BMWがフルサイズSUVを開発しているのは知っていました。しかも9月のフランクフルトショーで発表されるクルマで「X7」という名前になることも知っていました。ですが・・・これは結構衝撃的です。もしかしてフランクフルトショーでの「サプライズ」って、このことなのでしょうか?!
X7スパイフォト
この時期に撮影されたスパイフォトなので限りなく市販型に近いはずですが・・・以下の記事をご覧ください。
2017.8.14
イカリングではない!BMWの最高級SUV「X7」、次世代LED灯し最終テスト
BMWの次世代フラッグシップ・クロスオーバーSUV『X7』プロトタイプが、市販型に採用されると見られる、フルLEDヘッドライトを装着し初めて姿を見せた。
9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアが予想されるX7。徐々にそのディティールが明らかになりつつある。大型キドニーグリル、大径エアダクトなど、その存在感はライバルとなるメルセデスベンツ『GLS』や『レンジローバー』に引けを取らないデザインだ。
X7のボディの基盤となるのは、『5シリーズ』や『7シリーズ』で採用されている「CLAR」モジュラープラットフォームの拡張版。BMWは基本的に『3シリーズ』以上のモデルでこの「CLAR」を起用することを計画しているという。
エクステリアを正面から見ると、既存の『X3』や『X5』とは異なるデザイン言語で構築されていることがわかる。同じくこれから登場する『X2』との共通性あるフロントマスクとなるだろう。
パワートレインは直列6気筒、及びV型8気筒は確定的で、V型12気筒やプラグインハイブリッドモデルのラインナップも予想される。シートレイアウトは3列7人乗りの他、2列4人乗りの超贅沢仕様の設定も噂されている。
X7は、米スパータンバーグ工場にて2018年から生産される予定だ。
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(レスポンス 子俣有司@Spyder7)
この記事、さりげなくこれからのBMWの新型車のプラットフォームの情報なども盛り込んでいる量記事だと思いますが、それだけに信頼性もあるのですが・・・ええっ?!ちょっと待ってちょっと待って!というようなことが書いてありますよね。
イカリングエンジェルリングじゃなくなる・・・本当でしょうか?!
何度も言いますが、エンジェルリングはBMWのアイデンティティ「丸目4灯」を際立たせるアイテム
これは当ブログの中でも以前紹介しました。「丸目4灯」はキドニーグリルとともに、長きに渡ってBMWのデザインアイコンとして活躍してきたアイテムです。
今更感もあるのですが、「BMWといえば〇〇」というデザイン上の特徴ってありますよね?有名どころもありますが、それも含めて私なりの考察をしていきたいと思います。 やっぱりキドニーグリル。 これはもう、誰でも一番最初に上がりますよね。 かなり[…]
これはBMWオーナーに限らず、世の中全ての方に認知されている、BMWの特徴であると思います。逆に言えば、丸目4灯のクルマをデザインすればそれだけでBMWに似てしまう、というくらいです。
であればこそ、エンジェルリングがスモールライトとして機能するようになった時も、それ以前のモデルでも同様にエンジェルリングを光らせるようなキットがアフターマーケットで流行りましたし、DRL(デイタイム・ランニング・ライト)を有効化するコーディングが人気になったりしたわけです(私もですが)。
既にCarly for BMWによるDRL 有効化を諦めて、ディーラーでのプログラムアップデートの道を選択した私ですが、今日、ふと見るとCarlyからメールが来ていました。内容はというと・・・ うん?誰から?このメール。 そのメールには[…]
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、BMWのエンジェルリングを使用したDRLが認可され、2017/04以降の新車はデイタイム・ランニング・ライトが有効化されています。このアップデートを我が愛車に施工してみました。結果は見事!成功です。[…]
これは・・・もし本当になくなるとしたら、って引用記事の写真を見る限りどうも本当のようですが、結構大転換ですよね。
変わり続けるのは賛成ですが。
例えばメルセデスは、今やすっかり昔の面影はなくなっています。でも、誰がみても「メルセデス」とわかる不思議。これこそ変革に変革を重ねてもアイデンティティが確立している好例だと思っています。同様に、アウディもそうですね。まあ、アウディはそれほど変わっているようには感じませんが、どうも日本車はこういう点でちょっと分が悪いように思います。スバル・マツダは最近どの車種を誰がみてもわかるようなデザインになっていますが、レクサスは正直申し上げて今ひとつデザインに一貫性が感じられません。
ですので、BMWがエンジェルリングを廃止して新しい方向に足を踏み出したのは、1ファンとしては興味深く見守りたいですし、その方向性に異を唱えるものではありません。それが、より良いBMWデザインに繋がっていくものでありさえすれば。
でもでも。
やっぱりすごく惜しい気がします。
以前も当ブログの記事で申し上げましたが、このDRLやスモールライトでエンジェルリングを光らせるアイデアは、BMWの特徴を際立たせるアイテムとして非常に気に入ってました。実はE90からF30に乗り換えた時、E90ではハロゲンの黄色い光だったエンジェルリングのスモールライトがF30ではLEDの白っぽい光になってしまうことで、HIDのメインライトとどうかして目立たなくなってしまうのではないか、と密かに心配したものです。もちろん、心配は杞憂に終わったのはご存知の通りですが、私はそれほどにこのエンジェルリングが気に入っていました。
でも、実はそうはいってもこのエンジェルリング、歴史は実に浅いですよね。私の記憶ではE39の後期型からだったと記憶していますが・・・2000年ですか?もし間違っていたらご指摘ください(笑)。
もしかして、「フランクフルトショーでのサプライズ」って、これ?
以前ご紹介した記事で、BMWがフランフルトショーでサプライズを発表するとご紹介した記事を書きました。
初めて見た時はなんとも漠然とした発表だな、と思いました。これで興味を抱く人なんているのかな?と。ですが、今日のニュースを見た途端、「もしかしてコレのこと?」と思ったことがあったのでご報告します。 お膝元のモーターショーで何もないとは考えに[…]
この記事で読者様のから、「キドニーグリルがなくなるとか?!」というコメントを冗談交じりにいただきましたが、それが現実になってしまったかのような衝撃ですよね。
もう、私はどんなサプライズがあってもこれ以上には驚きません。驚かないと思います。驚かないんじゃないですかね?
段々自信を失っていますが(笑)、あなたはいかがですか?やはり、エンジェルリングがなくなるのは衝撃ではありませんか?
では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。