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BMWの新型1シリーズがカッコいい!これは3シリーズも期待できますね。

まだ予想の段階ですが、新型1シリーズのデザインが紹介されている記事を見つけました!新世代BMWらしい顔つきでかなりカッコいいです。これを見て思ったのが、「3シリーズも期待できるかも!でも1シリーズもいいな。」ということでした。

新型1シリーズ大胆予想

ご紹介したいのは以下の記事です。

2018.1.20

これがBMW 1シリーズ 次期型だ!発表は年内、新デザインを大予想

BMWのエントリーハッチバック『1シリーズ』次期型のレンダリングCGを入手した。新型では、3ドアモデルを廃し、5ドアモデルのみとなることが噂されているが、これまでで最もスポーティーなエクステリアを意識したデザインとなりそうだ。

次期型のプラットフォームには、『X1』などと同様の「UKL」を採用。ホイールベースが約10cm延長されると見られている。これまでのFRから居住空間重視のFFへと変更されるが、アグレッシブなエアスプリッター付きベンチレーションや薄くシャープなヘッドライトにより、歴代で最もアグレッシブなフロントデザインに期待出来そうだ。

パワートレインは、1.5リットル直列3気筒エンジンと2リットル直列4気筒エンジンをラインアップ。前者は140ps、後者は195ps程度へ馬力アップが予想される。

その上には、高性能『M140i』が設定されるだろう。直列6気筒から新開発2リットル直列4気筒ターボエンジンとなり、最高出力は400ps程度となる。

ワールドプレミアは2018年3月とも予想されていたが、10月のパリモーターショーの線が濃厚だ。

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(レスポンス 子俣有司@Spyder7)

いかがですか、この精悍な顔つき!現行F20初期型はヘッドライト周りのデザインが不評だったこともあり、今度は最初からハンサム系の顔つきでせめてくるようですね。個人的には大歓迎です。

M140iはホットハッチと言えるのか?

1シリーズといえば、次期型ではFF化されることが確実視されており、引用記事でもそのことに触れています。ですがFRにこだわりをもつ方以外には特に悲観するようなことではないと思っていまして、FF用の新世代プラットフォーム「UKL」を使用してコード番号もG系へ移行することから、現行F20からは大幅な進化が望めます。

その一つが居住性。引用記事でも書かれていますが、ホイールベースを10mm延長し、かつFF化するということで室内空間は大幅にアップすることが期待できますね。

その引き換えに、BMWらしい「切り詰めたオーバーハング」がなくなるのではないかと気にする方もいらっしゃるでしょうが、カモフラージュされた車両の写真を見る限りそういうこともない様です。もっとも、現在ではアウディがもっとも顕著ですが、FFでもフロントオーバーハングを切り詰めているクルマも多く、今までの様にFFの長いオーバーハングを気にすることはなさそうです。実は個人的にはFRといえば素直なハンドリングに加えて、この「切り詰められたオーバーハング」を取れることがメリットだと思っていたので、このくらいのデザインで、さらにハンドリングさえ良ければ特に私が選ぶ上では問題にならず、むしろコンパクト痛快、かつ実用性に優れたハッチバックといういことで俄然魅力的に見えてきます。

となると、私と同じくらいの世代の方の頭に必ず浮かぶと思われるのが「ホットハッチ」というジャンルです。一時期、VTECを搭載したホンダ・シビックやプジョー205GTI、VWゴルフGTIなどといった、コンパクトハッチで痛快な車を「ホットハッチ」と呼んで、しかも花盛りのジャンルでしたよね。まだ当時BMWなんて憧れの目で見ているしかなかった学生の私にとっては、いかにして社会人になってからこうした痛快な車を中古で手に入れるかを妄想したものでした。

1シリーズはセグメントとしてはCセグメントに所属する形になっており、ベンチマークたるVWゴルフの牙城に挑んでいます。F20ではクラス唯一のFRで、BMWらしい前後50:50の重量配分からくるハンドリングをもつのが1シリーズの強みでした。

では、今後FF化されてゴルフと全く同じ土俵に乗った1シリーズは何を強みとしていくのでしょうか?

