?(笑)。

      では、またのコメント楽しみにお待ちしております!

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