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雪でライトが見えなくなる・・・解決法を考えてみました。

現代のクルマの多くが、ライトには省電力化つ明るいLEDライトやHIDライトを装備していますが、こうしたライトは従来のハロゲンライトに比べて暑くならないので降雪時にはクルマのライトに雪がついて全く見えなくなってしまいます。私も体験したので、解決方法を考えてみました。

LEDライトの普及に伴って表面化した問題。

当ブログの読者様でも、後期型のF31(LEDライト装備、ヘッドライトウォッシャーなし)で降雪時に高速道路を走った際に、ライトカバー全面が雪に覆われてライトが役に立たなくなって怖い思いをした、という体験談をお寄せくださった方がいらっしゃいます。

ネットでちょっと検索してみると・・・出るわ出るわ、同じような悩みを持っていらっしゃる方が大勢いるようで、いろいろなところで議論されていました。

突然ですが、LEDライトってかっこいいですよね。元々HIDライトがまずは高級車に装備されて流行り出した時に、そのクールは青白い色が高級感があるということで、ハロゲンでも色温度の高い、青白いバルブに変更するカスタムがは足りました。かくいう私も、当時乗っていたスバル・インプレッサのヘッドライトバルブを色温度の高い、青白いバルブに変えていました。

そしてヘッドライトはさらに進化し、今ではLEDライトが主流になりつつあります。LEDライトは、「暗い」「光が広がらないから広い範囲を照らさない」など、最初のうちは欠点が論われましたが、やはりその省電力性能が故に、バッテリーを少しでも無駄遣いしたくないHVやPHVに対する需要が高かったことから、欠点を解消すべく改良が重ねられて、今ではほぼ克服されてきています。

BMWでも最近売り出される新型車は、SEなどの一部の特殊なグレードを除いて、LEDライトが標準装備になっていますよね。それどころか、フォグライトまでもLED化されています。

LEDは弱い電流でも明るく点灯し、白熱球よりも圧倒的に寿命が長いのが利点です。ですので、発熱量が少ないと言われています。これはちょっと個人的には疑問がありまして・・・まあ、後ほど申し上げます。

雪国にLEDライトは向かない?!

これは・・・自動車メーカーもなぜ気づかないのか、あるいは知っていて我々ユーザーに「こういう白い光が好きなんでしょ?LEDじゃなきゃ高級感がないって思っているんでしょ?」とバカにされているのかわかりませんが、だいぶ前から話題になっている雪国での信号の状況を見れば、冬季にどういう問題が起きるのかは一目瞭然ですよね。大体、1970年代〜1980年代のメルセデスのテールライトがデコボコしているのは、走行中に巻き上げた泥や雪がついて見えなくならないようにするためにあのような形をしていたと聞いているので、自動車メーカーだってテールライトやヘッドライトが見えなくなる危険性は重々承知しているはずです。

当ブログをお読みの方はご存知かと思いますが、その省電力性能とと長寿命を買われて、信号はどんどんLEDになっていっています。ところが、雪国ではこれが冬に大問題を引き起こすんですね。

今までの白熱球の信号は、省電力でない割に逆光などでは見えにくくなるなどの欠点があり、LEDは鮮やかにこの点を解決しました。ですが、冬になると、降雪地域では雪が信号に付着して全く見えなくなるという現象が起こっています。

対策として、ちょっと下に傾けてフラットな信号機を取り付けることで雪を付着しにくくするといったような試みがされていますが、根本的には解決していません。こうなると、白熱球の発熱が欲しくなってきます。

これと全く同じことがクルマのLEDライトでも起こります。いえ、HIDライトも発熱量が不十分なようで、私の愛車、前期型の320dツーリングも、ライトカバーに雪がびっしりとついて氷結してしまいました。

手で払えば簡単に落ちそうに見えますでしょう?ですがこれ、がっちり氷ついていて、多分スクレイパーかなんかでガリガリやらないと取れません。

幸い前期型はフォグライトが旧態依然とした(?!)ハロゲンですので、こちらの光を頼りにはできるのですが、光量はメインライトに大きく劣ります。

そして、ヘッドライトウォッシャーに不凍液を入れていなかったためにあっさり凍りついて出なくなったのは、この時の記事でご報告した通りです。

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さて、対策はどうすればいいかな?