その答えのヒントは、先行してFF化されているX1にヒントがある様に思います。かつてX1に試乗した時に感じたのですが、FFベースだからと言って、アウディの様に外側にはらむ事なく、まるでFR化の様な「これぞBMW」のハンドリングを実現している事でした。

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これは当たり前のことの様に思われるかもしれませんが、すごいことだと思っています。駆動方式が違うというだけで、クルマって何から何まで違ってくると思うんです。X1試乗記事でコメンテーターさんがご指摘されている様に、ステアリングポストの角度まで違ってきます。

こういう中で、典型的BMWのハンドリングを実現するというのは、本当に強いこだわりがあり、かつそれを実現できる高い技術力があるメーカーならではと思います。こんな芸当ができるのは、自動車メーカー数多しと雖も、今の所はBMWとメルセデスくらいではないでしょうか?メルセデスのFFには乗ったことがないので確信を持って申し上げられないのですが、あのメルセデスならそのくらいはやってくると思っています。

要するに、私は新型1シリーズの動的性能に関しては、FF化されたからといって全く悲観していないということを申し上げたいんです。それこそ、ホットモデルたるM140iにはxDriveを導入すればトラクションだって万全になるわけですから。

懸念点は一つだけ。動的性能がいいとはいっても、かつて私が憧れた「ホットハッチ」足り得るのか?という点です。

ボディサイズは大きくなってくるでしょうが、それは本質的な問題ではないと思っています。「ホットハッチ」に求められるのは、ややアンダーパワーながらも高回転まで回りたがるエンジンと、軽量コンパクトなボディを生かしてキビキビと走り、「街のミズスマシ(こんなキャッチコピーのクルマ、ありませんでしたっけ?)」の様なイメージです。

「軽量」に関しては、新型プラットフォームですので実際にも軽量でしょうし、ハンドリングの味付けで軽快感を出すことはいくらでも可能ですので、あまり懸念することはないでしょう。ただ、まずはエンジンに関しては、ご高承の通りモジュール化されたエンジン、すなわちダウンサイジングコンセプトの過給機付きですので、7,000とか8,000という高回転は望めないはずです。

そしてもう一点「コンパクト」というのもちょっと満たさなそうではありますね。現行F20くらいであればなんとかなりそうですが、FF化してホイールベースを10mm伸ばしているくらいですから、全長が延長されないとは到底思えません。現行F20なら全長が4,300mm強ですので十分コンパクトと言えますが、新型でどこまで肥大化してくるか、個人的には注目しています。

そういうわけで、1シリーズはいわゆる昔ながらのホットハッチというクルマとはちょっと違うものになりそうだというのが私の予想です。ですが、これが私の期待に外れているかというと実はそうでもないんですよね。

きっと、BMWとしては打倒ゴルフの直接のライバルはMINIに任せているのではないかと思います。BMWブランドということでやはり1シリーズの方が適任なのではないかと思いますが、1シリーズはBMWブランドたるに相応しいプレミアム感を前面に押し出してくるのではないか、と。

これ、実はメルセデスが現行Aクラスでやっていることとカブりますね。メルセデスの真似をするなということではありませんが、次期1シリーズとメルセデスAクラスで「プレミアムCセグメント」というべきクラスでも形成するのではないか、というのが個人的には予想しているところなんですね。

むしろ、こちらに期待したいです。私の様な古い考えを打ち破ってくれる提案を心の底から期待しています。

発表予定時期は遅れちゃいましたね。

やっぱりというかなんというか、流石に3月は無理だろうと思っていました(笑)。1シリーズと3シリーズは今回G系から駆動方式こそ異なれど、やはり今までと同じ様にクラス的には5シリーズの属するEセグメントと大きく分けてくるので、1シリーズの新型で3シリーズの行方が多少想像できるのかと思いましたが、その楽しみもちょっと先延ばしになりました。

それでもこれからは3シリーズだけでなく、Cセグメントも刮目してみるべきクルマが多く出てきていると思いますし、これからも注目すべきセグメントだと思います。今までVWゴルフが絶対王者として君臨していましたが、恐れを抱かず、ゴルフよりもプレミアム感を出して市場に食い込んでくるAクラス、1シリーズのほか、アルファのジュリエッタやプジョー308、DS3などなど、各メーカーが個性的な面白いクルマを出してもっとも充実していますからね。まさに百花繚乱という感じです。

将来的にこのクラスのクルマが電動化されたら本当に強いと思います。あ、強いというのは、商品力があるクルマができる、という意味です。軽量なので航続可能距離も長いですしね。

1シリーズが発表されるまではデトロイトでようやく正式発表されたX2でも眺めてニヤニヤしながら待つとしますか。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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