まだ試していないのですが、思考実験をしてみました。

ウォッシャー液は不凍液にする

まあ、これはヘッドライトの氷結問題に限らず、基本中の基本ですよね。お恥ずかしい限りです。

しかも、雪が降っていなくても、雪が溶けかかっている道などを走ると、細かい水しぶきに泥が混じります。高速道路で隣をトラックなどが走り抜けたら、頭からたっぷりとこの泥水をかぶり、窓一面に泥水がつきますので、ウィンドウウォッシャーとして考えても必須でしょう。

ですがウォッシャー液の不凍液って、あくまで原液の状態でマイナス何十度といった気温でも凍らないようになっています。ですので、最初に吹き出した時はいいのですが、だんだん雪や跳ねた水で薄まってきますと・・・不凍液でも凍ってしまうようです。

ですので、効果は大きいとは思いますが、決定打とはなり得ない気がします。

マメにお湯をかける

先ほども申し上げた通り、凍りついてしまうと手では落とせません。

となるとお湯でもかけるしかないですよね。ガリガリやって傷をつけたくはありませんし。ですので、水筒にお湯(といってもせいぜいお風呂の温度くらい、40度〜45度くらいですかね)を入れて持っていき、たまに停止した好きに外に出てかけて解氷する、というのは一つ方法としては考えられます。

ただこれも、流したお湯があまりに外気温が低いと凍りますよね。そこに雪がついて凍りついて・・・とイタチごっこの様相を呈しそうです。

解氷スプレーをプシュー!

お湯ではなくて、解氷スプレーをかけるという手がありますね。そちらの方があっという間に解氷できて、しかも手軽です。

こういうやつですね。ただ、こうした解氷スプレーの口コミを見ると、「結局は油なので、ドロドロになる」という意見もありますので、使いすぎると面倒なことになりそうです。

ヘッドライトカバーを温める

これは大掛かりな細工が必要のようですが、そうでもないのではないかと思っています。

チェーンのカー用品店に行くと、ヘッドライトのLEDバルブが売っていますが、ご覧になったことはありますでしょうか?

よく見ると、どれも根元の方に放熱板がついているんです。

つまり、LEDって実は結構発熱しているんじゃないか?その熱で熱暴走しないように放熱しているんだったら、その熱をヘッドライトカバーを温める方向に使ったらどうか?と思うんです。

じゃあどうするかというと・・やっぱりDIYでは難しそうですね。夏はどうするのか?という問題もありますし。

ですが、メーカーレベルではできそうな気がします。これから出る新型車ではなんとかそのような対策をしてくれないでしょうか?

そもそも雪や氷が着かない様にはできないのか?

このように、事後では中々決定的な対策になるものがありません。

じゃあ、そもそも最初から雪がライトにつかないようにできないか?と考えました。となると、先にあげた信号における対策が参考になるのですが、先ほども申し上げたように中々画期的なものはありません。が、諦めずに探していたら・・・一つ発見しました。

ロータス効果

これだけ見ると、例えこの言葉をご存知でも、当ブログをお読みの方はほぼ100%このロータスを思い浮かべると思います(笑)。

いえいえ、そっちではなく、蓮(ロータス)の葉がなぜ水を弾くのか?という研究から生まれたナノテクノロジーです。

ロータス効果

詳しくはリンクで見ていただきたいのですが、これを信号の氷結対策にと提案した高校生がいて、京都大学と共同で研究中なんだそうです。

雪国の信号機 ヨーグルトのふたヒントに研究

なるほど。となると、ロータス効果を使用した撥水剤があればバッチリそうですね。と、検索してみたら、ありました。

さすがに早いですね、SOFT99さんは。早速購入しておきました。ちなみに、SOFT99さんのブログで撥水効果の検証をしています。

超撥水性能を体感してみました!『ガラコミラーコートZERO』!!

2017/1/21追記:早速試してみた結果をアップしております!ぜひご覧ください。

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合わせ技で対策がいいかも。

いかがでしたでしょうか?まだ効果のほどはわかりませんが、ロータス効果を利用した付着防止と、ヘッドライトウォッシャーまたはお湯持参、という合わせ技が今の所最強なのではないでしょうか?

うまくいけば、ロータス効果だけでなんとかなる可能性もありますしね。

さて、私がこの効果を試すことができるのはいつのなることやら・・・大体、なんで東京なんて雪がほとんど降らないところに住んでいるのに一生懸命雪対策してるんだ?!という感じですよね。いいんです。だって面白いんです。

では、今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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